追加分:重度・知的障害児(の保護者)に対する特別児童扶養手当の支給は20才未満です。20才以降における各市町村の公的支援の有無を担当課で確認しておきましょう。私の住む市町村では、在宅の重度知的障害者(の介護者:家族が多いでしょうか)に対する激励金支給要綱があり、手続きの仕方(申請方法)を教えてもらいました。追加分は以上です。


今の子どもたちも、やがて20才になると、学生でも国民年金に加入しなければなりません。ちゃんと?年金事務所から20才前に通知(20才から支払いましょう?)がきます。


ところで、障害のある子どもたちの場合、20才になったら、「国民年金:障害基礎年金」の年金請求書を市町村役場・役所の年金担当窓口に提出して申請する必要があります。申請書一式は、事前に年金担当窓口でもらっておきます。その時、担当者の方から説明を受けておくほうがいいでしょう。私は、わが子が20才になる3ヶ月前ぐらいに、市町村役場へ申請書一式をもらいに行って、担当者から手続きの流れをあれこれ教えてもらいました。


障害の程度が「重度」の場合は、申請すれば、「国民年金:障害基礎年金」を受けられるようになるようですが、ここ数年、障害の程度が「中度」の場合は、申請しても、「国民年金:障害基礎年金」を受けられないケースが続出しているようです。本人が一般就労できればいいのですが、共同作業所に通所する人にとっては、「国民年金:障害基礎年金」が受けられないとしたら、大問題です。特別支援学校高等部卒業前に、「国民年金:障害基礎年金」保護者研修会をされる学校が多いと思いますが、社会保険労務士さん(現状を最も把握している立場)を講師として招いて実施されることをオススメします。

関連ページ
特別支援学校卒業後に向けて:共同作業所へ通う18才前の【計画相談】&国民年金【障害基礎年金】を請求する20才までの事前準備&諸手続き
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898511/


さて、肢体不自由や情緒障害の子どもたちには、おそらく主治医がおられると思います。しかし、知的障害の子どもには、主治医のいないケースも少なくありません。なぜなら、療育手帳に必要な検査・判定・再判定は、子ども家庭相談センター(児童相談所:大津市と彦根市)でしてもらえるからです(未成年まで。成人後の再判定は滋賀県障害者更生相談所:草津市)。わが子も、そうでした。


ところが、「国民年金:障害基礎年金」の年金請求には「医師の診断書」が必須なのです。私、わが子が高等部卒業前、「国民年金:障害基礎年金」保護者研修会で、その事実を初めて知りました。


私はあわてて、わが子が高等部3年生(18才)の1月に、まず、共同作業所へ通所するのに必要な「計画相談のための「医師の意見書を、ドクターに書いてもらいました。必要添付書類なので、わが子を初めて精神科へ連れて行ったわけです。わが国の法制度上、精神科のドクターに書いてもらわなければならないことを、知的障害児の保護者のみなさんも、知っておいてください。計画相談」の面談+「医師の意見書」によって、「障害程度区分」が決定されて、どのタイプの作業所に通所するかが決まります。そういう、きわめて大切な「医師の意見書」を書いてもらってから、1年あまり過ぎました。


いよいよ「国民年金:障害基礎年金」の年金請求をする時期(20才の誕生日を過ぎた頃)になりました。私は、その誕生日の半月前に、わが子を連れて「国民年金:障害基礎年金」の年金請求用「医師の診断書」を書いてもらうために、同じ精神科へ行きました。診断書が完成するまで3週間ほどかかると言われました。「医師の診断書」の効力は3ヶ月なので、診断書を受け取ってすぐ市町村役場の担当者の方にアポを取り、申請に行きました。審査結果の通知が来るまで、2~3ヶ月と言われました。


申請には、本人名義(20才のわが子)の「通帳」(郵便局でも銀行などでもいい。キャッシュカードを作るかどうかは家族で要相談)も必要です。またA3 サイズ両面の「病歴申立書(国民年金用)」も添付しなければなりません。この「病歴申立書」を正確に記入するため、保護者のみなさんへ、ちょこっとアドバイスさせてください。


