私がかつて勤務していた大規模校に、転任して来た1人の先生が、当時、時々「この学校には、教師の空気に違和感を感じる」ような意味のことを、ちらっとこぼしておられました。私は同校に10年近く勤務していたので、鈍感になっていたのか、転任して来られた方の気になる「ひと言」をもっと大事に聴く謙虚な姿勢が、自分になかったことを、今、恥ずかしく思います。人事異動によって、新鮮な風を入れてくださったのを、無駄にしてしまいました。ごめんなさい。


と言いますのも、過日、その先生と出会った時、数年ぶりに当時の頃を話題にしました。そして、私が、「先生は、あの頃、何に違和感を感じていたのですか?」と聞くと、その先生はズバリ、「たとえば、放課後の職員室」と言われました。毎日、放課後、職員室の電話(大規模校なので2,3台)は、保護者に電話連絡している担任だらけで、おまけに、出会って話すべき内容も少なくなかったそうです。(あ然・・)


たしか、私はその頃は生徒指導担当をしていて、                                                     「電話では誤解が伝わります。足を運べば誠意が伝わります。微妙な内容なら、必ず訪宅して保護者と出会って話してください」                                              みたいなことは、職場のみんなに言っていた(書いていた)つもりでしたが、担任の先生方の心には届いていなかったことに気づかされました。私も放課後は、外回りや保護者対応に追われていたというのは、言い訳でしかありません。生徒指導は組織の力で!なんて、偉そうなことを口では言いながら、私自身が個人技の生徒指導しかできていなかったということです。(それも後追い指導ばかりでした)


それに比べて、公開授業を観せていただいた6校(小中高)では、積極的な生徒指導を日々の授業の中で展開しておられました。しかも、学校ぐるみで組織的にしておられることは、各学年各クラスの子どもたちの表情を見れば、一目瞭然でした。


もう数年前のことですが、大変ほろ苦い気持ちです。当時、各学年部へ本当の意味でのフォローができず、申し訳ありませんでした。自分にできていなかったことを言うのも厚かましいのですが、職場の空気(電話で済まさないなど)をつくるって、改めて、学校ではとても大切にせなあかんと痛切に感じています(後の祭りやけど、反省です)。それを実現している学校を参観しただけに、余計にズシンとこたえます。

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by takaboo-54p125 | 2014-10-11 05:10 | 保育・教育

2014年8月お盆過ぎの1週間は、教員免許状更新講習を受講してきました。5日間で2万5千円(1日5千円)と受講料を安く設定されているのは、有り難いことでした。


申込開始日(2014年度は4月21日:年によって変わります。3月になったら大学HPで毎日1回チェックし、前年度の要項を読んで、書類・写真・心の準備もしました)の朝8時半頃、パソコンのEメールで申し込んだところ、約100人目ぐらいだったようです(自分の受講番号からの推測ですが)。おそらく申込開始日の午前0時に申込メールを送信なさった先生方も少なくなかったのではないでしょうか。受講期間(2年間)の2年目(後がない)の人は優先してもらえるとHPに書いてあったので、2年目の私は安心して、それでも、初日の朝に申し込んでよかったなぁと思いました。数日で、あっという間に定員をオーバーしてしまい、締め切りにせざるを得なかったという話も聞きました。それは、免許状更新講習を文科省に申請する大学が少なすぎるからです。この制度の是非はともかく、過去に遡って教員免許を取得した学生数の多い大学は、実施する責務を自覚してほしいものです。県内の各大学の申込開始日が4月何日か要確認です。


5日間、お昼用のサンドイッチと野菜ジュースを途中のコンビニで買って、8時半までには大学駐車場に着くようにしました(9時開始ですし、学生の補講:集中講義と重なる日もあるので)。時間ぎりぎりに着くと、駐車場がどんどん遠くなる可能性が高くなります。あらかじめ申し込んで、JR近江八幡駅からスクールバス(バス会社の大型バスかな)を利用されている先生方もおられました。全部で約500名の受講生で、2部屋に分かれて受講しました。私にはちょうどいい空調温度でしたが、冷気が直接あたる座席(全指定席です)もあるので、冷え性の方は膝掛け・羽織る上着を持参されることをオススメします。各講義180分(途中休憩あり)のラスト30~45分ほどで、筆記試験(レポート形式)があるので、私は鉛筆数本と消しゴムを持参しました。A4サイズ両面を全部埋めたい性格の私は、少々(相当)乱雑な文字になりましたが、本気モード:かなりのハイペースで書き上げました。


前半2日間の必修講習「教育の最新事情」では、戦後の日本国憲法・教育基本法のもとで、学習指導要領がどのような変遷をたどり、それぞれの改訂のポイントや、今回の改訂にはどのような特徴があるのかを、学び直す時間がもらえました。教育政策の今日的動向をわかりやすく説明してくださり、ありがたかったです。また、ストレスマネジメントやカウンセリングマインドについては、内容を学ぶことに加えて、自分自身の気持ちがすごく楽になりました。さらに、さまざまな調査データの数字を示してもらうことで、家庭環境が経済的に恵まれていない子どもにこそ、充実した公教育を保障することの大切さを再認識させられました。貧困率の課題に対応する柔軟さが必要です。


