小学校教諭・講師になる学生へ「春休み・新学期」基本的なこと


4月から小学校現場で働くみなさんへ、おおまかな新学期・日程です。持ち物は教育実習と似ていますが・・・「お守り」代わりに、お読みください。仕事の内容・順序・日数は学校によって大きく異なりますので、ざっくりと紹介します。私の専門が小学校(教員歴25年)の教職課程ということもあり、保育園・幼稚園・こども園などで働く卒業生のみなさん向けには、書いていない(私自身に書ける実践・経験がない)のでm_ _m。なお、食物アレルギーに関しては給食の配膳等に細心の注意が必要…職場の同僚に詳細を教えてもらいましょう。


【持ち物を事前に確認しましょう】

・上ぐつ(置き場所あり)

・体育館シューズ(上ぐつと兼用か要確認:置き場所あり)

・運動ぐつ(運動場での体育指導用:置き場所あり)

・ぼうし(運動場での体育指導用、下校付き添い用)

・水筒(1㍑~1,5㍑=職員室に戻れない時間帯の水分補給)

・マイぞうきん(掃除指導用)

・エプロン・マスク・バンダナ(給食指導用)

・はし箱(給食用のはし・スプーン:献立表でスプーンも確認)

・はみがきセット・コップ(給食後のはみがき指導用)

・マグカップ(職員室用必需品→水筒がメインの学校も)

・タオル(汗ふき用)

・運動のできる服装上下(着替え上下も)

・ハンガー(更衣室のロッカー用)

・筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン[黒・赤]、定規など)                                   (子どもの前ではシャーペンは使わない。学年主任に要確認)

・印鑑(毎朝、出勤簿に押す認印→PC出退勤の学校もあり)

・メモをとる手帳を1冊用意しておくといいでしょう。

雨具・ウィンドブレーカー(登下校指導・下校付き添いなどに必要)。

※ソフトペン(採点ペン)赤(インクカートリッジやチップ=ペン先の予備も必需品-標準タイプが使いやすい。スケルトンタイプは、キャップがねじ式で面倒)

・指示された各種書類(備品のデジカメの○×を要確認、個人のUSBメモリーは使えないかも)

・その他(給食で机の上に敷くナフキンを持参する学校もあり)


【小学校「春休みは超忙しいのが普通です」】は1日目~は5日目


着任式(市町村教委)、職員会議(担任発表)、校区案内(春休み中にしてもらえたらラッキー)

職員会議(校務分掌発表・年間計画・日課表)(時間割・掃除分担場所の割り振り)

職員会議(時間割・掃除分担場所の再調整がある場合も)、担当する学級や主任や地区の引き継ぎ(給食の食物アレルギーに関する引き継ぎはとても大切:1人ひとりのアレルギーの有無、何と何のアレルゲンがどの子か

学級事務(時間割・朝の会・帰りの会・掃除分担・給食当番分担、当番の仕事、朝自習、名前シールなどなど。子どもが朝に各種提出物を出すところ:大中小→学年主任に相談)

午前:入学式前日準備(登校する新6年生と一緒に作業かな)

午後:(新6年生下校後)担任する教室の準備(ロッカー・フック・机・イス等の名前シール貼り、昇降口下駄箱の名前シール貼りは学年主任と一緒に:気になって見に来る子もいるから昇降口の鍵は開けない)

土・日(学期始めの教室の準備で、休日出勤する担任もいるかも…どうぞ健康第一で)

の最後に余裕があれば、子どもたちへのメッセージを板書(担任名は秘密)。養護教諭に子どもたちの身長をメモさせてもらい、児童机の配置(名簿順)に生かすと、あとあと楽です(1学期が始まり、時間のかかる机の高さ調節作業を減らすため)。


あいさつ(校長・教頭・教務主任・事務職・養護教諭・用務員さん・学年主任など。初任者は指導教諭にも)

認め印:毎朝、出勤簿に押す習慣をつけましょう→PC出退勤の学校でも認め印は必需品です。

◎渡された履歴書に記入し(学歴・教員免許状・辞令書→写し間違えない)、校長保管?→定年退職するまで、転任するたびに転任先へ持って行き、辞令書の内容を書き加えていきます(やり方が違ったらすみません)。

通勤届け(自宅から勤務校までの通勤路・通勤距離・通勤時間記入)を言われてから準備して、事務職に預けます(簡単な通勤経路の地図もいるかな)。

給与の振り込み口座(事務職の指示どおりに:最初の年だけ)

◎自分の氏名印は事務職から渡されるので、定年まで使います(指導要録・通信簿・出席簿などに必要)。

◎自分のUSBメモリーを職員室のパソコンで使えるか要確認(個人のUSBメモリーは使えない学校が多い)。

◎市町村外へ出張に出る時は、前日までに出張伺い&自習計画(初任者の場合は、「あと補充」の先生が授業を進めてくれる)を書いて、管理職のOKをもらいます。

◎担任するクラスの児童氏名印(名簿順に並んでいるかをチェック)→出席簿(押印)・名前シール(数枚=学年主任に聞く)。

◎PTA学級委員投票用紙の免責者チェック(投票免責者リストが配布されるか貼り出される)。兄弟姉妹関係も要確認です(私は見落として痛い思いをしました)。

◎各教科ノートファイルテストドリル副教材学級の消耗品を、学年で相談しながら業者に発注(テスト・ドリルなどの副教材は、学年主任が所定の用紙で教務主任に毎学期見本とともに提出します)。

クラス名簿欠席児童連絡用紙を作成し印刷。週予定は学年主任に相談(「教えてください」→「ありがとうございます」)。

学級通信(保護者へのあいさつ・週予定)作成後に、管理職からOKをもらい印刷・配布します(学年通信は、月1回程度の発行なら、学年主任が書いてくれるかな?輪番かな?)。

(デジカメで撮った学習の様子:写真をバランスよく載せる学級通信が多いが、児童の顔がアップで写らない工夫も=個人情報の保護を最優先→保護者に「同意書」を書いてもらう学校がほとんどでしょう)

(学級通信・会議資料を校長・教頭・教務主任に見てもらうのは、年間いつも必ずです)

