いまどきの子育て よくある間違った考え【9つの大きな誤解】


【9つの大きな誤解】は、母子密着が希薄にならざるを得ない今の時代の育児・子育てには、まさに、ピタッと当てはまることばかりですので、紹介させていただきます。


●おんぶばかりしていると、O脚になる。(そんなことはありません。それに、赤ちゃんの見かけ上のO脚は歩き始めれば自然に直ります)


●泣いてもすぐ抱くと「抱きぐせ」がつくので、よくない。(抱きぐせは、赤ちゃんの安心感が育つ場になります。「よくない」と言うのは親の都合によるものです)


●おんぶ、抱っこなど、べたべたしないほうが自立心が育つ。(逆です。たっぷり母子密着して育てられた子どもは、早く自立します)


●甘やかしてばかりいると、親から離れられなくなる。(逆です。親にかまってほしい時に充分甘えさせてもらえなかった子ほど、親離れが遅くなります)


●「人見知り」する子は、好ましくない。(人見知りは、母子関係や知能が順調に発達している証拠でもあります。ただ近頃、人見知りかどうか、見分けにくくなっているのも事実です)


●おもちゃで長時間ひとり遊びできる子は、好ましい。(それ自体に差し支えはありませんが、子どもが、人よりモノのほうに心惹かれているようだと、心配です)


●決まった就寝時間になったら、泣いていても寝かせる。(さびしく辛い思いをさせたぶんだけ、情の薄い子になる、と思ったほうがよいでしょう)


●突き放すことで、自立心ができる。厳しく鍛えることで、たくましくなる。(安心感の蓄えが多い子はそうかも知れません。しかし、安心感の蓄えが乏しい子は挫折して自信を失います)


●男の子が転んで泣いたら「男の子でしょ」と言ってしかる。(やりすぎると、不安緊張レベルが高くなり、自信のない、弱気な人柄の少年になりやすい傾向があります)


以上、人からもらったプリントですので、出典がわからなくて、すみません。ここで述べられている「甘やかす」とは、愛着形成のために「甘えさせる」ことであって、すべて子どもの言いなりになる過保護・溺愛(親のお節介・自己満足)とは、全く異なる意味合いであることを、つけ加えておきます。


情報過多の時代ですから、この【9つの大きな誤解】も、1つの情報に過ぎません。目の前のお子さんと向き合って、今のありのままのお子さんの姿・気持ちを受けとめることが、最も大事な出発点です。そして、この9つのどれか1つでも、お子さんと共に1歩を踏み出す時の一助になれば、幸いです。「あれっ」と感じた時こそ、育児・子育てをやり直せるチャンスだし、きっと何度でもやり直せると、私は考えます。


子どもの言葉を育てる「安心基地感覚」をはぐくむ具体例


ことばの遅れた子どもたちについて、「子どもの心を育てる」増井美代子・中台憲子・豊田晴子 共著(日本言語障害児教育研究会編:学苑社)に書いてあった内容が、私も納得・共感できたので、紹介させてください。本書を直接読まれることをオススメします。


まず、ことばの遅れた子どもたちの幼少期に共通する、泣かない、手がかからない、抱きぐせ・添い寝ができない、人見知り・あと追いをしない、視線が合わない、呼んでもふり向かない、まねをしない、指さしをしない、落ち着きなく動き回る、しつけができない等について、わかりやすく説明してありました。


これら乳児期の気になることと、ことばの遅れの関係性について、「問題のとらえ方」として、44ページに、次のとおり書いてありました。


『ことばの遅れた子どもたちの場合は、その原動力となる「泣く」ということが乏しかったり、「せわをされる→きげんがなおる」という過程が起こりにくかったりして、順調に育っている子どもに比べて、「泣く→せわをされる→きげんがなおる」という母子のやりとりが、質的にも量的にも豊かに行われにくいと考えられます。とすると、そのやりとりを通じて自然に育ってくる、子ども側の母親に対する信頼感や愛着心や一体感も十分育ちにくく、母親の側のもその子どもの育児に対する自信が育ちにくくなります。


ふつう子どもは、その愛着心や信頼感や一体感のようなものを通じて、母親を安全基地のようにしながら、ことばや日常生活習慣をみようみまねで覚えてゆくと考えられるのに、そのもとになる愛着心や信頼感や一体感が十分育たず、子どもの中での安全基地としての母親の存在が確固たるものとして育たないとすると、自ずとお母さんをお手本として身につけるしつけやことばも覚えにくくなります。』


