ACジャパンの新聞広告には、旧の公共広告機構だった頃から、ハッとさせられる内容が、よくあります。以前にも一度紹介しましたが、私が印象深いのは、次の2つです。子どもを大事に思う気持ちを、ちゃんと伝えるって、こういうことなのですね。


「あなたが大切だ」


いのちは 大切だ
いのちを 大切に
そんなこと
何千回何万回 言われるより
『あなたが 大切だ』
誰かが そう言ってくれたら
それだけで 生きていける

   (明日のために 今始めよう  AC公共広告機構)


「抱きしめるという会話」


子どもの頃に
抱きしめられた記憶は、
ひとのこころの、奥のほうの、
大切な場所にずっと残っていく。


そうして、その記憶は、
優しさや思いやりの大切さを教えてくれたり、
ひとりぼっちじゃないんだって思わせてくれたり、
そこから先は行っちゃいけないよって止めてくれたり、
死んじゃいたいくらい切ないときに支えてくれたりする。


子どもをもっと抱きしめてあげてください。
ちっちゃなこころは、いつも手をのばしています。

    (明日のために 今始めよう  AC公共広告機構)


ACジャパンのテレビCMでも、同様に、印象的なメッセージがありました。金子みすゞの詩だと、初めて知りました。どんな気持ちを伝え合うかによって、空気もぎくしゃくしたり、やわらいだりすることを教えてくれる詩ですね。金子みすゞは、相手に温かい気持ちを伝えて、2人の間の空気をなごませるのは、誰でもできるよって、言っているのでしょうか。


「こだまでしょうか」


「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。


「ばか」っていうと
「ばか」っていう。


「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。


そうして、あとで
さみしくなって、


「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。


こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。


 「金子みすゞ童謡全集」より(ACジャパン)


やさしく話しかければ、
やさしく相手もこたえてくれる。


ところで、昨年から時々、テレビで見かけるCMにも、印象的な短いコマーシャル・ソングがあります。あの歌声は、私たちの世代には聞き覚えのある、なつかしい声です。もしかして、歌っているのは、ムッシュかまやつ(かまやつひろし)さんでしょうか。短いシンプルな歌なのですが、なぜか心ひかれる歌で、私は気に入ってます。


「ささえあったら、人になる」


ながいぼうに、みじかいぼう。
ささえあったら、人になる。
ささえることで、人をしり、
ささえられて、人となる。


ながいぼうに、みじかいぼう。
ささえあったら、人になる。
ささえるから、人なんだ。
ささえられるから、人なんだ。


           (ACジャパン)


教室で担任や仲間へ「教えて」と言える子どもに育てることの大切さを、このCMソングを聞いて、改めてかみしめました。自立するということは、社会に出てから、困った時は人に依存しながらも、うまく人間関係をつくり、頼ったり頼られたりして生きていくということなのかなあと、つくづく思います。


担任が意識したい(できる)こと・・・10か条


1,担任が笑顔で「おはよう」と言うと、子どもも元気が出ます。
2,担任が楽しそうに歌うと、子どもも歌うのが楽しくなります。
3,担任が遊ぶのを楽しむと、子どもも遊ぶのが楽しくなります。
4,担任が「うんうん」とうなずくと、子どもも満足できます。
5,担任が気持ちに共感してやると、子どももうれしくなります。
6,担任が「困ってるの?」と聞くと、子どももしゃべります。
7,担任が「えらいねぇ」とほめると、子どももやる気が出ます。
8,担任が「大丈夫だよ」と支えると、子どもも自信を持てます。
9,担任が共に心から喜ぶと、子どもの喜びも2倍になります。
10担任がどっしりしていると、子どももなぜか安心できます。


by takaboo-54p125 | 2016-06-26 12:34 | 子どもと詩

どの職場においても、ベテランもいれば、若手もいます。若手は、経験不足であったり、まだまだ未熟であったり、あれこれ育てなければなりません。ベテランから見れば、プライドだけ高い若手の柔軟性のない仕事ぶりにハラハラすることも多々あることでしょう。そういう時は、ついつい「こうしたほうがいいよ」とアドバイスしたくなるものです。そのアドバイスは、おそらく正しい助言だと推察します。しかしながら、「正しいことは、なかなか相手に伝わらない」のも、これまた事実なのです。


それは、次のような理由が考えられます。なかなか仕事が思い通りに進まずず、あせっている若手は、「心の余裕」がほとんどなく、いっぱいいっぱいの状況にあると予想されます。ですから、「こうしたほうがいいよ」と助言されても、おそらくそれを実行する「気持ちのゆとり」すらないので、自分はダメだというジレンマに陥ってしまうのではないでしょうか。人の助言を受け入れられるのは、「余裕・ゆとり」がある場合だと思ってあげてみてはどうでしょう。「余裕・ゆとり」がゼロの場合、せっかく言ってあげた助言が誤解されて、パワハラだと受け取られては困ります。


そんな若手を挫折させずに育てていくには、どうすればよいでしょう。まず最初に、その若手の「努力している姿」(先輩から見たら当然のことでも)や「苦労してがんばっている姿」を日々、具体的に認めてあげることが、どうしても必要です。先輩から認めてもらうことで、「精神的余裕・ゆとり」が徐々に芽生えてくるからです。それは同時に、自分を認めてくれる先輩がいると感じた時から、その先輩が言ってくれるアドバイスに耳を傾けるようになり、その先輩に質問しようとする勇気も湧き、先輩の助言を自分なりに実行してみようとする意欲も生まれるからでもあります。


限られた時間の中で、そんな悠長なこと・・と思われるでしょうけれど、このように、まだまだ経験の足りない若手を育てるには、未熟な若手でも共感的に接してくださるベテラン(若手から見て信頼できる先輩)の存在が不可欠だと言えます。以上、若手の「学びは職場の先輩・同僚との人間関係の中で成立する」ということが結論になりますが、いかがでしょうか。助言内容は、抽象的な「しっかりして」「ちゃんとして」ではなく、より具体的な動き方・話し方などを1つずつ教えてあげてくださるのが、若手にもイメージしやすく、若手なりに採り入れやすいのでは、と思います。


相談を受ける時に大切なポイント


「やさしく学べる保育カウンセリング」大竹直子・著(金子書房)を購入して読んで、「これは職場の若手から相談を受けた時にも生かせる」と思ったことを、勝手ながら抜粋して紹介させてください。[  ]は職場における場合を、不充分ながら私なりに想定してみました。本当は、本書を直接読まれることをオススメします(私はいつも手元に置いてあります)。


【基本】


ルールの枠を守る→ほどよい距離感、安心感(週1回30分、長くて50分。相談室のみ)


教師[相談を受ける側]のペースではなく、相手[相談者]のペースを大切に進めよう。(今、できることを見つけたい)


解決を急がない態度、あるがままを分かろうとする態度で。(分析・評価するのではなく)


どんな言葉も気持ちの一部分。あるがままを認める。(「今、ここで」の気づきを大切に)


相手[相談者]を変容させたくなったら、自らの気持ちに耳を傾けよう。(なぜ変容させたいか自問してみると、気づくことが・・)


【子ども】[職場の若手=相談者]


「子ども[職場の若手]を尊重し、一緒に行動し、話を聴き、会話を笑顔で終える」のが、教師[相談を受ける側]の役割。


子ども[職場の若手]の気持ちを代弁しよう。(言葉を補い、言葉を選んで。冗談はひかえましょう)


肯定的な視点で子ども[職場の若手]を見る習慣をつけて、伝えよう。(~したらと思うけど、どうや[どうですか]?)