後半3日間の選択講習ですが、1日目の「初等中等教育の実践力養成」では、運動が「からだ」と「こころ」に与える影響、ストレッチの注意点、さまざまなスポーツ外傷・熱中症・過呼吸等への適切な対処法などを教えてもらいました。また、スポーツ心理学の観点から、気づく・感じる・第六感・直感・シンクロニティ・マネジメントスキル・呼吸法・イメージングなどを、その場で体験しながら学ばせてもらいました。2日目の「教育と福祉の統合」では、今年が「知的障がい児の父」と言われた糸賀一雄生誕百周年ということから、糸賀先生の言葉「この子らを世の光に」を手がかりに、法律よりも先に気づいた者が先にやるという、「共生」のパイオニアとしての実践から、虐待についても考えさせられました。3日目の「性教育」では、助産師さんから直接、受精から生命誕生までの実話を聞かせていただき、さらに、思春期・性感染症(クラジミアなど)・今の若者の特徴・ワクチン・摂食障害・うつ・いじめなど、幅広く「生きる」ことについて、気づく場をもらえました。


こうして、中身の濃い5日間の講習全般を通して、私なりに感じたことは、「学力向上」も「体力向上」も、それだけを直接ねらった取り組みでは、子どもが丸ごと(こころもからだもバランスよく)育つのは難しいが、子どもと教師の信頼関係を再構築しようとする「授業づくり&学級づくり」を学校ぐるみで取り組むなら、その結果として「学力向上」も「体力向上」も徐々についてくるだろう、ということでした。この仮説を実証している学校が、全国各地にあるのを、ここ4年間に7校で11回、直に全クラス公開授業を参観して、確かめることもできました。うれしいサプライズは、同じ中学校を一緒に卒業した同窓生と、なんと、3名も出会えたことでした(同期の桜?)。


なお、9月末~10月に大学から履修(修了)証明書が届きますので、各自で免許状更新講習修了確認の手続きの詳細について勤務地(現職教員でない人は現住所)のある都道府県教委に問い合わせ、申請を今年度内(滋賀県の申請期限は1月31日)にしなければなりません。そろそろ届く時期になったので、都道府県教委のホームページで手続きの方法を確認(免許状更新講習修了確認願のダウンロード・プリントアウト)しなくちゃ!と思っていたら、先日、大学から証明書が届きました。まだ日があると思っていると、忘れてしまうかも知れないので、できたら早いめの10月に、遅くても11月には手続きを済ませてしまいましょう。私も、早速、確認願に貼らなければいけない滋賀県収入証紙3300円分を手に入れました。また、婚姻等により、現在の本籍・氏名が、免許状と異なる場合は、戸籍抄本を添付する必要があることもお忘れなく!免許状写しor免許状授与証明書写し免許状を紛失した人は、免許を取得するために通った大学のある都道府県教委に問い合わせて免許状授与証明書を発行してもらう手続きがいります。例えば、東京大学で教員免許を取得した人は、東京都教委です。教委で確認・発行するのに時間がかかるので、紛失に気づいた時に手続きしておくと安心です)も添付しなければなりません(写し=コピー)。


滋賀県の場合、県教委ホームページ>教育総合>組織(各課)別>教職員課>教育職員免許状>更新制各種申請方法・様式>免許状更新講習修了確認願・・ダウンロード様式(記入要領・様式・記入例)から、様式など、各自必要なものをダウンロードします。PDFとWordの両方ありましたが、PDFのほうが早くダウンロードできます。手書きするのがイヤな人はWardをダウンロードするのでしょう。私は、そのパソコン画面を開きながら、電話で、担当の方に詳細を聞きました。こうして、なんとか10月上旬には手続きを完了する予定です。


ちなみに、次年度の講習に向け、今年度の講習実施要項などを参考にしましょう。閲覧することで、次年度の講習に向けて、心の準備(添付書類や顔写真のサイズ等)ができます(期日や内容等、詳細は毎年変わると思います)。なお、万が一、員免許状を紛失した場合は、自分の履歴書に記載した免許状の種類&番号を頼りに、免許を取得するため卒業した大学のある都道府県教委に問い合わせて、早いめに免許状授与証明書を発行してもらう(できたら受講後の秋までには手に入れる)ことをオススメします。もし、免許状の種類&番号が不明の場合は、免許のために卒業した大学名・卒業年度・氏名などを、大学所在地:都道府県教委(教員免許の授与は単位をとった大学のある都道府県教委)の担当者に電話して、助言してもらいましょう。


今は教職についていない人も、今後、教職(臨時講師も含む)につく前には教員免許状更新講習を受講しておく必要があります。そういう可能性が0%でないなら、せっかく取得した免許状ですので、受講しておくほうがよいのではないでしょうか。


【追加】そして12月初旬(10月に手続きしました・・それを忘れた頃)、県教委(勤務地or住居地)から「免許状講習修了確認証明書」が届きました。これは今後10年間大事な証明書ですので、「教員免許状」(←紛失した人は、受講するために発行してもらった免許状授与証明書:この記事の7段落目と10段落目に説明あり)や「履歴書」(←転任する時は辞令の内容を書き加えて転任先へ持参しますが、退職したら学校から各自に返却されるので手元で管理します)などと同じ場所に保管することをオススメします。別々の場所に置いておくと、保管場所を忘れやすくなります(30代・40代の受講者は10年後、また受講する時期に必要な書類もありますし)。以上が概略ですが、免許状or免許状授与証明書の原本は大事に保管し、その写し(コピー)を更新講習修了確認申請に使うのがいいでしょう

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http://sg2takaboo.exblog.jp/24898414/


by takaboo-54p125 | 2014-10-04 05:11 | 親・保育士・教師の研修・講習