これらは、共同作業所に通う私の二男が幼かった頃にも、みごとに当てはまります。


そして、子どものことばを育てるためにも、そんな乳幼児を安心させる(愛着心や信頼感や一体感を育てる)具体例として、72~74ページに、次のとおり書いてありました。


『たとえば、子どもと同じへやに、できればお母さんと子ども2人きりでいます。子どもが勝手にへやから出てあぶないところへ行ってしまわないように、へやの中もあぶなくないように、あらかじめ整えておきます。そして、お母さんは、床にすわりこんだり、あるいはふとんでも敷いて横になっています。居眠りをしているとか、本を見ているとか、少しぼんやりした感じでいるのがよいと思います。子どもの方をジロジロ見たり、子どもの動きを目で追ったり、呼びかけたり、誘いかけたりしてはいけません。できるだけじっとしているのです。子どもが自分からお母さんの方に近寄ってくるのを待つのです。


子どもはたぶん、最初はミニカーを並べていたり、へやの中をウロウロしたり、とびまわったり、ゴロゴロ寝ころんだり、勝手なことをしているでしょう。何をしていても、とがめたりしないでください。やたらにほめたりもしないことです。じっとしつづけるのです。そのためにあぶなくだけはないように、あらかじめへやを整えておいたはずなのですから。


しばらくすると、子どもはだんだんお母さんに近寄ってきたり、ちょっと背中にさわったり、ひざにきたり、また勝手なことをしたり、また寄ってきたりするでしょう。そうなるのに、数分しかかからない子もいるでしょうし、何十分もかかる子もいるでしょうし、何日間もかかる子もいると思います。一般には、それまでの時間を少しでも短くしたいと思ったら、途中で立ち上がったり、呼びかけたり、ジロジロ見たり、見つめたりしないことが大切です。子どもが、そばに寄ってきたからといってパッとつかまえようとしたり、声をかけて誘ったり、じっと見ていたりしないことです。


お母さんがじっとしていて、子どもを見たり呼びかけたりしないでいると、ミニカーを並べたり、ウロウロしながら、子どもは少しずつお母さんを観察し始めます。観察していると、「じっとしているからだいじょうぶそうだ」という気がして、ちょっと近づいたりさわってみたりするのでしょう。それでもじっとしていると、だんだん安心の度合が 高まってきて、ひざにのってきたり、背中に寄りかかってきたり、おんぶしてきたりするのです。だから、子どもが試している間はじゅうぶん試させてあげてください。


安心しきってそばにくっついているようになった時、はじめて慎重に、子どものからだにさわって、さすったり、抱いたり、おんぶしてみたらいいのです。そうすると、また子どもが、身をかわして避けるようでしたら、こちらから手を出す時期はまだ来ていないのです。安心しきっていないわけですから、すぐ手はひっこめて、もとのようにじっとしていてください。顔を見るのも、呼びかけるのも、同じように慎重にやってください。


そうやって、子どもの方でじゅうぶん観察し、確かめながら、お母さんにくっついてくるようになれば、あとはそれを全面的に受け入れてあげさえすればいいのです。もうお母さんは、こわい存在ではなくて便りになる人に変わったわけですから、甘えたり、しがみついて助けを求めてくる子どもを、なぐさめたり守ったりしてあげることができるというわけです。』


こうして、子どもがお母さんを安心基地だと受けとめたら、密着育児・愛着行動(アイコンタクト抱っこ、抱きぐせ・添い寝・あと追い、目を合わせて笑う、呼んだらふり向くことなど)へのチャレンジが可能になったということです。そして、指さしができるようになったり、お母さんのまねをするうちに、少しずつ言葉も出るようになるのでしょうね。ことばの出るのが遅い子どもには、これぐらい手間をかけてあげること(密着抱っこ・呼吸援助抱っこ等)が必要だと言えるでしょう。赤ちゃんを取り巻く音環境が騒々しい今の時代だからこそ、なのです。