具体的な表現を心がけて、お互いの理解を深めよう。(~だから、安心して大丈夫やで[大丈夫ですよ])


叱るのではなく説明を。「どうしたらよいのか」を具体的に教えよう。(正直に話してくれてありがとう[ございます])


子ども[職場の若手]の世界を理解する。認めて、ほめて、子ども[職場の若手]の心を育もう。(何に困っているか)


[上の文を詳しく言うと]認めることをいっぱいした上で、苦労や努力した姿をほめよう[能力をほめても、相談者の意欲は上向かない]。ほめるより、一緒に喜ぼう。(心が満たされる)


言葉は、投げるのではなく、そっと手渡そう。(言葉を大切に=自分も相手も大切にする)[初心者とのキャッチボール]


【保護者】[職場の同年配や先輩=相談者]


保護者[職場の同年配や先輩]は、子ども[職場の若手]や自分を大切にしてくれる教師[相談を受ける側]を信頼する。(心のこもったあいさつ)


親[職場の同年配や先輩]は、親[同僚・上司]である自分を教師[相談を受ける側]に認めてもらうことで、「親」[同僚・上司]として成長していける。


面談は始まりが肝心。あいさつ、ねぎらい、プラス情報の3ステップから入ろう。


今の気持ち、今できること、うまくいっていることを伝えよう。(次回につなげるひと言)


親[職場の同年配や先輩]の気持ちを確かめながら話を進めよう。(あいまいな返答をされても追求しないこと)


言うべきことは、お願い口調で言おう。(提案して、自己決定・選択をしてもらうため)


親[職場の同年配や先輩]ができることを助言し「いかがでしょうか」と言おう。(元気を取り戻してもらうため)


難しい保護者[職場の同年配や先輩]にはプラス1。終わりの時間も告げる。(4時から5時まで時間があります)


保護者[職場の同年配や先輩]の感情に対しては、正論で向き合わず感情を受けとめよう。(事情説明=言い訳)


先生[相談を受ける側]と協力関係をつくるとよいことがある!を保護者[職場の同年配や先輩]に経験してもらおう。


相談→心をこめて聴いて(わかって)もらえたら→「今日、相談してよかった」と思える。


【職員間で】[相談者自身][相談を受ける側=個人情報の保護責任]


抱え込まずに職場の誰かに頼ろう。外部の専門家も含めて、適切な人にもつなごう。


忙しい時だからこそ、うまくいっている時こそ、同僚と話し合おう。(指示・依頼の理由も)


助けを求める能力を身につけよう。弱音を吐ける相手を、職場内で見つけよう。


3つのコミュニケーションを大切に。「お願いします」「ありがとう」「ごめんなさい」


自分自身の「~するべきだ」を「~できたらいいな」に言い換えて、やってみよう。


引き継ぎは、状況より対応を、具体的に引き継ごう。そして、子ども[職場の若手]の成長を伝えよう。


【ふり返り】


対応や解決を急がず、まず相手を受けとめる=相手を大切に思いながら関係づくりをする。


相談者と教師[相談を受ける側]の関係性が、相談者をいやす。(心にエネルギーが満たされ、勇気がわく)


→以上が、同じ職場における若手などの相談者が、次の1歩を踏み出せる気持ちになるために、最も大事なポイントではないでしょうか。大竹先生には感謝いたします。イチオシの本です。


関連ページ
教育相談「始めの4歩」で決まります【 保護者と信頼関係を築く初期対応】【相談を受ける時の原則】【いじめ防止八策】【引き継ぎの鉄則】
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898108/


by takaboo-54p125 | 2016-06-25 05:01 | 社会全般

【小学生のいる親子向き】


次の、親子の「学び直し」10項目は、いかがでしょうか。


★18才未満は、保護者の責任の元で使うことを、親子で再確認しましょう。プリペイドカードを親に内緒で使ってませんか?


★18才未満は、フィルタリングが義務づけられていることも、親子で再確認しましょう。スマホもゲーム機と同じですから。


★パスワードは、必ず親が再設定して、子どもには教えないことを、親子で納得・合意できるといいですね。


★「保護者使用制限」11項目を確認して、どれを制限するか、親子でていねいに相談して決めましょう。


★「いつの間に通信」は「保護者使用制限」がないので、「自動」にしないことを、納得・合意できるといいですね。


★相手の立場を想像して、思いやりのあるコミュニケーションを、親子・家族の間で普段からするように心がけましょう。


★身近な人づきあいが苦手にならないように、家事・お手伝いなどを親子で一緒にする日も、つくるように意識しましょう。


★人に対して、平気で失礼なこと(傷つけること)を絶対してはいけない理由を、親が子どもにわかりやすく教えましょう。


★3DSを安全で安心して正しく使えるための、モラルとマナーを親も子も知って、自分を守るためにも身につけましょう。


★学校・友だち・習い事・イヤだったこと・体・不安・心配事など、すぐに、何でも相談し合える、そんな安心感のある親子関係をつくっていきましょう(命令・服従関係からの脱出を)。


小学生「ゲーム機10ヵ条の憲法」(案)=いずれスマホでも


(1)説明書を家の人といっしょに読みなおし、ルールを決める。(自分を危険から守るため=自分が被害者にも、加害者にもならないために)


(2)長時間、使いすぎないように気をつける。(目も、心も、頭も、体も大切にしてほしいから)


(3)これって本当に大丈夫かなと疑うことを忘れないようにする。(子どものふりをして、だまそうとする大人がねらっているかもしれないから)


(4)困ったり心配な時は、すぐ大人(家の人・学校)に相談する。(だまっていたら、心配が大きくなるから)


(5)おかしい、やばい、と思ったら、家の人に画面を見てもらう。(ほっておくと、心配が大きくなるから)


(6)メール・メッセージなどの書きこみに、自分が言われたらイヤなことは書かない。(ネットで書きこみをしたら、二度と消せないから)


(7)ゲーム機でつながった相手に、自分や家族のこと(個人情報)を教えない。(ネットに出た情報・写真は、二度と消せないから)


(8)知らない人とは、ゲーム機からネットでつながって遊ばないし、決して出会わない。(もしも、子どもになりすました不審者ならば危険だから)


(9)家の人にないしょで、ネットショップから、ゲームソフトやアイテムを買わない。(お金の使いすぎが、やめられなくなるから) 


(10)3DSを使う場合、「暗証番号」「秘密の質問」を家の人にも教える。(家で正直に話すことは、自分を守ることになる。忘れたと言って、かくしていると、あぶない時に自分を守れないから)


以上、どれも「しなやかな人づきあいをできるようになる」のが目的です。(案)ですので、それぞれのご家庭の状況によって応用していただければ、と思います。


【中学生のいる親子向き】


中高生が身につけてほしいスマホLINEの【マナー10項目】


スマホのLINEとは、友人等との「何気ない日常会話」の延長線にありますから、それなりのマナーを守ることが、そのまま自分を守ることになります。また、暗黙のルールを知っておくと、LINEが便利なツール(道具)になり、何も知らないと、ストレスの原因(ストレッサー)になるぐらいの違いが出てきます。


次の10項目がすべてではありませんが、「最低限のマナー(ルールやモラルも含む)」だと思いますので、LINEをしている中高生のみなさんも、見守る保護者の方々も、指導する先生方も参考にしていただければ幸いです。以下は、そこそこくわしい学生たちから教えてもらいました。


1つめは、LINEは「会話に近い短文のやりとり」ですから、メールのように長い文を送受信しないので、ある意味では「お手軽」です。


ということは、休み時間に友だちと「しゃべっている感覚」みたいになります。ですが、相手は「目の前にいない」のですから、目の前にいない「相手の気持ち」を「思いやることを忘れない」ようにしましょう。便利(LINEみたいな使い勝手)になればなるだけ、落とし穴(人間関係をこわすリスク)の数も増えますから(主語を省略すると、誤解を生みやすい)。