学級目標:黒板上掲示例「1人もつくるな悲しい子、みんなでつくろうタカラモノ」(手書きのほうが味がありますよ)。教室前面に貼らず、教室横面や後ろに貼る学校もあり、要確認。

◎後日ですが、学級集金袋の用意(児童名)=余裕があればクリップ&輪ゴムをホッチキスで留めるという技もあります。

◎子どもたちが持って来たいという持ち物(学習に必要のない物&シャープペン・色ペン等)については、学年主任に報告連絡相談するまで、返事を保留します(即答しません)。

◎教室に、割りばし・マスク(忘れた子に貸して、借りた子は翌日に新品を持参する、そんなやり方もありますが、学年主任に相談)を置く場所をつくります。


【小学校「最初の1週間:4月第1週」】は1日目~は5日目


新任式(あいさつ)・始業式(担任発表、転入生をクラスの場所へ)・入学式・学活(簡単なあいさつ、教科書を配る、各種配布物を配る:もれがないように1つひとつ確認しながら、笑顔も絶やさずにね^^)

朝の提出物の出し忘れチェック(連絡帳の保護者メモへの返事を書く:毎日、時間を見つけて、書き忘れがないように。給食の食物アレルギーに関することは重要:アレルギーの有無と、どの子が何と何のアレルゲンか

学活(自己紹介・班決め・給食当番)、地区別児童会(1年生を地区別児童会の部屋まで上級生が迎えに行く→1年生を集団下校集合場所まで上級生が連れて行く→集団下校に教員も付き添って行く:学校によって、やり方が異なるので要確認)

学活(掃除場所・係決め)、給食開始(前日に持ち物確認:当番&全員、忘れた子どものために割りばしも準備しておくとよい)ティッシュ1箱、古新聞、ビニール袋など、あると便利な物を学年主任に聞きましょう(レジ袋有料化のことや、新聞の定期購読されていない家庭もあることなど)。

次週の週予定を学年主任に相談(毎週ずっと。初任者研の出張が入っていたら前日に)

次週の週予定を印刷・配布(毎週ずっと。出張が入っていたら、頼んでおく)

第1週の目標は、子ども全員に声をかけ、全員の名前と顔を覚えることでしょうか。この第1週が1年間で最もしんどい時期です(自転車のひとこぎ目のペダルが重たいのと似ています)。6月末まで約3ヶ月の根比べに負けなかったら学級は落ち着いてくるでしょう(パソコンでの仕事は自宅に持ち帰れないし、次週の授業準備のため、休日出勤する担任もいるかも…どうぞ健康第一で)


【子どもと向き合う4月の教室・5月の教室・・・】


どのクラスにも個別支援を要する子が複数いるので、特別支援教育とは全学年・全学級で進める教育だと心がけておられる担任が多いと思います。まず、個別支援を認め合える(できる・できないで級友を見ない寛容さのある)学級の仲間に育てることが、どの子の自尊感情も低くならない(自分をダメな子だと思わない)分岐点になるので、温かさのあるお手本を子どもたちに見せることが大事になるでしょう。この記事も、そういう意味で書いています。一番下にも関連記事のURLを載せてありますが、次の記事も読んでおくと参考になるかも…。


子どもと向き合う4月の教室「子どもの不安を安心に変える働きかけ」
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898343/


クラスでできる「いじめが起こりにくい環境の整備」


その子は、なぜ自分の気持ちばかりアピールするのでしょう?

子どもが教師に話を聞いてほしい時、テストの丸付けをしながら生返事(ながら聞き)をしている教師の姿を思い浮かべましょう。それは、子どもは今、聞いてほしいのに、教師は子どもの目を見ないで、適当に返事をしている姿です。本当は自分の気持ちを教師にじっくりと聞いてもらったあとに、教師から言葉を返してもらいたいのです。先生と会話がしたいのです。でも、教師がそうしてくれないので、子どもの心は全く満たされません。それが日々、積み重なってくると、子どもは仕方がないから、「先生、聞いて聞いて」の連発になります。周囲の友だち(クラスのみんな)のことなんか、お構いなしという状態です。授業中も自己チュー「ハイハイ発言」が途絶えません。


その子は、なぜ自分の気持ちをぜんぜん出せないのでしょう?

教師がが熱心に、指示や注意ばかりを、子どもに言い続けている姿を思い浮かべましょう。それは、教師から、常に評価(よい子・ダメな子)をされているというプレッシャーを感じている子どもが、「よい子ストレス」を受けまくっている姿です。そうなると、教師から「わかった人?」「できた人?」と聞かれるたびに、その子は心も体も固まって硬直し、がんじがらめになってしまいます。それが日々、積み重なってくると、子どもは「間違ってはいけない」という思いにしばられて、自由な自己表現ができなくなります。友だちに声をかけてもらっても、心の身動きがとれなくなっている状態です。指名なんかされたら、緊張でガチガチ頭の中も真っ白になります。


学校で自分を出したがる子と出せない子の、家庭での共通点

どちらの子どもにも共通する点があります。それは、「親子で、お互いの言葉に耳を傾け合うという本当の意味での会話・対話ができていない」ということです。その場合の親は、わざとではなく、無意識で、それぞれ両極端な子育てをしてしまっているケースがほとんどです。たいてい、親自身が子どもの頃、そういう子育てをされてきた可能性があります。むしろ、虐待や体罰だけでなく、子育てや指導法も、親や教師が意識的に学ばなければ、連鎖すると思ったほうがいいでしょう(保護者に伝えても反発されるから言いません)。


それでは、学校では、どうすればいいのでしょうか。

スモールステップを3つばかり☆☆☆


子どもにお手伝いを頼んで、「ありがとう」「助かったよ」と言うこと。子どもと、目と目を合わせて、笑顔で話を聞いてあげたり、話したりすること。お手伝いで、教師にほめられ、クラスの役に立ち、みんなに必要とされる体験をしてほしいから。いかがでしょうか。どうか、その子を、今まで以上に、頼りにしてやってください。


また、子どもと、何か(給食・掃除・遊びなど)をいっしょにしながら、世間話もしつつ、さり気なく「あなたが、うちのクラスの子どもであることがうれしいよ」というメッセージを伝えること。この先生は、相談しやすいなと、どの子にも(特に、気になる子が)感じてほしいからです。