子どもの言葉が育つということは、単に語彙の数が増え、ただ、伝える技術が育つことではないでしょう。むしろ、どんなことより、お母さんとの「気持ちの通じ合い」そのものが育つことであり、本人の生活(お母さんとのやりとり)に「心地よい、意味ある世界があふれ出す」ことだと思います。そうした、母子相互作用(愛着行動をうながす愛着形成)に合わせて、安心基地感覚の中で「イメージ」する力が育つことによって、「近い未来を楽しみに待てる心が育つ」とともに、「ガマンするのをできる心も育つ」のではないでしょうか。そうやって、その子にとって価値のある「言葉(互いの思いを伝え合うことば)」が増えていくのかなと、わが子を見て実感しています。


不安な(落ち着かない)子どもを「ほっこり」安心させる工夫


ことばの遅れた子どもたちについて、「子どもの心を育てる」増井美代子・中台憲子・豊田晴子 共著(日本言語障害児教育研究会編:学苑社)に書いてあった内容が、私も納得・共感できたので、先週に引き続きまして紹介させてください。 


先週に紹介させてもらった内容に基づいて、不安な(落ち着かない)子どもを安心させる具体的な工夫を、次のように、たくさん挙げておられました。


『・じっとすわっている。あるいは寝ころんでいる。その時に子どもの方をジロジロ見たり、やたらに声をかけたりしないこと。子どもの方が親を十分観察する余裕を与える。


・何げなくそばにいる。


・ふとんを1枚常に敷いておくと、決まった場所に敷かれている1枚のふとんを安全基地のようにして、そこにいるとほっとするのか、そこで食べたり飲んだり遊んだりしたがる子どももいます。


・ふとんを敷いて子どもと一緒に寝る。


・こたつに一緒に入って、抱っこして寝たりする。


・おんぶする。「おんぶひも」でおんぶする。ネンネコをかけておんぶする。


・抱っこする。


・あお向けに寝て、おなかの上に子どもを乗せて抱いている。


・ギュッと抱きしめる。


・毛布にくるんで抱く。


・大きい箱や押し入れに一緒に入ってじっとしている。


・二つ折りにした毛布やバスタオルに子どもを乗せて、大人が2人で両端を持って、ゆっくりゆらす。


・うば車に乗せて押す。


・すいている電車やバスに乗って抱っこしている。その時こちらからしつこく話しかけたり顔を見ようとしないこと。


・車に乗せてドライブする。


・子どもがほほえみかけてきたら、ほほえみ返す。』


また、子どもが相手をしてもらいたがるようになった時、子どもを喜ばせる工夫を、いくつも挙げておられました。


『・おんぶ。


・抱っこ。


・二つ折りのシーツに乗せてゆする。(2人の大人で)


・子どもの手足を両親が持ってゆする。


・抱っこしてぐるぐるまわす。


・タカイタカイ、イナイナイバア等の遊び。


・でんぐり返し。


・ふざけっこ。


・くすぐりっこ。


・おいかけっこ。


・肩ぐるま。


・足の甲に子どもの足をのせて歩く。


・高いところにいる子どもを抱いて受けとめる。


・赤ちゃん体操のように、子どもの手足を持って動かしてあげる。


・せっせっせのような手あそびや、おゆうぎをしてみせる。いっしょにする。


・子どもの出す声をまねてあげる。


・お気に入りのことばを言ってあげる。』


いずれも、就学前療育教室や特別支援学校小学部の先生方が、子どもとの関係づくりのために、保護者への啓発を込めて、取り組んでおられる姿を、わが子に関わって拝見させていただいたことがあります。ただし、個人差もありますので、どの子にもあてはまるわけではなく、先週紹介しました、密着育児・愛着形成(アイコンタクト抱っこ、抱きぐせ・添い寝・あと追い、目を合わせて笑う、呼んだらふり向くことなど)をできる段階に応じて、ピタッと当てはまる時期があることを、つけ加えておきます。しかし、子ども発達支援ホームいわしろでは、あえて意図的に早い段階でチャレンジされていました(その内容は、子ども発達支援ホームいわしろHPでご確認ください)。


その他、子どもの小さなサイン(遠慮がちで消極的なサイン、すぐにあきらめてしまう「ささやか」なサイン)を見逃さないで相手をすることや、子どもの願いにタイミングよく相手をすることについても、書かれていました。本書を直接読まれることをオススメします。


ウェルチ医学博士の「抱きしめ療法」は育児のやり直しの出発点


田口恒夫:お茶の水女子大学名誉教授の著書「子どもの心と言葉(コミュニケーション力)を育てる本」サブタイトル:安心感のタンクをいっぱいに満たす子育て(リヨン社)を読んで、いいな!と思ったことを紹介させてください。