思い出せる範囲でいいので、幼い頃から、大変だった出来事を箇条書きしてみましょう。私ができていなかったことで、みなさんにオススメするのは、何才何ヶ月頃に、こういう大変なことがあった、ということをノート(母子手帳でもよい)にメモして、記録として残しておくと助かると思いました。人間は、誰でも、何年も前のことは忘れるからです。


母子手帳における、年令別の「できる・できない」のチェック項目に印をつけておくのも、いいことです。もし、発達上の遅れがあるならば、「病歴申立書」に何才何ヶ月頃にできなかったかを書けるからです。母子手帳って、メモできるページもあるので便利です。


乳幼児期、就学前、小学部、中学部、高等部、それぞれの頃に大変だったエピソードを、ちょこっとメモしておくだけで、「病歴申立書」を書くのに、すごく役立つと思います。いっぱい書けばいいというものではありませんが、書くスペースはけっこうあります。


医師の診断書」が受給決定の決め手になるので、「医師の意見書」を書いてもらった後も、風邪・腹痛など、同じドクターにわが子を診察してもらう機会がないよりは、あるほうが、より正確な診断書を書いてもらえると思います。ドクターも、1度しか診ていない子の診断書を書くのは、どうしても慎重になる(1度の診察では、いくら専門医でも、その子を詳しく知ることは難しい)からです。


私は、知的障害を病気だという考え方が大嫌いですが、制度上、病歴とか発病とかを記入しなければならないので、イヤでも精神科の受診が必要不可欠だということを思い知らされました。まだ、お子さんの年令が小さいのなら、守山市の滋賀県立小児保健医療センター(成人後は病院に引き継いでくれるはず:「国民年金:障害基礎年金」請求用「医師の診断書」のため)に受診されるのが、いいかもしれません。高等部卒業後、共同作業所へ通所するために必要な「医師の意見書」も詳しく書いてもらえるのではないでしょうか。


なお、私は、「病歴申立書(国民年金用)」等を、念のためコピーして残してあります。何を書いたかという証拠を残しておかないと、いざという時に困る(忘れる)・・と思ったからです。こうして、おおよそ3ヶ月ほどしますと、日本年金機構から決定通知が送ってきます。厳正な審査によって「障害の等級」が1級または2級と判定された場合、その級に応じた障害基礎年金が支給されることになります。しかし、3級と判定された場合は、支給対象になりません。この差は、「天と地」ほどの違いになります。H17年以降、その判定が厳しくなっているそうです。ですから、「病歴申立書」「医師の診断書」に、本人の知的障害の状況を、より正確に詳しく書けてあるかどうかが、きわめて重要であると言えるでしょう。


私自身が提出した後で、1つ反省しているのは、「病歴申立書」の裏面の、できる・できないのチェック項目の判断基準です。親ですから、どうしても、自宅でなら、本人ができる内容は、できる方にチェックしてしまったことでしょうか。将来、親(私)がいなくなった時のことも考慮すべきでした。自宅でなくても(外出先で親が一緒にいない時、宿泊先で親が一緒にいない時、他人様の指示で)、本人ができるかどうかについて、各項目ごとのシビアなチェックが必要だった(私はシビアにチェックできなかった)と、後から反省しています。


また、20才を過ぎて3ヶ月ほどたった頃に、国民年金保険料の収納業務(免除申請案内も含む)を、日本年金機構より委託されている会社(例えば、日立トリプルウィン株式会社)から、本人と話したいという電話があっても驚かずに(私は驚いて、悪徳業者からの不審電話かと疑ってしまいましたが、障害の等級決定後の免除申請のお知らせだったかも^^)、一応、話は聞きましょう。参考になさってください。


くり返しますが、特別支援学校高等部卒業前:18才前後に親が福祉関係機関に出向く「計画相談」~「障害程度区分」決定と、20才の誕生日になった頃に親が市町村役場に「国民年金:障害基礎年金」請求手続きをして結果を待つ日本年金機構の「障害の等級」決定、この2つが、「わが子の一生涯を左右する2本の大黒柱」と言える存在です。しかも、地域の福祉関係機関と、日本年金機構ですから、この2つの間は全く連動していないものと、腹をくくって準備することが大事になります。蛇足ですが、いずれも案内は来ませんから、親がかなりの時間的余裕を持って、自ら市町村役場などに問い合わせ、出向いて関係資料をもらうことが第1歩になります。保護者のみなさん、早めから上記のを準備しておいて、時期が来たら、あわてず、あせらず、でも、すみやかに、ぬかりなく、落ち着いて、スタート地点に立つことを、どうかお忘れなく!