「あれっ?いつもと違う」と気づいたら、「どうしたの?」と声をかけます。泣かされたり、意地悪されてきた時は、「あなたはね、友だちからバカにされるような子どもじゃないよ。あなたはね、決してダメな子じゃないからね。先生の自慢の子だよ」と、抱きしめてやること(女の先生だけ)(男の先生は、男の子を抱きしめてあげるのはOKですが、誤解を招くので女の子にはしないでください)。その子の目を見て「先生が絶対に守ってあげるから」という宣言をして、その子の気持ちが落ち着いてきたら、その子のペースに合わせて事情を聞いてあげます。


そして、最後は問いかけます「どうしたいの?」

「大丈夫?」と、子どもの思いに寄り添い、事情や気持ちをあれこれ聞いてあげて、子どもが「ぼく・私の思いを先生はわかってくれた」と感じた(心が落ち着いた)ところで、問いかける言葉はひとつです。

「どうしたいの?」(自己決定を促す言葉)

このひと言があることで、子ども自身が考え、気づき、次のスモールステップ(自立への第1歩)へ踏み出せるのではないでしょうか。どうするのかを、教師が決めてあげるのは、お節介になってしまうかも知れません。子どもが、どうしたいのかを決めて、行動に移す子どもの不安を支えてあげるのが親切な支援です。


いじめ防止対策推進法第10条:未然防止(いじめ防止八策:8つのステップ


スモールステップをあたえて、ほめること(できて当然のことでも)

私たち教師は、よく「しっかりしなさい」「ちゃんとしなさい」と言いますが、子どもには、イメージしにくい、どうしていいかわからない、あいまいな言葉だと言えます。ですから、大声で

「しっかりして」「ちゃんとして」「うるさい」「まだか」と、どなるより、

「みんな、すわろうね・・おっ、早くすわれたね。ありがとう」(笑顔で)

「A君、先生の方を向いて」→「うれしいなぁ。向いててね」(ほめながら)

「Bさん、本とノート出して」→「すばやい。うれしいね」(ほめながら)

「C君、感想を書くんやで」→「もう書けたの。うれしい」(ほめながら)

「シーッ!お話するのをやめようね・・だんだん静かになったね。落ち着くね」(笑顔で)

「先生のお話を聞いてね・・全部聞いてくれてありがとうね」(笑顔で)

と、場面に応じた、子どもがイメージしやすい具体的な言い方をしてあげるほうが、子どもの心に届きやすいでしょうね。


『失敗は成功のもと』体験の共有

立ち直りへの支援が、子どもの自立を促すことになります。挙手した意欲を「えらいね」と認め、言えなかったことは「緊張するもんなぁ」と支え、「なあ、みんな」と周囲のみんなにも共有させ、気を取り直して、挙手したA君を再度指名し、自立を促してあげましょう。そんな教師の姿(どの子に対しても)を、周囲の子どもたちもしっかりと見ているので、教室全体に安心感が広がります。


トラブルはその子とつながるチャンス

「つらかったんやね」「そら、ムカつくわなぁ」「くやしかったんやもんなぁ」と代弁してあげましょう。その子なりの理由を、その子にも、周囲の子らにも気づかせます(自分らの言動がどうだったか、見て見ぬふりをしていなかったか)。それは、教室に悪者(レッテル貼り)を1人もつくらないためなのです。

「A君、あなたが大切だから、ていねいに言うし、最後まで聞いててね」

「A君1人に言ってるのとちがう。クラスのみんなに言っているんだよ」

と見回して、他人事という雰囲気(1人だけしかられているという空気)を絶対につくりません。


「今するべきこと」をわかりやすく、時には強い意志で

・指示することばは短めに。(だらだら長い話は、お説教になります)

・その子の拒否の叫びや行動に、教師が動じない。(売り言葉に買い言葉は×)

・断固たる決意で、その子と真正面から向き合う感覚で、決してゆずらない。

・そして、少しでも、しようとしたら、ほめる。教師自身も心から喜ぶ。

・その子が本当にしたら、おもいっきりほめて、共に喜びを分かち合う。

子どもが受けとめてくれたら、必ず具体的にほめることも忘れないことです。


この5つをねばり強くくり返しておいると、じょじょにではありますが、しかる(注意する)回数が減ってきます(不思議なくらい)。なお、しかる時は、まず、「A君・B君・・・、今からしかりますよ」と事前通告してからしかる心のゆとりがあると、「怒る(怒鳴る)」のではなく、「しかる(教える)」ことができ、その内容が子どもの心にも伝わる(届く)と思うのですが、いかがでしょうか。


教師集団が組織的に連動して動くこと

例えば、子どもたちに対して、例えば、学校に持って来てはいけない物など、特に生徒指導面では、

「どの先生も、同じ思いで、同じこと、言わはる」

と思わせるように、毎日のミーティングを短時間でも必ずとりましょう。また、

「どの先生も、チャイムが鳴った時には、教室に来てやはる」

と思わせるように、授業始まりのチャイムを教室で聞く教師集団になりましょう。

そして毎日、「キラッと見つけ」作戦を、全職員で展開することを続けることでしょうか。昼休みや掃除の時間など、担任以外の職員が見つけた子どものステキな姿をメモした紙を、職員室の担任の机上にセロテープで留めます。担任は、それを帰りの会などで紹介してほめます。例えば、トイレ掃除で、校長先生からほめられ、それを帰りの会で担任からもほめられるという、ダブル効果をねらうわけです。


空気を伝えること・つくること

先生が笑顔でいると『楽しい空気』が伝わり、子どもの心にも響きます。また、

「ダメ!」「やめい!」「こらっ!」「何してんの!」「さっき言ったやろ」などと言う否定的な指示語も、緊急時(イジメ・ケガ・危険)以外は、やさしく、ゆったり、

「どうしたの?」→会話(事情を聞く)→「どうしたい?」→支援

「こういう時は、△△すると、うまくいくよ」「今度は、先に△△してみようね」

というふうに、言いぶんも聞いてあげて、ダメの中身を、具体的に伝えることで、子どもも、気持ちをわかってくれた教師の言葉は素直に受け入れられます。


できたら減らしたい言葉、増やしたい言葉

△できるだけ減らしたい先生の言葉(大声、どなり声、早口で命令する声)