それは、アメリカのマーサ・G・ウェルチ医学博士の「抱きしめ療法」です。私も、知的障害の二男が、自閉的な傾向があると言われていた6才の時に、初めて親子で体験させてもらった方法でした。当時、もっと小さな年令の時に出会いたかった方法だと、つくづく思いました。


本書の156~158ページに、次のように書いてありました。(本書を直接読まれることをオススメします)


『どんな人でも、つねに心が平安というわけにはいきません。(中略)うち沈んだり、絶望したりすると、心を閉ざします。


そんな自閉的な傾向が見られるなと思ったときに効果的なのが、米国のマーサ・G・ウェルチという精神科の医学博士の「抱きしめ療法」。言語障害児の治療にも導入した方法で、母親と子どもの両方の心のカベをとり除き、母子の絆をつくりだすことによって、自閉的な状況から脱出させるものです。


自閉症や言語障害だけでなく、子どもが最近ふさぎがちだったり、不登校だったり、イジメられているなと思ったら、ワケを問いただすよりもまず、抱きしめることをおすすめします。(中略)やり方はすこぶる簡単。必要なのは時間と、やろうという決意だけです。


お母さんはやわらかいソファーなどに腰かけ、子どもをお母さんのひざにまたがらせ、向かいあう形で抱いてあげるんです。(159ページにイラスト)。子どもの両手はお母さんの両脇で押さえ、しっかり抱きしめます。両手で子どもの頭を支えて、目を合わせてもいいです。ただし、にらみあいではありませんので、お母さんの目は三角ではなく、柔和でなくてはいけません。お父さんがいるなら協力してもらいましょう。お母さんの横に座って、両腕でお母さんを抱擁してもらいます。これだけ。


これを、子どもが抵抗してもそのまま最低1時間続け、けっして途中でやめないことです。最後まで抵抗していても、怒ったりしないで、1日1回、毎日続けているうちに、子どもは抵抗しないで抱かれるままになってきます。表情が変わってきます。いい顔になってきます。子どもが荒れたり、怒ったときに随時おこなってみてください。


はじめのうちは、1時間もやっているのがアホらしくなったり、空しくなったりするかも知れませんが、次第に楽しいものになってきます。子どもが反応し始めるからです。(後略)』


当時、わが子は6才でしたので、30分が精一杯で、親も子も汗びっしょりになりました。


でも、「抱きしめ療法」を信じて続けたおかげで、抱っこされる時にいやがらず、脱力できるようになったので驚きました。20才になった今、心を通い合わせることができるようになりました。自分の言いたいことも、二単語文ぐらいですが、懸命に伝えようとしてくれます。親の言うことも、かなりわかってくれるようになり、コミュニケーションらしき関わりの扉が開いたのは、「抱きしめ療法」のおかげだと感謝しております。


赤ちゃんが「泣く・微笑む」時こそ母子の絆を深めるチャンス


以前、「いま赤ちゃんが危ない:サイレントベビーからの警告」柳澤慧(小児科医)著・発行/フォー・ユー・発売/日本実業出版社を紹介したことがありますが、自分自身、再度読み返してみました。そうしたら、また、紹介したいことが見つかりました。


まず、柳澤慧ドクターは、赤ちゃんが「泣く」時こそ、母子の絆を深めるチャンスだと書いておられました。24~25ページでは、


『赤ちゃんが泣くのは、大人の泣くのとは違います。私たちが泣く時には1人ぼっちにされてもあまり問題にはなりませんが、赤ちゃんが泣いている時には、そのまま放っておくわけにはいきません。「話し相手」になってやる必要があるのです。つまり、赤ちゃんが要求していることに「対応」することです。


もし、赤ちゃんがオムツが汚れたために泣いたとしましょう。(中略)汚れたオムツを替えてやる(要求に応じる)ことが大切なのです。


そして、お母さんはオムツを替えながら


「あらあら、気持ち悪かったねー。はい、これでだいじょうぶよ」


などと、いろいろ赤ちゃんに話しかけるにちがいありません。ここでも、ただ黙って汚れたオムツをとり替えるのと、やさしく声をかけながらオムツを替えるのとでは、大きな差が出ます。