例えば、集まる交通手段を聞く時に、省略して「なんで来るの?」とたずねると、「どうしてあなたが来るの?来てほしくないのに」という意味に誤解されて受け取られるかも)。


2つめは、目の前にいない相手は今、何か用事をしているかも知れません。そんな場合、LINEで「時間つぶしの相手をさせられる」のは、誰だってイヤなものです。


ですから、ダラダラと「長時間し続けない」ほうが、お互いにとってよい関係でいられるのではないでしょうか。LINEのために仲が悪くなるケースは少なくないですよ。


3つめは、「未読」と「既読」に「こだわらない」ことは大事なポイントになります。ということは、大切な話や急いでいる話なら、LINEより違う手段(特に大事な話は、電話でも誤解が伝わる。LINEなら、なおさら。必ず出会った時に直接話すこと)を使うべきです。


相手は忙しいかも知れないので、たとえ「未読」でも、相手に「既読」を「せかさない」ことです。すぐに返信がある・・なんて勝手に期待しちゃうと、自分自身の心が落ち着きません。せっかくのコミュニケーション・ツールが、「ストレッサー」になっちゃいます。


4つめは、「既読」なのに返事が来ない時は、「あなたのメッセージはちゃんと読んだからね」というサインだと受けとめておくのがよいでしょう。


「既読」の相手に、しつこく「返信を要求」しないことです。要求されると、相手が困る場合(すぐには返信できない状況)もあると思いましょう。相手もイライラしちゃって、お互いに気まずくなることだってありますよ。


5つめは、グループトークをする時は、グループ「全員が楽しめる(会話に入れる)トーク」を心がけましょう。


一部のメンバーだけで盛り上がる内容なら、全員ではトークを楽しめないので、別のトークルームに移動してするべきです。せっかくのグループが、くずれる「きっかけ」をつくった「張本人」(「誰のせい?あの子のせい!」)になりたくないですよね。


6つめは、グループトークをしているのに、個人的なトークをしないこともエチケットです。


「1対1のトークをしたい」なら、「複数人トーク」(トークの画面から、画面右上のボタンでメンバーを選択)に切り替えればいいでしょう。グループトーク中に1対1のトークをしていると、グループのみんなが、しらけてしまいます。


7つめは、友人に「グループ参加(招待)を強制しない」ようにしましょう。


あなたのことが嫌いという理由ではなくて、たくさんの人からのメッセージが来るのを、しんどいと感じる人(苦手な人)もいるからです。LINEが「楽しみ」から「義務」になってしまうことで、「LINE疲れ」になっている人も少なくありません(それを言えずにガマンして黙っている人も)。


8つめは、トーク内容を、グループ以外の人に見せたり、話したりするのは、マナー違反です。


トーク内容(誰がこう言っていた)をばらすのは、あなた自身が、みんなからの「信用を失ってしまう行為」だと自覚しましょう。


9つめは、スタンプは「ごく親しい友人同士で使うアイテム」だと思いましょう。「喜怒哀楽の感情表現を超簡単に伝えるアイテム」だからです。


スタンプは自分の考えや気持ちを誤解されないよう「ていねいに説明するためのアイテム」ではないんだ!と意識しましょう。つまり、誰に対してもスタンプを安易に使うと、誤解されてトラブルの原因になりやすいと言いかえることもできます。また、スタンプの「連打は、相手の迷惑」になると覚えておいてください。金銭的にもプリペイドカードで「有料スタンプ」を買うのは、「ほどほど」にしましょう。


10個めは、LINEを使って、仲間はずれをしたり、イジメをしたり、絶対にしないことです。


しかし、短文やスタンプばかりで「やりとり」する習慣がつくと、人づきあい(理解し合うこと)を豊かに学ぶべき中高生の時期なのに、言葉足らずな会話しか身につきません。そうなると、相手を傷つけていることにも、気づかなくなります。人にイヤなことをしたら、必ず自分もされます。いつか必ず誰かにばらされるからです。仲違いしちゃった友人が、あなたの名前をばらすのは止められません。それは、一度送信した内容は、自分で「消すことができない」からでもあります。


LINE以外・・匿名で書き込みやコメントをしているつもりでも、誰が書き込みをしたのかなんて、プロにはばれてしまいます。過去に書き込みなどで身に覚えのある若者は、就活で「ジ・エンド」(企業が調査会社に依頼して発覚)かも・・・という時代です。また、小学生の頃、3DSやPSvitaなどのゲーム機インターネット機能で個人情報を「情報屋」に盗まれた可能性の大きい人は、数年たって成人する前後から、家族が特殊詐欺のターゲットにされやすい(子ども時代の個人情報が売買される→十代後半~二十代の若者の実家:祖父母が詐欺被害にあいやすい)ことも、頭の片隅に置いておくより、家族には正直に話しておきましょう(近い将来、自分・家族や大切な人を特殊詐欺・ストーカー等の被害から守るために)。


Twitterの公開ツイート(初期設定)と非公開ツイートの違い


高校では、LINEとTwitterの違いまで指導する時間はおそらくないと思います。ですから、お子さんが高校や大学・専門学校で、LINE感覚でTwitterデビューをすると、お子さんの個人情報(写真・所属等)がネット上に拡散してしまうことになります。それを防ぐためにも、せめてTwitterの基本だけは知っておきましょう。


余計なお世話ですが、SNSのTwitterは初期設定が公開ツイートなので、そのまま登録すると、世の中の誰でも閲覧できる=これがTwitterです(仲間うちのLINEとは別物)。本名で個人情報(所属名など)までプロフィールに載せたら危険です。就活先はチェックして、個人情報の管理ができない人と判断します。さらに、個人(顔)写真を載せるなど、問題外と判断されますよ。ツイート・リツイート内容は、誰に読まれても恥ずかしくない内容になってますか?ですから、個人を特定されにくいハンドルネーム&プロフィールにする人や、非公開ツイート(鍵マーク)にする人が多いのでしょう。それでも個人が特定されないとは限りません。SNSで、非常識な発信をして最後に困るのは自分だ、と自覚しましょう(以上、Twitterヘルプセンターを参照)。


関連ページ(記事)


子どもの「ネット・トラブル」を防ぐ【ネット・リテラシー教育】は、親子の絆を結び直す「きっかけづくり」【小学生:ゲーム機10カ条の憲法(案)】指導案

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898533/


3DS対策がスマホ対策の土台になる3作戦【ポイントは「親子の対話」をするかしないか】小学生「ゲーム機10カ条の憲法」案:2015年2月

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898534/



by takaboo-54p125 | 2016-06-12 05:14 | 育児・子育て

はじめに


ファミリーレストランやファーストフード店で、こんな親子を見かけます。料理が来るまでの間も、食事中も、「親も子もスマホでLINEかオンラインゲーム」or「親はスマホで子はゲーム機」・・いずれも親子の会話は「なし」です。これでは、おおよそ家庭での親子関係の姿も察しがつきます。


子どもがネットトラブルに巻き込まれないため:親子関係づくり


生まれる前おなかの中にいる時、ママの声(安心の音)をメインに聞いて育ったのが昔の赤ちゃんです。今は、ママの声(安心の音)よりも刺激的な電子音(ママの耳につけたウォークマン、ママのポケットに入っているスマホ着信音、ママが運転するクルマの振動音など)も聞いて育ちます。そのどれもが、ママの体に密着した発信音で、おなかの中の赤ちゃんの耳に振動しながら届いています。こうして現代社会では、胎児からみると、ママの声だけを聞いていた昔の習慣が、結果としてじゃまされることになります。ですから、生まれてから「安心の音はママの声」と感じにくい、というハンディが今の子どもたちにはあります(どの子もです)。そんな現代っ子は人と関わることに「不安」をいっぱい感じながら暮らしていますから、その「不安」を「安心」に替えるには、身近な大人が手間をかけて相手をしてあげる必要があるでしょう。ゲーム機対策・スマホ対策などの「ネット・リテラシー(インターネットの利便性も危険性も正しく理解して使用することと、そのマナーを身につける)教育」は、たんなるネット・トラブル対策だけでなく、「親子の対話」を土台にした、「人と豊かに交わるコミュニケーション力」を育てる場だと受けとめたいものですが、いかがでしょうか。