「こらっ!」「静かに!」「わかった人?」「できた人?」「他にない?」

◎できるだけ増やしたい先生の言葉(柔らかく、大きくないゆっくりした声)

「絵本が見えてない子はいないかな?」(読み聞かせを始める時は必ず)

「困っていることはないか?」(こう言われると、子どもはうれしいのです)

「先生にも聴かせてほしいな」(子どもが発言しやすい聞き方です)

「みんなに聴いてほしいこと、ないか?」(子どもも言いたくなる聞き方です)

「隣の人としゃべってみて、気づいたこと、聴かせて」(つぶやきも聞く)

「わからない所があったら、言ってね」(「教えて」と言える子に育てたい)

「わかりにくかったら、隣の人に聞いてみて」(親切に教えてあげる空気も)

「Bさんの言いたいのは、こうかなと言える人?」(モゴモゴ発言に)

「C君の言いたいことの続きがうかんだ人、いるかな?」(ボソボソ発言に)

子どものどんな発言も切り捨てず、子どもと子どもの発言をつなげていくことを大事にしていると、自己チューの「ハイハイ発言」や、「ちぇっ、先に言われた」「言おうと思ってたのに」と言う「しらけた発言」が減っていきます。


子どもの声を聴く教師の元でしか、聴く子どもは育たない

子どもの目を見て聴くこと、目を見て話すこと(必ず最後まで)を心がけましょう。

板書しながら、丸付けをしながらの「ながら聞き」ではなく、子どもと同じ目線の高さで、子どもの目から視線をはずさず、子どもの話を聴き、子どもに語る、そんな教師の姿勢が、子どもの満足感・安心感・信頼感、そして意欲につながります。

次の発問・板書などのプランを考えながら、子どもの発言を聞くのではなく、

自分の意図する(言ってほしい)子どもの発言にすぐに飛びつくのではなく、

「ここ、何と読むの」「ここ、どうするの?」「ここ、わからないから教えて」

と遠慮なく言える雰囲気の教師とクラスの仲間、そして、安心して「わからへん」と言える自分を温かく受け入れてくれる空気の教室にすることが、結果として、「イジメが起こりにくい環境の整備」になるのではないでしょうか。

子どもは自分を信じて(待って)くれる教師を信じます(話も聴きます)。教師が自分を好きでいてくれる(目を見て語りかけてくれる)から、子どもは教師も自分自身も好きになれます。そして、教師が自分を大切に思ってくれている(顔を見て聴いてくれる)と実感した子どもは、自分を大切にできるようになり、他人(クラスのみんな、弱い立場の子)も大切にできるようになっていきます。


おわりに(始めの1歩)

「いじめ防止対策推進法第10条:未然防止」における、クラスで「いじめが起こりにくい環境の整備」とは、これらのような具体的実践(8ステップ)を、こつこつ根気強く毎日毎日積み重ねていくことしかありません。言わば、子どもたちとの根比べになります。全部でなくても、職場の同僚とも相談しながら、自分(全校教職員で一致できればベストですが、せめて学年教師集団で)できそうなことから「始めの1歩」を踏み出してみましょう。アプローチの仕方を意図的に180°チェンジできるのは、教室の中ではただ1人、教師しかいないのですから!子どもたちが常に「ガラスの人間関係」を抱える今の時代ですから、明日からの学級担任が放つあったかい空気(笑顔・聴く耳・アイコンタクト・待つ姿勢・受けとめる心・やわらかな語りかけ)は、きっと子どもたちの心にしみわたり、必ずや教室の空気をあったかくしていきます。私は、そう信じます。


まずは、クラスの雰囲気をあったかくすることを目指しましょう。クラスの人間関係(子どもと先生、子どもと子ども)の空気があったかくなってきたら、必ずクラス全体の学力も向上します。信頼関係の構築こそ、結果として全国学力調査をよい成績にする一番の近道であり、まさに学力向上の王道ではないでしょうか。以下の関連ページは、少し余裕が生まれてからでしょうか。

関連ページ
教室はまちがうところだ…そんな教室つくろうやあ
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898321/

【釜石小学校・校歌】全国どの学校・園でも歌いたい名曲です(みんなの歌で歌えます)
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898463/

授業中の私語をへらす=担任の聴き方・話し方→「教師の存在感」UPでGO!
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898535/


by takaboo-54p125 | 2017-02-25 05:55 | 保育・教育

詩126編の題名(タイトル)一覧です。小学生や、中学生が、どのように味わってくれるかワクワクします。


【今、小学生と一緒に読んでみたい詩(108編)】

次の詩は、ACジャパンのCMにも使われました。

こだまでしょうか     金子みすゞ


以下、昭和61年度版(教員20代の頃)の小学校国語教科書に載っていた好きな詩のタイトルを並べました。
次の詩は、小学校1年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です。