【追加】後日、社会保険労務士さんの話を聞く機会がありました。「病歴申立書」の裏面の、できる・できないの項目は、「本人がアパートなどで1人暮らしをすると仮定した時に、できるのか、できないのか」を記入するのが、より正確な答え方だと言われました。この話は、書く前に聞いておきたかったと、つくづく思いました。また、数年に1度、現況届を提出する際にも「医師の診断書」がいるので、主治医とは長いおつき合いになることもわかりました(先にも述べましたとおり、コピーを残しておいてよかったと思います)。

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by takaboo-54p125 | 2014-07-26 05:00 | 育児・子育て

『論語』は、『孟子』『大学』『中庸』とともに、中国の有名な古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を集録した書物だと習った記憶があります。人として守るべきことや、人として行うべきことが、きわめて簡潔な文で、ズバリ表現されています。そこには、私たちが自らをふり返る時に、学ぶところがたいへん多くあると言えるでしょう。


私が普段から、よく耳にする『論語』の格言は、次の5つです。


良薬は口に苦くして病に利あり。


過ぎたるはなお及ばざるが如し。


義を見てせざるは勇無きなり。


朋(とも)あり遠方より来る、また楽しからずや。


故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師となるべし。(温故知新)


そこで、改めて、今、自らへの戒めとして、数多の格言の中から5つ挙げてみます。


知らざるを知らずとなす、これ知るなり。


「自分が知らないことを、知らないと自覚すること、これが本当に知るということである」という意味かなぁと思います。


人の己を知らざるを患(うれ)えず。己の人を知らざるを患(うれ)う。


「他人が自分をわかってくれないことを、いちいち、くよくよと思わないこと。それよりも、他人をわかろうとする懐の深さに欠けている自分自身を憂うべきであろう」という意味ではないでしょうか。


速やかならんを欲すればすなわち達せず、小利を見ればすなわち大事成らず。


「早く結果・成果を出そうとあせって、欲を出すと段階を見誤って到達できない。目先の利益・数字ばかりをあくせく追い求めていては、最終的な目標を達成することはできない」ということを教えてくださっているのかなと思います。


過ちて改めざる、これ過ちという。


「人間は、どんな人でも失敗をすることはあり、その失敗そのものを、ただちに過ちとは決めつけられない。失敗したことに気づかずに、自らを改めないことや、失敗に気づいたにもかかわらず、自らを改めようとしないこと、これらこそが、本当の過ちだと言わざるを得ない」と言いたいのではないかと、私も自らに問いかけております。


君子は和して同(どう)ぜず、小人は同(どう)じて和せず。


「人として優れた人物は、他人と協調しながらも、自らの主体性を決して見失わない。器の小さい人物は、他人と表面的には同調するが、心の底から親しくしようとはしない」という意味だと、私も自らを顧みようと思っております。


なお、一見できて当然のように思えて、実際には、そう簡単にできるわけではないのが、次の9つでしょうか。


君子の九思(人が心がけるべき九つの信条)


1.物を見るときは、はっきり見る


2.聞くときは、誤りなくしっかりと聞く


3.表情はおだやかに


4.態度は上品に


5.言葉は誠実に


6.仕事には慎重に


7.疑問があれば、質問する


8.みさかいなく怒らない


9.道義に反して利益を追わない



以上、常日頃から、自分自身が肝に銘じておきたい『論語』の格言の紹介でした。しかしながら、言うは易く行うは難し・・私自身、なかなか実行できていないのが、ほんとのところです・・_ _

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教育に生かせる格言を思い出そうとしたら、1,2,3,4,後は忘れました
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898195/


by takaboo-54p125 | 2014-07-12 05:05 | 保育・教育