青少年インターネット環境整備法の2009年施行により、18才未満には「フィルタリング」が義務づけられました。その「フィルタリング」と、「フィルタリング」ではカバーできない部分の「保護者による使用制限」と、青少年がインターネットの利便性と危険性を正しく理解して、安全に安心して利用でき、そのマナーやルールを身につけるための「ネット・リテラシー教育」の、3つの大切さを、子どもたちにも保護者のみなさんにも、いっしょに学んでほしいと思いました。そんな、高学年:参観授業45分間(2小学校で実施)のおおまかな流れを紹介します。


高学年の参観授業「ゲーム機とネット」指導の流れ(45分間)A~G


A.「青少年インターネット環境整備法」で18歳未満の子がインターネットを使う時にはフィルタリングが義務付けられたことにふれる(H21年からパソコンにも、ケータイにも、ゲーム機にも)。


家庭科でも、「消費生活」の学習があることを確認する(さまざまなカード、あの手この手の悪徳商法、国の国民生活センタ−・都道府県や市町村の消費生活センターに相談できること)。


B.H21年当時、ゲーム機がネットとつながることを知っている家の人や学校の先生は、少なかったことを伝える。その結果、子どもが家の人に内緒でゲームを好き放題すると、自分も家の人もたいへん困ることが増えてきたことも知らせる。


C.2014年秋からのNewニンテンドー3DSは、最初から「フィルタリング機能が有効」な状態で販売されているのは、フィルタリングの義務付けと関連していることにもふれる(2014秋までに販売された3DSには、各自がフィルタリングをかける必要があることに気づいてほしい)。授業で、このC.を扱うかどうかは、学年部の先生方で相談する。


D.「フィルタリング」「保護者による使用制限」「ネットリテラシー」の関係図(授業でネットリテラシーが学年と共に高まるにつれて、保護者による使用制限やフィルタリングの度合いを、18才に向けて徐々にゆるめていく相関図)を見せる(お金もうけをしたい会社が次々と出してくる無料オンラインゲームCM戦略には気をつけるよう喚起したい。無料でたくさん配信して、たった1つでもヒット作品が出たら、それだけで、会社がもうかる仕組みになっていることにも、気づいてほしい)。


E.クイズ「ネットとつながるゲーム機には危険がいっぱい」   


4択クイズ形式で5~10問ほどのクイズを出すことで、子どもに問いかけ、子どもが考えて判断する時間をつくる。学年やクラスの実態によって、担任がクイズ内容を決めるのが望ましい。このクイズは間違ってもよいという空気をつくりたい。いくつ挙手してもよいこと+4つめには「わからない」も入れること=安心感のある授業の雰囲気にしたい。


例①無料ゲームは無料で遊べるのでしょうか?


「無料で遊べる」「体験版は無料」「お金がいるかも」「わからない」・・・途中から、お金がいるゲームもある(最初は無料でもゲームを攻略するためのアイテムなどはお金を払って買う。課金と言う。無料体験版は、有料の正規版を買いたくなるように作られている。どこまで無料なのか疑う必要あり)。


例②ネットのHP・サイトで、接続して危ないのはどれでしょう?


「IDフレンズ掲示板・友達募集掲示板」「YouTube・ニコニコ動画」「体の悩み相談」「わからない」・・・全部(下記●の危険がある「交流・相談サイト」「動画サイト」には近づかないこと→フィルタリングの必要性)


例③ネットにつながるゲーム機の使い方で、一番危険なのはどれでしょう?(例④⑤・・・省略)


「コメントや写真を送る」「つながった相手と出会う」「eショップでゲームソフトを買う」「わからない」・・・全部(写真はもちろん、悪口を書くのも、いつか必ず誰かにばらされるので、危険です。出会うのは絶対ダメ。ゲームソフトの品ぞろえが数千種類のeショップで買い始めると、プリペイドカードを買うのも平気になって金銭感覚がマヒして・・)


●子どもの個人情報を、子どもになりすまして集める「情報屋」に加えて、子どもに近づくために「不審者」自身が運営している可能性のある「友だち募集サイト」「悩み相談サイト」、さらに、うっかりと見てしまったことで心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる危険がある「動画サイト」には、決して近づいてはいけないことに気づかせたい。


F.いずれスマホを使う時のためにも、自律心(就寝時間、宿題、明日の準備、起床時間、ゲームの時間制限など、自分の生活リズムをくずさないこと)の向上を促す。


無料オンラインゲームをする人は、2014年で推定1000万人以上(その3~4倍という統計も←パズル&ドラゴン国内3300万ダウンロード+モンスターストライク国内1800万ダウンロード)。


アイテムを手に入れるため毎月課金している人は、2014年で少なくても200万人以上(パズドラやモンストの課金は、iTunes Card,Google playギフトカードなどのプリペイドカードはもちろん、ケータイ電話会社やコンビニでも支払うことができる)。スマホを持つ一部の小学生・中学生や、大部分の高校生・大学生、その保護者には要注意です。


有料アイテム課金、同年アンケートでは1人あたり1ヶ月平均2161円(月に1万円以上課金している人は、推定10万人以上)。


無料オンラインゲームがヒットすれば、その会社の売上は月100億円以上(2014年10~12月期の売上高:ガンホー[パズドラ]約400億円、ミクシー[モンスト]約300億円)。その後、逆転。ガンホーは2013年12月に、3DSパズドラZを発売開始(2013年売上6位、2014年売上13位)。2015年4月に、3DSパズドラ スーパーマリオブラザーズエディション(通称パズマリ)を発売開始(2015年売上21位)。これもスマホ・オンラインゲーム戦略の一環か?対するミクシーも2015年12月から、モンスト3DSソフトを発売開始(いきなり2015年売上6位)。


無料体験版ダウンロードゲームも、無料オンラインゲームも、たくさん無料配信しておいて、たった1つでいいからヒットして人気(一発打ち上げ花火)が出たら、その会社は必ずもうかる、という仕組みに気づいてほしい(ちなみに、録画予約もできてしまう深夜アニメも、よく似た仕組み)。会社にもうけさせているのは、オンラインゲームにはまっているユーザー自身であることも。


G.小学生「ゲーム機10カ条の憲法」(案)を、指導者と子ども全員で斉読する。


以下のは、時間があれば扱って、時間がなければ、学年だより等で、保護者への啓発に活用してもらう。


3DSのアカウント(ネットワークIDとパスワード)とは、日常生活で例えると


銀行の預金通帳(口座番号とキャッシュカード暗証番号)みたいに大事だから、


親友にも教えてはいけません。それよりも、小学生は、保護者に3DSの「IDとパスワード」を管理してもらいましょう。子どものうちは「IDとパスワード」を保護者に委ねるほうがよいでしょう。


18才未満の「フィルタリング」義務づけを守り、「保護者による使用制限」は、親子で相談しながら、自分の「ネットリテラシー」を高めるにつれて、徐々に解除していくのが望ましいでしょう。それを話し合える親子でいてほしいと願います(いずれ、スマホを安全に安心して使えるためにも。もちろん、パソコン、タブレット端末、音楽プレーヤーも同じ)。