あかるい おひさま     くどうなおこ


次の詩は、小学校1年生の教科書(東京書籍)にのっていた詩です。

ほした ふとん       てづかしょうぞう 


次の詩は、小学校1年生の教科書(学校図書)にのっていた詩です。

おちば           よだ じゅんいち


次の詩は、小学校1年生の教科書(日本書籍)にのっていた詩です。

いるか           たにかわしゅんたろう


次の詩は、小学校2年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です。

ガラスのかお        みつい ふたばこ


次の詩は、小学校2年生の教科書(東京書籍)にのっていた詩です。

たべもの          なかえ としお


次の詩は、小学校2年生の教科書(学校図書)にのっていた詩です。

ピーマン          くどうなおこ


次の詩は、小学校2年生の教科書(日本書籍)にのっていた詩です。

わらべうた・はないちもんめ


わらべうた・ずいずいずっころばし


次の詩は、小学校2年生の教科書(教育出版)にのっていた詩です。

海がみんな  イギリスの わらべうた    きじま はじめ ・ やく


次の詩は、小学校3年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です。

夕日がせなかをおしてくる  さかた ひろお


次の詩は、小学校3年生の教科書(教育出版)にのっていた詩です。

ことば遊び歌        谷川しゅんたろう

 ののはな

 ことこ


次の詩は、小学校3年生の教科書(東京書籍)にのっていた詩です。

すいれんのはっぱ      うら かずお


次の詩は、小学校3年生の教科書(学校図書)にのっていた詩です。

こわれたすいどう      谷川しゅんたろう


次の詩は、小学校3年生の教科書(日本書籍)にのっていた詩です。

つけものの おもし     まど みちお


次の詩は、小学校3年生の教科書(教育出版)にのっていた詩です。

もじさがしのうた      きしだえりこ


次の詩は、小学校4年生の教科書(4年上・平成4年・大阪書籍)にのっていた詩です。

うち 知ってんねん     島田陽子


次の詩は、小学校4年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です。

かぼちゃのつるが      原田 直友


次の詩は、小学校4年生の教科書(教育出版)にのっていた詩です。

石ころ           まど みちお


次の詩は、小学校4年生の教科書(東京書籍)にのっていた詩です。

かきの実         よだじゅんいち


次の詩は、小学校4年生の教科書(学校図書)にのっていた詩です。

にぎりこぶし       村野 四郎


次の詩は、小学校4年生の教科書(光村図書・学校図書・日本書籍)にのっていた詩です。今ものっていると思います。

春の歌          草野 心平
    

次の詩は、小学校5年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です。

われは草なり        高見 順


次の詩は、小学校5年生の教科書(教育出版)にのっていた詩です。

雨            山田 今次


次の詩は、小学校5年生の教科書(東京書籍)にのっていた詩です。

雑草のうた        鶴岡 千代子


次の詩は、小学校5年生の教科書(学校図書)にのっていた詩です。

山頂から         小野十三郎


次の詩は、小学校5年生の教科書(日本書籍)にのっていた詩です。

雲            山村 暮鳥


次の詩は、小学校6年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です。

支度            黒田 三郎


次の詩は、小学校6年生の教科書(教育出版)にのっていた詩です。

虫けら          大関 松三郎


次の詩は、6年生の教科書(東京書籍)にのっていた詩です。

けれども大地は      新川和江


次の詩は、小学校6年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です(今ものっているかな)。

生きる           谷川 俊太郎


次の俳句は、小6の教科書(光村図書・教育出版・東京書籍・学校図書・日本書籍)にのっていました。


菜の花や月は東に日は西に        与謝 蕪村


五月雨をあつめて早し最上川       松尾 芭蕉


赤とんぼ筑波に雲もなかりけり      正岡 子規


赤い椿白い椿と落ちにけり        河東碧梧桐


雪とけて村いっぱいの子どもかな     小林 一茶


以上、昭和61年度版の小学校国語教科書に載っていた詩・俳句です。


次の詩は、ただ音読するだけで、1人ひとりがそれぞれに味わえます。

教室はまちがうところだ  まきた・しんじ


教室はまちがうところだ
(この1行で始まる約70行という長い詩です)
(授業で黙っている子の思いを代弁をしてくれる詩だと言えます)
(黙っている子に共感しつつ、発言することを応援する詩でもあります)
(子どもたちの勇気と優しさを後押ししてくれる詩だと言えるでしょう)
(次の1行が、約70行の詩のしめくくりです)

そんな教室 つくろうやあ


同タイトルの絵本(蒔田晋治:作・子どもの未来社)は、詩と挿絵がハーモニーを奏でています。1985年まで静岡県の小中学校教員をされていたそうです。長いので、まず担任が音読する時に、子どもたちには各自の好きなところ(いくつでもOK)に印(マーカー)をつけてもらいました。それから、みんなでいっしょに音読しました。この絵本を購入して改めて思います・・・本書を直接読まれることをオススメします。

以下の詩は、小学校の教科書には載っていなかった詩です。

雑草           北川 冬彦

美しくあるく       八木 重吉

こども          山村暮鳥


絵本「いちねんせい」谷川俊太郎・詩、和田誠・絵(小学館)より

くんぽんわん       谷川俊太郎

って           谷川俊太郎

たいこ          谷川俊太郎

カロンセのうた      谷川俊太郎

この絵本「いちねんせい」には、全部で22編の谷川俊太郎さんの詩が載っています。どの詩にも、和田誠さんのとても楽しい挿絵も書いてあります。つい買ってしまいました。お子さんといっしょに本書を直接読まれることをオススメします。

次の詩は、私が小学校高学年の頃(S45~46年)に小学校で習った詩です。たしか教科書にのっていた記憶があります。今でも暗唱できます。味わい深い冬の詩です。家族の絆を味わえる詩でもあります。しみじみ読み味わってみてください。


 冬の夜道           津村信夫


冬の夜道を 一人の男が帰ってゆく

はげしい仕事をする人だ

その疲れきった足どりが そっくり それを表している

月夜であった

小砂利をふんで やがて 一軒の家の前に 立ちどまった

それから ゆっくり格子戸を開けた

「お帰りなさい」

土間に灯がもれて 女の人の声がした

すると それに続いて

どこか 部屋のすみから

一つの小さな声が言った

また一つ

また一つ別の小さな声がさけんだ

「お帰りなさい」


冬の夜道は 月が出て ずいぶんと明るかった

それにもまして

ゆきずりの私の心には

明るい一本のろうそくが 燃えていた        


かつて、小学校の高学年を担任すると、必ず「冬の夜道」を子どもたちと読み味わいました。この詩の授業を、7回はしたでしょうか。それは、子どもたちに、将来、大人になった時の自分の「家族」を豊かにイメージするきっかけにしてほしかったからです。


まず、音読をしたら、意味のわからない言葉をどうにかします。「足どり」「小砂利」「「格子戸」「土間」「灯」「ゆきずり」などを、子どもたちは言うでしょう。どうにか意味がわかったところで、音読を入れます。


最初に問いたいのは、1人の男の行動の裏側にあるものです。


「この男の人は、疲れていたから、ゆっくり開けたのかなあ?」

と聞いてみたいです。子どもたちが「はげしい仕事」「疲れきった足どり」「そっくり」「やがて」「立ちどまった」「それから ゆっくり」などから、男の人の姿・状況を思い浮かべつつ、男の人の家族への温かさにまで思いをはせてくれたらいいなあ・・と思います。ある年には、「家族に、疲れきった顔を見せると心配させるので、一度立ちどまってから、深呼吸して、ゆっくり開けた」と語る子もいました。


次に問いたいのが、男の人を迎える家族の姿です。


「この家は何人家族なのかなあ?」

と聞いてみたいです。「女の人」「1つの小さな声」「言った」「また1つ また1つ」「別の小さな声」「さけんだ」などから、迎えたのは、3人か4人か意見が分かれるでしょう。その中で、迎えた時の家の中の様子や、男の人にかけた言葉も出てくればいいなあ・・と思います。別の年には、「小さな声が言ったのは低学年ぐらいの子で、小さな声がさけんだのは、3才ぐらいの双子で、3人の子どもがお父さんの帰りがうれしくて飛びついた」と語る子もいました。


最後に問いたいのは、ゆきずりの作者の姿です。


「ゆきずりの私には、家で誰が待っているのかなあ?」

と聞いてみたいです。「それにもまして」「ゆきずり」「私の心」「明るい」「1本のろうそく」「燃えていた」などから、思い思いに、作者も男と同じような家族がいる、作者は家族のいない1人暮らし、などを語ってくれたらいいなあ・・と思います。また別の年には、「『月の明るさ』と『ろうそくの明るさ』の違い(冷たい・温かい)から、1人ぼっちの作者だから心に灯った『ぬくもり』を、北風で消したくないほど大切にしたかった」と語る子もいました。


そして、もう1度音読しながら、この温かい家族と、心を温められた作者の情景をイメージしてくれたらいいなあ・・と思います。自分も大人になったら、こんな家族をつくりたいなという、子どもたちが描けるモデルの1つに、この詩がなってくれたらなあ・・と心から願いつつ・・。


実際には、こちらの思うようには、なかなか、子どもたちは描いてくれないものですが・・。どこと、どこで、グループ学習を取り入れたらいかは、迷うところです。今の時代の、ほとんどの子どもたちは「土間」も「格子戸」も知りませんから、1校時45分でやり終える自信も、ちょっとありません。でも、ステキな詩であることは確かです。


とにかく情景を思い浮かべてほしいので「男の人はどうして立ちどまったの?」「男の人はなぜ、ゆっくり開けたの?」「この家族を見た作者の気持ちは?」「明るい1本のろうそくって、作者が言いたかったことは何?」というような問いかけは、したくありませんでした。詩という文学作品を読み味わうとは、そういうことではないと思うからです。あくまでも情景をより豊かに思い描き、イメージすることを主にした授業を展開したいものです。そうする中で子どもたちが自ら、自然体で心情にもふれてくれるのではないでしょうか。


次の歌は、岐阜県中津川市の笠木透さんの作詞で、高石友也&ザ・ナターシャー・セブンがかつてレコード(LP)の中に収録した歌です。詩を読む感じで、音読するだけでも楽しいですよ。
おすすめの笠木透さんの歌「あいうえおとも・おともだち」は、「親子で音読したい詩」で紹介しています。

なーむ なーめん なーらん     かさぎ とおる


新美南吉と言えば、小学校の教科書の「ごんぎつね」「手ぶくろを買いに」や「花のき村と盗人たち」「あめだま」などの、すぐれた童話を書いた児童文学作家であり、詩人でもありました。「ごんぎつね」が19才の時の作品というのも驚きですが、音読してみたい詩もいくつかあります。新美南吉は元教師でもありました。

みち                にいみ なんきち


新美南吉は、めったにとれないクジラで、小さな島の暮らしがすべて支えていたことを、12行で(6文で)表現しました。

島                 新美 南吉


熊に聞こえた「アイヌのような声」というところに、新美南吉のしなやかで豊かな感受性を感じます。

熊                 新美 南吉


私は単純に、雲を眺める「ちびまる子ちゃん」のまる子と友蔵じいさんの2人を浮かべてしまいました。

雲                 山村 暮鳥


私は単純にも、「もののけ姫」で、エボシがシシ神をねらい、それをアシタカがじゃまをする場面の、シシ神そのものを浮かべてしまいました。

鹿                 村野 四郎


次の歌も、岐阜県中津川市の笠木透さん(「フィールド・フォーク」グループのリーダーをしておられたとか)が作詞された歌です。やっぱり高石友也&ザ・ナターシャー・セブンのレコード(LP)で聞きました。上品とは言えませんが、朝の歌としてクラス全員で歌うと、メッチャ楽しい空気で1日をスタートできたのは確かです。メロディーは歌いやすい「ジングルベル」です。

へのちから             笠木 透


「おならは誰かてする。プロの選手も、アイドルも、みんなするんや。恥ずかしいないんやで」
という担任の力のこもった演説でしめくくりました。そこで、わざとおならをする子もいました(大物です。みんなで拍手です)。テニスの松岡修造さんみたいな熱血派の先生は、演説でいいでしょう。理論派の先生は、「おならは『お鳴らし』を省略した言葉です。欧米ではおならよりゲップの方が失礼なのです」と「うんちく」(学問・知識のたくわえ)を披露しましょう。でも、さわやか派の先生は、次の詩で、さわやかにしめくくってもいいと思います。「親子で音読したい詩」にのせてある詩です。

おならうた             たにかわしゅんたろう


おならはどこの国でも通じる「世界共通語」なのであります。ここまでこだわる理由、それは授業中、おならをしてしまった子を助けるためなのです。

まどみちおさんも詩の中で、そのことを言っておられます。

おならは えらい          まど みちお


次の詩は、リズム感があって、音読するのが楽しくなります。「あいうえお・・」系の詩の特長ですね。

あいうえおはようもりのあさ     もり けん


次の詩を読むと、ボールペンが書けない時に、持つ角度を変えたり、ゆっくり書いたりして、工夫するところも、赤ちゃんの育児と似ているなあと感じます。

ボールペンのボール         さくら ももこ


次の詩は、NHK教育テレビに出てくるニャッキを思い出してしまいました。

みみずのたいそう          かんざわ としこ


次の詩は、木と人間が比べられているみたいです。

                 かわさき ひろし


次の詩は、発声練習にも、母音を意識させたい時にも、使えます。

あいうえお             あらい たけこ


次の詩は、1人ひとりの花を咲かせてあげたくなります。

はながさいた            まど みちお


次の詩は、子どもたちの朝の気持ちでもあるのです。

ひみつ               たにかわ しゅんたろう


次の詩は、となりのトトロの「さんぽ」の値打ちに気づかせてくれます。
あるけあるけ            つるみ まさお


次の詩は、あなたは1人じゃないよ、と雨が言っているみたいです。

あめのうた             つるみ まさお


次の詩は、とても楽しく発声練習ができます。

ことばのけいこ           よだ じゅんいち


次の詩は、みんなで音読して、春が来たよろこびをかみしめたい詩です。

おがわのはる            あおと かいち


次の詩は、運動会シーズンの始まりに、ぜひ音読したい詩です。

びりのきもち            さかた ひろお


次の詩は、トイレの話をする時に、みんなで音読したい詩です。

うんこ               たにかわ しゅんたろう


次の詩は、敬老の日の前に、みんなで音読したい詩です。

ねたきりのおばあちゃん       はたなか けいいち


次の詩は、音読しながら、体も動かしたくなります。

ぽいぽい・たいそう         こいぬけんきち(くどうなおこ)