2014秋までのニンテンドー3DS取扱説明書の、50ページには、子どもを有害なHPから守る「フィルタリングサービスによるアクセス制限」が書いてあり、58ページには、「保護者による使用制限」10項目(Miiverseにも追加され11項目=「ペアレンタルコントロール」とも言う)が書いてある(Newニンテンドー3DSにも書いてあるはず)→どちらも、もう一度、家の人といっしょに読み直しましょう(親子がいっしょに読む時間のある休日が望ましいでしょう)。


ただし、「自動配信」は「保護者による使用制限」ではないので、「設定」→「インターネット設定」→「いつの間に通信」→「ソフトの自動受信」→「停止」にチェックを入れることで、「無料プレゼント」などと称して自動配信されるもの(有料のものがほしくなる仕組み)を防ぐことも、自制心・自律心(自分を適切にコントロールする力)を身につけるために大切なので、親子で話し合いましょう。


以上、子どもからインターネットを遠ざけるだけでは、子どもは無防備でモラルもマナーも身につかないまま中高生になり、隙だらけの大人になってしまいます。ですから、子どもにインターネットへの理解を深めてもらい、インターネットと賢くつき合うための、1つの「ネット・リテラシー教育」参観授業(保護者にも子どもと共に歩んでほしい)例の紹介でした。


昨今は、いろいろな会社(ゲーム機の有料ソフトダウンロード、スマホのオンラインゲーム課金、音楽配信、電子書籍、LINE有料スタンプ・コイン等々)のプリペイドカードが、コンビニだけでなく、食品スーパーでも売っています。進学塾のタブレット学習用プリペイドカードもありますし、銘菓店ではタブレットを持った店員さんが応対してくれ、何かとネット予約が流行る時代です。大企業では更衣室から中へはスマホ持ち込み禁止にする工場が増えてきました。通学先や勤務先にあるコンセントからのスマホ充電も問題になりかけています。それでも、子どもたちの日常会話では、ゲーム・ネット関連の話題が飛び交っています。そんな子どもたちの、学年・クラスの実態に合わせて応用しながら、ご活用いただければ、と思います。


こんな「ネット・リテラシー教育」のゲスト・ティーチャー45分参観授業をしたラスト5分で、子どもたちへ、以下の【小学生:ゲーム機10ヵ条の憲法】(案)を提案しました(時間オーバーした学校では、担任の先生方から配ってもらいました)。すでに公開している、【小学生3DS:親子18の約束】(2014年12月修正案)より、ゲーム機特有の専門用語をできるだけ使わない文言にしてみましたので、親子で話し合う材料として自由にご活用ください。


小学生「ゲーム機10ヵ条の憲法」(案)=いずれスマホでも


(1)説明書を家の人といっしょに読みなおし、ルールを決める。(自分を危険から守るため=自分が被害者にも、加害者にもならないために)


(2)長時間、使いすぎないように気をつける。(目も、心も、頭も、体も大切にしてほしいから)


(3)これって本当に大丈夫かなと疑うことを忘れないようにする。(子どものふりをして、だまそうとする大人がねらっているかもしれないから)


(4)困ったり心配な時は、すぐ大人(家の人・学校)に相談する。(だまっていたら、心配が大きくなるから)


(5)おかしい、やばい、と思ったら、家の人に画面を見てもらう。(ほっておくと、心配が大きくなるから)


(6)メール・メッセージなどの書きこみに、自分が言われたらイヤなことは書かない。(ネットで書きこみをしたら、二度と消せないから)


(7)ゲーム機でつながった相手に、自分や家族のこと(個人情報)を教えない。(ネットに出た情報・写真は、二度と消せないから)


(8)知らない人とは、ゲーム機からネットでつながって遊ばないし、決して出会わない。(もしも、子どもになりすました不審者ならば危険だから)


(9)家の人にないしょで、ネットショップから、ゲームソフトやアイテムを買わない。(お金の使いすぎが、やめられなくなるから) 


(10)3DSを使う場合、「暗証番号」「秘密の質問」を家の人にも教える。(家で正直に話すことは、自分を守ることになる。忘れたと言って、かくしていると、あぶない時に自分を守れないから)


以上、どれも「しなやかな人づきあいをできるようになる」のが目的です。(案)ですので、それぞれのご家庭の状況によって応用していただければ、と思います。



親子で話し合うポイント


まず、「パスワード」と「秘密の質問」を保護者が管理するため、子どもに納得してもらって「パスワード」変更の手続きをして、2014年秋までの旧3DSには「フィルタリング」をかけます(2014年秋以降のニュー3DSには「フィルタリング」がかかった状態で販売されています)。子どもと話し合いながら「保護者による使用制限」11項目のうち制限をかける項目を決めます。旧3DSの取扱い説明書には「年齢制限」「インターネットブラウザーの使用(ホームページを見られる)」「ニンテンドーeショップ等での商品やサービスの購入(プリペイドカードでネットショッピングできる)」「3D画像の表示」「写真や画像・音声・動画・長文テキストの送受信」「他のユーザーとのインターネット通信」「他のユーザーとのすれちがい通信」「フレンドの登録」「DSダウンロードプレイの使用」「配信動画の視聴」の10項目があります。それに加えて「ミーバース(ツイッター形式で書き込み・投稿・閲覧ができる)」も「保護者による使用制限」の対象になります。ただし、「いつの間に通信」は「保護者による使用制限」の対象ではないので、制限するなら「自動配信」をしない設定が必要になります。「設定」→「インターネット設定」→「いつの間に通信」→「ソフトの自動受信」→「停止」にチェックを入れることで、「プレゼント」と称して配信されてくるものを防げます。どれを制限するかは、親子で必ず相談・納得・合意をして決めましょう。





アカウント・ハック(アカウント乗っ取り)被害にあわないために


アカウント(ログインする権利)を乗っ取られる事件が新聞やテレビニュースで採り上げられていました。アカウント・ハック(アカウントの乗っ取り)とは、ログインする権利(アカウント=ID+パスワード)を盗まれることですから、例えば、銀行の預金口座番号とキャッシュカード暗証番号を盗まれることと同じくらい重大なことです。盗もうとする者は、ターゲットにする人のアカウント(IDとパスワード)を特定するために、パソコンで「総当たり攻撃」というのを仕掛けてくるそうです。ですから、第三者にはわかりにくいIDやパスワードが望ましいでしょう。もし、英数字なら、両方を組み合わせるのも効果的です。また、複数のアカウントを持つ場合は、同じパスワードを使い回さないようにしましょう。ただし、自分自身が忘れないように、メモをして残しておく必要もあります。


さらに、知らない人からの友だち申請には、OKしないことです。友だちと同姓同名とか、友だちの姓名と一字違いの場合も、まずは疑うことが大切で、友だちに直接確かめるまでは、やはりOKしないことです。写真付きアカウントは99%あやしいので、友だちリクエストにも、絶対OKしてはいけません。「ちょっと得するソフト」「少しラッキーなアプリ」「あなたのパソコン・スマホは不安定な状態ですから改善します」などといった表示にも、絶対にクリックしないでください。アカウント・ハックしようとする者や、個人情報をねらっている者は、あの手この手で、だまそうとしてくると思って、いつも、疑うことを忘れないようにしましょう。




【ニンテンドーネットワークID】


ニンテンドーネットワークID(店で買ったソフトをアップデートするためにも必要なID)の登録は無料です。3DS購入時に登録しているはずです。ただ、このIDを削除・消去すると、ダウンロードしたデータも消えるという、やっかいな存在でもあります。ですから、例えば、店で買ったポケモンのソフトに不具合が見つかったお知らせが来た場合、ニンテンドーeショップでの購入、インターネットブラウザーなど10項目全部「保護者による使用制限」をしていても、そのパスワード(子どもに教えないこと)を入力したら、一時的に「保護者による使用制限」が解除され、ポケモンのソフトをアップデートすることは安心してできます。しかし、そのパスワードを、ついうっかり子どもに入力させてしまったら、「保護者による使用制限」の解除方法を教えているようなものです(取扱説明書を読むのは親の役目)。ログインして「保護者による使用制限」の各項目を制限または解除(学年が上がるにつれて子どもと相談)する場合も、「パスワードを保存する」にチェックを入れてしまうと、子どもが解除することも可能になります。面倒ですけどパスワードは、子どもに知られないようにメモしておきましょう。(パスワード不明の場合の対応は下に書きました)