次の詩は、ほんまに率直な力強い詩です。

練習問題              さかた ひろお


次の詩は、花の気持ちを代弁しているのでしょうか。

のはらでさきたい          くぼた しょうぞう


次の詩を読むと、自分には関係ないとは思えなくなります。

地球のいのち            かどくら さとし


次の詩には、法則が3つも、かくされています。

年めぐり              さかた ひろお


次の詩は、ついつい、うなずいてしまいます。

大すき               こいずみ しゅうじ


次の詩には、日本語の音のおもしろさがつまっています。

それから              まど みちお


次の詩は、日本語の美しさに気づかせてくれます。

ことば               かわさき ひろし


次の詩は、やわらか頭で音読しましょう。

であるとあるで           谷川 俊太郎


次の詩は、やさしかった祖父を思い出させてくれます。

あいづち              きたはら むねかず


次の詩は、イマジネーションがメッチャ柔軟です。

わかれのことば           さかた ひろお

次の詩は、さすが天下の台所!?と思いました。

あいうえおおさか くいだおれ    しまだ ようこ


以上、「教室で読みたい詩12ヶ月」水内喜久雄・編著(民衆社)より      

この本には、たくさんの詩がのっています。3巻あります。
まさに珠玉の詩集です。ぜひとも直接読まれることをオススメします。


あいうえおうた           谷川俊太郎

いついまいかいや!         谷川俊太郎

以上、谷川俊太郎少年詩集『どきん』」詩の散歩道シリーズ(理論社)より

卓越した詩集です。本書を読まれることをオススメします。


2012年8月25日(土)朝日新聞「天声人語」に、まど・みちおさん作詞の童謡が紹介されていました。この詩を2007年に英訳されたアーサー・ビナードさんというアメリカ人の詩人がおられます。どちらが白か黒かじゃなくて、やぎさんたちが、自己主張だけでなく、傾聴できるようになり、お互いに尊重し合える間柄になってほしいと、心から願いつつ、日本語・英語の両方を紹介させてください。長年、相互が心温まる交流を地道に積み重ねてこられたのですから・・。

やぎさん ゆうびん         まど みちお


この詩「やぎさん ゆうびん」は英訳されていました。

Goat Mail             Mado Michio

「日本の名詩、英語でおどる」アーサー・ビナード編(みすず書房)より
他にも、山村暮鳥の「雲」、高村光太郎の「道程」など、40編の詩が英訳されていましたので、本書を直接読まれることをオススメします。


まど・みちおさんの詩は、童謡になっている詩が多いですね。「いのちのうた まど・みちお詩集」ハルキ文庫には、「やぎさん ゆうびん」を含めて、童謡が5つも載っていました。本書を直接読まれることをオススメします。

ぞうさん              まど・みちお

ふしぎなポケット          まど・みちお

一ねんせいになったら        まど・みちお

ドロップスのうた          まど・みちお

この「いのちのうた まど・みちお詩集」の最後に、「私のまどさんファイル」という谷川俊太郎さんのエッセイが載っていました。その中で、谷川さんがまどさんへ贈る詩を書いておられました。

百歳のお祝いに書いた詩
 まどさんね・・・・・・      谷川俊太郎

「いのちのうた まど・みちお詩集」(ハルキ文庫)には、まど・みちおさんの詩が135編も収録されているので、直接読まれることをオススメします。


なお、2014年2月28日に、まどみちおさんが104才でご逝去された時、谷川俊太郎さんの次のコメントを新聞で読みました。

「こんなにやさしい言葉で、

こんなに少ない言葉で、

こんなに深いことを書く詩人は、

世界でまどさんただ一人だ」


こども               山村暮鳥

西瓜(すいか)の詩         山村暮鳥

(以前、朝自習の視写や、音読に使った山村暮鳥の2つの詩です。出典不明で、申し訳ありません。)


はやく                      藤富保男

かく                 川崎洋

こんこんこな雪ふる朝に       三好達治

以上3編の出典は
「子どもが必ず本好きになる16の方法:実践アニマシオン」有元秀文・著(合同出版)
です。谷川俊太郎さんの詩「ハヒフペポ」、まど・みちおさんの詩「さくら」など、17編の詩が載っていました。本書を直接読まれることをオススメします。


かん字のうた           川崎洋

アンケートⅡ

おかあさんをなんとよびますか?  阪田寛夫

きのうのあしたはなんだっけ?   田辺宏明

「では」と「でも」        織田道代
むだばなし            中江俊夫

「みえる詩あそぶ詩きこえる詩」はせみつこ編(富山房)より

本書には、子どもと読みたい61編のいろんな詩人の詩が集められています。とてもステキな詩集です。本書を直接読まれることをオススメします。


きまりことば           阪田寛夫

へんなまち            島田陽子

言葉ふざけ            川崎 洋

日本語のおけいこ         谷川俊太郎

がぎぐげごの うた        まど・みちお

かんがえごと           こねずみしゅん  工藤直子

そうだ村の村長さん        阪田寛夫

「しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩」はせみつこ編(富山房)より

本書には、子どもと読みたい57編のいろんな詩人の詩が集められています。なんともステキな詩集です。本書を直接読まれることをオススメします。


根         まどみちお

「まど・みちお少年詩集 いいけしき 詩の散歩道」(理論社)より

この詩集には約70編の詩が載っているので、直接読まれることをオススメします。


金子みすゞの詩と言えば、「私と小鳥と鈴と」が最も多くの人に知られているのでしょうか。金子みすゞの詩集を読んでみました。「金子みすゞ童謡集」ハルキ文庫(ハルキ文庫には、まど・みちお詩集や谷川俊太郎詩集もあります。角川春樹事務所発行)です。100編の詩が収められていて、本書を直接読まれることをオススメします。私は、金子みすゞの詩から、自然を見つめる眼差しの優しさが、リズム感あふれる1行1行ににじみ出ていると感じました。5編だけ紹介させてください。わが子を1人残し、26才という若さでこの世を去った「童謡詩人の巨星」からの、心温まるメッセージを味わってみましょう。