「フィルタリング・・」&「保護者による使用制限」


2014年秋までのニンテンドー3DS取扱説明書には、「保護者による使用制限」について、58ページに10項目(年齢制限、インターネットブラウザーの使用、ニンテンドーeショップ数百円で買えるゲームソフトや、無料体験版ソフトなど、膨大な内容ですから、保護者の皆さんも一度ご覧になることをオススメします等での商品やサービスの購入、3D映像の表示、写真や画像・音声・動画・長文テキストの送受信、他のユーザーとのインターネット通信、他のユーザーとのすれちがい通信、フレンドの登録、DSダウンロードプレイの使用、配信動画の視聴)が書いています。Miiverseにも「保護者による使用制限」が追加されたので11項目になりました(ご自身で読むのをさぼらないこと)。ただし、「自動配信」は「保護者による使用制限」ではありませんので、「設定」→「インターネット設定」→「いつの間に通信」→「ソフトの自動受信」→「停止」にチェックを入れることで、「プレゼント」と称して配信されてくるものを防ぎます。


子どもを有害なHPから守るための「フィルタリングサービスによるアクセス制限」は「青少年インターネット環境整備法」で18歳未満の子がインターネットを使う時には使用を義務付けられました。2014年秋からのNewニンテンドー3DSは、最初から「フィルタリング機能が有効」な状態で販売されています。無効にするには、クレジットカード(JCB、マスターカード、VISA)の手続きがいるようです。子どもが勝手にできない仕組みです。


小学校低学年には、基本的に「保護者による使用制限」と「フィリタリングサービスによるアクセス制限」の両方をしておくことが出発点と言えるでしょう。そして、お子さんの学年が進み、インターネットを正しく学習し理解が深まるのに合わせて、小学校高学年→中学生→高校生というふうに、段階的に親子で相談しながら「保護者による使用制限」「フィルタリング」を徐々に解除していくのが望ましいでしょう。面倒でしょうが、解除をあわてず急がず、親子の相談を重ねていると、大学生になった時が、お子さんのネットリテラシー(情報ネットワークを正しく利用できる能力)を信頼し、全面解除しても大丈夫だと判断できる時期になるのでしょう。だから、18歳未満への「フィルタリング」義務付けが、「青少年インターネット環境整備法」で定められているのだと思います。ただし、操作を知らないことを理由に親が放任して、やりたい放題させていたら、当てはまりませんが・・。(親の責務が問われます)


「暗証番号の変更」→「保護者による使用制限」の設定手順


お子さんが3DS購入時にID登録した際、子ども自ら「暗証番号」を入力している場合、親が「保護者による使用制限」を設定する手順を説明します。お子さんと相談・納得・合意した上で、「HOMEメニュー」→「本体設定」→「保護者による使用制限」→「変更する」→「暗証番号」(お子さんが設定した番号)を入力することで「制限項目の選択」「暗証番号の変更」ができるはずです。お子さんが「暗証番号」を忘れていても、お子さんが設定した「秘密の質問」に正答できたら、「保護者による使用制限」はできます。ただ、「暗証番号」か「秘密の質問」を覚えているお子さんが入力すれば「保護者による使用制限」解除もできてしまうので、お子さんが知らない新たな「暗証番号」「秘密の質問」に変更する必要があるわけです。(あわてないことです)


次に、お子さんが「暗証番号」も「秘密の質問」も忘れていた場合、お子さんと相談・納得・合意した上で、「HOMEメニュー」→「本体設定」→「保護者による使用制限」→「暗証番号を忘れた方はこちら」で「忘れた」をチェックすると→「お問い合わせ番号8桁~10桁」が画面上に出ます。その番号をメモして、ニンテンドーテクニカルサポートセンターに電話で伝えると→「マスターキー5桁」を教えてもらえます。その「マスターキー5桁」をメモします。先ほどの「お問い合わせ番号8桁~10桁」画面右下の「OK」をチェックして「マスターキー5桁」を入力すれば、「制限項目の変更」も「暗証番号の変更」もできるはずです。しかし、手順に困ったら、ニンテンドーテクニカルサポートセンターのオペレーターに電話で教えてもらいながら、3DS を操作して入力していくのが確実です。ただし、問い合わせで電話する人が多く、つながりにくい状態が続くことを覚悟しておきましょう。受付開始の午前10時がつながりやすいかも・・。なお、お子さんが知らない、新たに変更した「暗証番号」「秘密の質問」は、自分が忘れないようにメモしておくことが重要だと、つけ加えておきます。(子どもから見て、勝手にされた!と感じないように)


親が一番忘れてはならないこと=話し合える親子関係


「保護者による使用制限」は、できる限り、親子で相談・納得・合意することが望ましいでしょう(親の押しつけにならないこと、子どもの言いなりにならないこと)。親が意識してほしいのは、約束できた数より、親子の絆・信頼関係を深めるための話し合いだと忘れないことです。ニンテンドー3DSについて、親子双方にとってよい相談ができたなら、それは、いずれスマホを持たせる時にも、フィルタリングや使い方の約束について、立場・意見の違いがあっても相談し合える親子関係、の土台がつくれる第1歩になったということです。3DS~スマホを通して、信じ合える親子になる絶好のチャンスにしましょう。これを面倒だからとスルーしたら、わが子が中高生になった時、親は大変困ります。思春期の子どもは親以上にメッチャ困るでしょう(先に楽すれば、後から苦あり、です)。保護者が3DSに「フィルタリング」をかけず、「保護者による使用制限」もしないでいると、子どもはやりたい放題になります。子どもが自分でも気づかないまま、危険な領域に足を踏み入れていたなら、ストップをかけてあげるのが保護者の役割です。あわてず落ち着いて、子どもと対話を始めましょう。命令ではなく、対話(相談・納得・合意)を!


子どもになりすまして個人情報を収集する「情報屋」と呼ばれる大人や、ゲーム関連商品の売り上げを伸ばしたい大人が存在する今の社会です。ターゲットは子どもたち(業者間で取り引きされる子どもの個人情報の価値は大人の数倍)です。2013年11月にニンテンドーが【いつの間に交換日記】と【写真交換】ができるサービスを停止した代わりかもしれない・・Miiverse(ミーバース)。3DSでは、2013年12月から、配信されたアップデートにより、Miiverse(Twitter形式でSNSができるコミュニケーションサービス)で書き込み・投稿ができるようになりました。3DSユーザー(ゲームプレイヤー)はMiiverseの機能で、文章や手描きイラストやスクリーンショット(画面写真)を使い、感想・自慢・発見を語り合ったり、共感した書き込みに、コメントや「そうだね」をつけて交流することができます(トラブル多い)。たいへん気になるところです。


気になる理由・・そういうパッと見には大丈夫そうでも(大丈夫じゃない)、すぐ近くに悪意を持った大人もこっそりと潜んでいて、あまりにも危険すぎる、「交流サイト」などと呼ばれる「ID掲示板」「IDフレンズ掲示板」「友達募集掲示板」や、心的外傷後ストレス障害PTSDを引き起こすかもしれない「動画サイト」や、「体の悩み相談」←(親身に相談に乗るふりをしながら信用させてから、露出度の大きい写真を送るよう指示する極めて悪質なサイト=不審者)等には、決して近づいてほしくないからです。


くどいようですが、やりすぎたら、やめたくてもやめられない依存症になっちゃうこと。これって大丈夫かなと疑うのを忘れないこと。困ったら、すぐ大人(親や先生)に相談すること。自分や家族のことは絶対に教えないこと。知らない人とネット上で遊ばないし、決して出会わないこと。この5つは、くり返し指導したい項目です。


スマホ依存症にならず、ネットいじめに巻き込まれず、自分を守り、人と人とのコミュニケーションを大事にできるためにも、わが家でもできそうなことを、親子で話し合い、採り入れてみてはいかがでしょうか?購入する直前がタイミングとしてはよいのですが、購入後でも、気づいた時がスタートです。青少年インターネット環境整備法には、携帯電話販売店は18才未満が使用する場合、購入時にフィルタリングサービス(アクセス制限など)を勧める義務があり、保護者の責務があることも明記されています。フィルタリングサービスの詳細は、各携帯電話ショップでお聞きください。


スマホについて親子で話し合える環境づくりをしましょう


また、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、2015年2月からdocomoの請求書を封筒(紙)で送ってもらうには、申し込みが必要になりました。その手続きをしない場合、われわれユーザーがdocomoのHPで確認しなければ請求詳細を見ることができない方法に変わりました(お知らせメールは来ないそうです)。しかし、わが家では、月1回、夕食の時、その請求書の明細(各自のガラケーやスマホが何に何円使ったかという内訳:例えばガラケーならパケット定額であっても先月のパケット通信は何パケットだったか、スマホならパケット定額であっても先月の利用データ量は何ギガGBだったか)を家族(親子)で見ながら、ケータイ(スマホ)の使用状況をオープンに話し合ってきました。ですから、私はdocomoショップへ行って、たしか月50円か100円必要になりますが、子どもに無茶な使い方をしてほしくないから、封筒(紙)の請求書を申し込んできました。おそらく、ソフトバンクやauも同じだと思いますので、関心のある方は各ショップでお確かめください。


市販(有料)のフィルタリングサービスとしては、デジタルアーツ株式会社のi-フィルターが有名で、パソコン用では、初めて日本PTA全国協議会の推薦を受けています。HPを見ると、各種ゲーム機向けフィルタリングソフトもあるようです。スマホ用の、i-フィルター foe Androidは、尾花紀子さんのオフィシャルブログでも紹介されています。私が、わが子(高校生)のスマホに入れた(ダウンロードした)のは、デジタルアーツ株式会社のスマホにひそむ危険 疑似体験アプリ(無料ダウンロード)です。これは九州地方の先生からメールで教えてもらったもので、実際に疑似体験させたわが子の意見を聞くと、「スマホを初めて買ってもらった中高生がスマホの危険を10種類ほど疑似体験できていいかも」と言っておりました。こうして、わが家にとっては、スマホについて親子の対話を円滑にする「きっかけ」にもなりました。以下のアドレスです。


スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ


http://www.daj.jp/cs/sp/app/


最新の『スマホ18の約束』(尾花紀子さんによる)


尾花紀子さんのオフィシャルブログを拝見すると、なんと、上記の「スマホ18の約束」を日本の現状に合うように、さらにアレンジしておられました。これは、必見です。ブログ名は『尾花紀子の「グッドネット・デザイン教室」』です。そのトップページの「記事一覧」から探してもいいのですが、「尾花紀子アレンジ翻訳版『スマホ18の約束』ミニ解説&チェックシート付」の、中ほどに紫色の太字にしてある、家庭で、学校で、地域で考えたい!『スマホ18の約束』をクリックすると、すぐにでもプリントアウトしたい【PDF資料】が見られます。尾花さんご自身も「印刷OK」と書いておられます。紹介します。


ブログ名『尾花紀子の「グッドネット・デザイン教室」』


尾花紀子アレンジ翻訳版『スマホ18の約束』ミニ解説&チェックシート付


http://www.frey.jp/sol/edu/


「スマホ18の約束」以外にも、先生方や保護者にとって、たいへん興味深いネット・リテラシー教育の最新記事が多数ありました。例えば、LINE、Twitter、YouTube、Facebook、Google+ といった“青少年がよく使うアプリ” をピックアップしワンタッチで 「許可」 or 「禁止」 の設定を可能にしたスマホ・フィルタリングソフト「iフィルター for Andoroid」のことや、「全国学力テストとスマホの利用時間」などです。オススメのブログです。


公衆無線LAN(Wi-Fi)にも危険は潜んでいる(スマホ対策も)


公衆無線LAN(街にあるネット接続サービス)は、Wi-Fiスポット、無線LANスポット、フリースポット、ホットスポットなどと、さまざまな呼び名があります。有料のWi-Fiスポットもあります。それに対して、コンビニの、セブンイレブンでは「7Spot」、ローソンでは「LAWSON Wi-Fi」、ファミリーマートでは「Famima_Wi-Fi」という看板が出ている店は、無料のWi-Fiスポットです。(ニンテンドーゾーン)と表示されているWi-Fiスポットもあります。駅・公共施設・宿泊施設・外食チェーン店などの「FREESPOT」も無料です。しかし、無料ということは、セキュリティ保護(暗号化)を自己責任で設定(SSL通信を行う。HTTP[HTTP over SSL]のウェブサイト[目印は鍵アイコン]を利用。暗号化パターンはWPAを選択)する必要があること等々を、次の記事をきっかけに知りました(暗号化Noneも暗号化WEPも×とのこと)。


2015年2月17日(火)朝日新聞朝刊35面に「無線LAN街角のワナ」という大きな記事が載っていました。記事では、カフェなどの飲食店に無線LAN通信装置付きパソコンを持ち込み、自ら「Free Public(フリーパブリック)Wi-Fi(ワイファイ)スポット」基地になりすまし、ネット接続するお客さんの個人情報に不正アクセスする悪意を持った輩が存在することに、警鐘を鳴らしていました。便利であるということは、それだけ危険と隣り合わせなのです。記事には、公衆無線LANの注意点も4つ載っていました。2つだけ紹介すると、『アクセスポイントへの接続時に「暗号化モード」を選ぶ』『閲覧したサイトのアドレスの冒頭が「https」となっていれば暗号化澄み』とのことです(つけ加えると「https://」で始まるURL(通称アドレス)なら暗号化済み)。紙面1ページの半分以上を使った8段の詳しい記事ですから、朝日新聞デジタルや図書館などで、直接読まれることをおススメします。


まず、「フリー」とか「パブリック」がWi-Fiのネットワーク名に付いているなら、つなげるのは危険です。さらに、暗号化が「None」になっていたら、パスワードがかからない(情報流出の可能性大)と理解したほうがいいでしょう。外(街・店・駅など)では、大切な情報のやりとりをしないのが安全です。とにかく、外出先(電波の届きにくいはずの地下街・トンネル内も含む)では、知らないWi-Fi(特にパスワード入力なしのWi-Fi)につなげないことです。10~30mの範囲内に「Free Public Wi-Fi」や「Free Internet Access」を操っている輩が、人ごみにまぎれて潜んでいそうな場所では、スマホの無線LANスイッチをONからOFFにしておくほうが安心だと思いますが、いかがでしょうか(外出するならOFFが安心です)。無料のWi-Fiスポットではセキュリティが保障されていないので、安易に接続すると不正アクセスされる可能性があります。お使いのスマホの携帯電話販売ショップで「暗号化」について教えてもらうのがいいかも知れません(ただし詳しいスタッフに限りますけど・・)。くり返しになりますが、公衆無線LANでWi-FiをONにすると表示される「ネットワーク選択」では、必ず「鍵マークのアイコン」の付いてあるSSIDを選び、必ずパスワードを入力して「接続」をタップすることが、セキュリティ保護(通信データの暗号化)の鉄則です(コンビニなど、会員登録が必要なSSIDもありますが、変更も頻繁にされますので、利用する場合は、必ず提供業者のページでご確認を=自己責任)。