「私と小鳥と鈴と」        金子みすゞ

「土」              金子みすゞ

「不思議」            金子みすゞ

「星とたんぽぽ」         金子みすゞ

「お日さん、雨さん」       金子みすゞ

以上、5編だけ紹介させてもらいました。「私と小鳥と鈴と」があまりにも有名ですが、それと同じぐらい私が心ひかれるのは「星とたんぽぽ」です。金子みすゞというたぐいまれな感性の輝きを放つ詩人の人柄にふれるには、本書の100編をひととおり直接読まれることをオススメします。


【今、中学生と一緒に読んでみたい詩(18編)】


いま始まる新しいいま       川崎 洋

上の詩は、小学6年生の国語教科書(東京書籍・6年上)に載っていた詩ですが、13~15才になった今は、どんな風に感じるか、中学生にも読み返してほしい詩です。きっと小6の頃とは、ちがった受けとめ方をしてくれるような気がします。


二度とない人生だから       坂村真民

今の中学生たちに読み味わってほしい詩を思い浮かべた時、ふと、上の詩を思い出しました。肩の力を抜いて、自然体で読み味わってほしい詩です。以下は、オススメしたい詩のタイトル・作者・出典などを並べてみました。

名乗るほどの者ではない      伊藤芳博

うそ               谷川俊太郎

上記の2編は「いま中学生と読みたい101の詩」木坂涼&水内喜久雄・編(民衆社)より

素晴らしい詩集です。本書を直接読まれることをオススメします。


昨日はどこにもありません     三好達治

「日本語を味わう名詩入門10」(あすなろ書房)より

昨日までの過ぎ去った総てのことを、今日を生きる自分にとってポジティブに生かそうと受けとめてほしいなと願いつつ、上の詩も扱ってみてはいかがでしょうか。揺れ動く思春期ですから・・。本書を直接読まれることをオススメします。


風                石川逸子

「詩のこころを読む」(岩波ジュニア新書)より

生徒たちが、ハッとさせられる連が、上の詩の中には、きっとあるような気がします。ハッとしたこと、そのものが、何物にも代え難い「人生の羅針盤」になるかも知れません。本書を直接読まれることをオススメします。


ウソ               川崎洋

「日本の詩3」(小峰書店)より

ウソがいいとか、わるいとかじゃなくて、ウソの裏側にある、さまざまな気持ちに、思いをはせてほしいなあ、と思いつつ、本書を直接読まれることをオススメします。


激動するもの           高村光太郎

「日本の詩歌10」(中公文庫)より

これぞ、思春期の生徒たちの思いを代弁している詩ではないでしょうか。本書を直接読まれることをオススメします。


僕はまるでちがって        黒田三郎

「詩のこころを読む」(岩波ジュニア新書)より

自分なんか「どうせ」ではなくて、自分にも可能性が「きっと」あると、どの生徒にも思ってほしくて・・。本書を直接読まれることをオススメします。


一個の人間            武者小路実篤

(「武者小路実篤詩集」の詩で、中学2年生の教科書に掲載されたことあり)
「教科書でおぼえた名詩」ネスコ編(文芸春秋)より


もう すんだとすれば       まど・みちお

がいらいごじてん         まど・みちお

へんてこりん           まど・みちお

どうしてだろうと         まど・みちお

「いのちのうた」まど・みちお詩集(ハルキ文庫:角川春樹事務所)より

生徒たちは、まどみちおさんの、この4つの詩の中で、どの詩を気に入ってくれるでしょか。聞いてみたい気がします。本書を直接読まれることをオススメします。 


次の詩は、「子どもと悪」河合隼雄・著(岩波書店)の裏表紙に載っている谷川俊太郎さんの詩です。

 (無題)            谷川俊太郎

河合隼雄さんの本書のカバーのために、わざわざ谷川俊太郎さんから寄せられた詩なのです。上の詩の題名を、生徒たちに考えさせたいなあ、と思いつつ・・。


次の詩は、かつて中学校:国語のワークにのっていた詩です。四連のうち一連だけでも暗唱してみましょう。私は中学生の頃、四連全部を(勉強のためではなく、片思いの子を想って)暗唱し、今でも、いつでもどこでもスラスラ言えます。中学時代に暗唱してしまった詩は、40年たっても覚えていられるのですね。それなら中学・高校時代に、もっと李白とか杜甫などの漢詩や、徒然草とか方丈記とか平家物語などの古文を、暗唱しておけばよかった…時すでに遅し、です。枕草子も「春はあけぼの」の、春・夏・秋・冬の冒頭しか思い出せません…。


初恋                島崎藤村


まだあげ初めし(あげそめし) 前がみの

りんごのもとに 見えしとき

前にさしたる 花ぐしの

花ある君と 思ひけり(おもいけり)

 

やさしく白き 手をのべて

りんごをわれに あたへしは(あたえしは)

うすくれないの 秋の実に

人こひ初めし(こいそめし) はじめなり


わがこころなき ためいきの

そのかみの毛に かかるとき

たのしき恋の さかずきを

君が情(なさけ)に くみしかな


りんごばたけの 樹(こ)の下に

おのづからなる 細道は

誰(た)がふみそめし かたみぞと

問ひたまふ(といたもう)こそ こひしけれ(こいしけれ)


おばあちゃん           谷川俊太郎

ほこりの中            室生犀星

(いずれも以前、視写や音読に使った詩です。出典がわからず申し訳ありません)
以上、敬称略。


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by takaboo-54p125 | 2017-02-11 01:20 | 子どもと詩