関連ページ


中高生が身につけてほしいスマホLINEの【マナー10項目】Twitterの[公開ツイート]と[非公開ツイート](Twitterは被害に遭いやすいSNS)

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898591/

3DS対策がスマホ対策の土台になる3作戦【ポイントは「親子の対話」をするかしないか】小学生「ゲーム機10カ条の憲法」案:2015年2月

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898534/




by takaboo-54p125 | 2016-06-11 06:18 | 保育・教育

気になる子どもに直球しか投げてこなかった教師に対して、もっと多彩な変化球があることを、とてもわかりやすく解説してくださっている本です。子どもと教師がかみ合わず、結果として、荒れる子どもの心へ「火に油を注ぐ」こととなってしまう生徒指導から、発想の転換をはかるチャンスが数多く書いてある本なのです。本書を直接読まれることをオススメします。


行動障害と非行のことがわかる本」小栗正幸・監修(講談社)
目次
1,「困った行動には意味がある」
2,「行為障害の背景にあるもの」
3,「発達障害と行為障害の関係」
4,「適切な支援の進め方」
5,「立ち直りを支える」


1,「困った行動には意味がある」では、「困った行動をするのは困っている子ども」、とあります。


例えば、反抗的・攻撃的な子どもについての、視点の変え方が書いてあります。この子は「お遊びモード」だったのに、突然叱られて、気持ちが切り替えられなかったのではないか(4章にいろいろな策が掲載)。


この子は相手の気持ちを想像するのが苦手なのではないかこの子は衝動をコントロールするのが苦手なのではないかこの子はじつは被害者意識が強いのではないかこの子の攻撃は防御行動なのではないか。等々です。


また、ものを盗んだり、平気でウソをついたりする子どもについての視点の変え方も、本当に「盗もう」としていたのか、「貸してほしい」と思っていただけではないのか手に入れたい物がある時にどういう手順をふめばいいかがわかっていないのではないかウソをつくことでなにを守ろうとしているのか、などと書いてありました。


2,「行為障害の背景にあるもの」では、具体的な場面がいろいろ載っています。


例えば、「モード切り替えの失敗」が軋轢(あつれき)を生む、と書いてあります。問題行動の多い子の反応が、イラスト入りでわかりやすく解説してありました。
お遊びモード→(教師の叱責)→警戒モード→(さらなる叱責)→防御モード攻撃行動


4,「適切な支援の進め方」では、具体的な支援のしかたが載っています。


家庭や学校で約束を守る練習をする約束指導について、書いてあります。その手順は、本書をお読みください。


個別の課題(困った行動)に対して、教師が立てる指導目標にも適・不適があると書いています。
×子どもへのよくない指導目標「立ち歩かない」「勝手に人の物を取らない」
◎子どもへの望ましい指導目標「席を立つ時には先生の許可を求める」「物を借りる時は、持ち主に使ってよいかどうか聞く」、行動が起きるその場で指導すべき、とも書いてありました。


「ダメ!」と言う前にほめるチャンスをいかす、とも書いてあります。そこには、「ほめられないとやらない」状態をさけるには、ほめる回数を徐々に減らす(その都度→授業の終わり→1日の終わり)ことや、ほめ方を変えること(言葉でほめる→視線を合わせてニッコリほほ笑む)、とありました。


注意・叱責は事前通告してからすることの大切さ、も書いてあります。
子どもが制止すべき行動をしている→事前通告「△△君、今からしかりますよ」→子どもの気づき「これはまずい」→行動の抑止(子どもが「しかられモード」に切り替えられると、自ら行動を制止)。特に、「絶対に許されないこと」をした時には、直後に「してはいけないことだ」と、事実のみ伝え、個別に保護者同伴で謝罪させることの重要性が書いてあります。


「どうしてしたんだ」と理由を聞くと、弁解の余地があると誤解させ、「悪いと思わないか」と長い説教をすると、反発心が高まり、子どもの気持ちを肯定すると、許してもらえたと誤解させてしまうこともある、とのことです。


子どもと対話する時には、「どうすれば、あなたが今より充実した学校生活を送れるか、いっしょに考えような」と、対話の目的をはっきりさせること時折「こういうことだね」とメモを見せることメモをコピーして持って帰らせること沈黙は長引かせず話題を変えることマイナスイメージをそのまま受容しないこと(詳細は78ページ)などのポイントが書いてありました。


また、子どもと対話する時には、子どもの「こだわり」に、教師はこだわりすぎないで、ときには受け流したり、別の話題をふってみたりすることの、有効性が書いてありました。


さすがは、少年鑑別所長や医療少年院長などで、少年たちと真正面から向き合ってこられただけあって、めちゃくちゃ説得力があります。生徒指導主任、いじめ対応教員、クラス担任の先生方、本書を直接読まれることをオススメします。私は、図書館へ返却した後、すぐに購入して手元に置いてあります。


「どうしたの?」から「どうしたい?」までの過程を大事に


子どもが困った行動をするのは、その子自身が困っているサインだと受けとめたいですね。そのサインは1つでも、その裏側にはいろんな思いが詰まっているはずです。疲れ、孤独感、イライラ、不満、怒り、後悔、自責、不安、投げやり、自暴自棄、迷い、救難信号などです(不眠・空腹感・虐待・イジメもあるかも‥)。だからこそ、「どうしたの?」から入ります。


その子のつぶやきを教師がくり返して言ってあげると、その続きをぽつんぽつんとつぶやいてくれるようになります。その際、その子の課題を探ろうとしないことです(分析や評価はしません。助言もお説教も、です)。あくまでも、その子を丸ごと受けとめようとする感覚で、心を込めて聴いてあげます。


そうすると、その子の中では、教師に自分の思いを受けとめてもらえて、もやもやしていた心が何となく落ち着いてきます。思いを言葉にするうちに、気持ちが整理されてきて、ある瞬間、その子の表情に微妙な変化がフッと現れます。それは、その子が自ら何かに気づくと言うか、その子自身の中に眠っていたであろう何らかの気持ちが湧いてきた証しだと思います。


その時にこそ、「どうしたい?」と問いかけてあげます。その問いかけが、その子なりの新たな1歩を踏み出すきっかけ(分岐点)になるのではないでしょうか。そういう子どもと教師の具体的な信頼関係づくりが、その子のトゲトゲした心を洗い流し、その子が次の1歩を踏み出そうとする勇気とパワーの源泉になるような気がしています。その子が「聴いてもらえてよかった」と思ってくれたのなら、その子にとっての「はじめの1歩」になったと言えるでしょう。事情にもよりますが、そこまでで平均30分前後ぐらいでしょうか。


くり返しになりますが、その子の抱える問題部分だけを取り出すのではなく、その子の気持ち丸ごとの現状を認めてあげようとすることです。そうやって、自分の思いを聞き手の教師に温かく(手渡すような言葉がけで)受けとめてもらえたと実感できた子どもは、不安だったのが安心感になり「今、思ったんやけど・・」と自分で悩みの核心部分に気づき始めます。そうした教師との温かい関係性が築かれる中で、子どもは確実に勇気づけられます。こういった支援をおろそかにしない教師こそ、子どもにとって「存在感」のある教師なのでしょう。この「存在感」が、教師の話を聴く子どもを育てる土台になります。

関連ページ
学校・園で【自分を出したがる子&自分を出せない子】の共通点→たった一つの約束「大丈夫?」自己決定を促す「どうしたい?」+困った子は困っている子+存在感のある教師
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by takaboo-54p125 | 2016-06-05 05:11 | 保育・教育