赤ちゃんは「オムツが汚れた時は気持ちが悪いけれど、泣くとお母さんが自分のところにやって来て、オムツを交換してくれる。そうすれば、気持ちもいいし、お母さんのやさしい声を聞ける」このような一連のパターンを記憶します。


オムツが汚れることは、赤ちゃんにとっては、単に気持ちが悪くなることだけではなく、お母さんとコミュニケーションのとれるいい機会でもある、ということを経験的に知るようになります。


赤ちゃんはオムツ交換時には、半強制的にお母さんを自分のところに引き寄せて、やさしい言葉もかけてもらえるので、赤ちゃんはいい気持ちになるにちがいありません。このときこそ母子の絆が結ばれる時なのです。』


同様に、赤ちゃんが何となく「微笑む」時や、アーアー、ウーウーなどと「喃語」でしゃべった時も、お母さんがやさしく声をかけること(見つめ合う、抱く、なでる、おんぶする)が、母子の絆を深めるチャンスになると書いておられましたので、本書を直接読まれることをオススメします。


子どもが親に甘えられる・・すこやかな発達に欠かせません


以前、「いま赤ちゃんが危ない:サイレントベビーからの警告」柳澤慧(小児科医)著・発行/フォー・ユー・発売/日本実業出版社を紹介したことがありますが、自分自身、再度読み返してみました。そうしたら、また、紹介したいことが見つかりました。先週に引き続き、紹介させてください。153~154ページで、


『子どもが親に甘えることの大切さを軽く見てはいけません。(中略)子どもの甘えは精神発達の上で大切な行動なのです。甘えることはダメだと思いこんではいけません。


(中略)お母さんのからだにさわりたがったり、甘えたりという「愛着行動」が見られないのは、母性が与えられていない時に起こります。


赤ちゃんの甘えも「愛着行動」の1つでお母さんへの愛情の表れなのですから、甘えの見られない子どもは、なんらかの愛情面での不足、略奪などがあるのかもしれないので、一度子どもの環境を見直してみることが必要です。(しかし、生まれながらにして、「目と目を合わす」「抱っこされる」「微笑む」などが苦手な赤ちゃんは、愛情不足ではありませんんので、別のアプローチが必要になります。参照:こども発達支援ホームいわしろHP)


乳幼児期の体験はその子の一生を左右する大切な時期ですので、「赤ちゃんには何もわかるまい」などと安易に考えないことです。(中略)


愛情の1つの表れが語りかけるという行為になるのですが、最近のお母さんはこれが苦手のようです。


赤ちゃんの記憶というのは、何もお母さんが語りかけた「内容」を先まで憶えているというのではありません。その時の「お母さんが自分にやさしく語りかけてくれた」という愛情の記憶が、あとあと感性として芽生える働きをするのです。』


と書いている、柳澤慧ドクターは、「母子相互作用」についても書いておられましたので、本書を直接読まれることをオススメします。ただ、お母さんに甘えることの苦手な赤ちゃんが増えているのも、今の時代の特徴でもあります。そういう赤ちゃんに、どう相手すればいいのか、パパママも祖父母のみなさんも困っておられるのが、本当のところでしょう。それは、母子の愛着形成に、昔は必要なかった「手間」をかけなければ、親子の絆(抱きぐせ、アイコンタクト、ほほえみ、甘え、人見知り)も深まらない時代になっちゃっているからです。


関連ページ



「パパママ育児③」Q&A【トイレトレーニング、「やめて」と言っても「おいで」と言っても‥】【お片付け・破る・お着替え・口答え・歩き食べ・手づかみ・歯磨き】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898335/




by takaboo-54p125 | 2014-06-21 05:24 | 育児・子育て

以前、「いま赤ちゃんが危ない:サイレントベビーからの警告」柳澤慧(小児科医)著・発行/フォー・ユー・発売/日本実業出版社を紹介したことがありますが、自分自身、再度読み返してみました。そうしたら、また、紹介したいことが見つかりました。先週に引き続き、紹介させてください。153~154ページで、


『子どもが親に甘えることの大切さを軽く見てはいけません。(中略)子どもの甘えは精神発達の上で大切な行動なのです。甘えることはダメだと思いこんではいけません。


(中略)お母さんのからだにさわりたがったり、甘えたりという「愛着行動」が見られないのは、母性が与えられていない時に起こります。


赤ちゃんの甘えも「愛着行動」の1つでお母さんへの愛情の表れなのですから、甘えの見られない子どもは、なんらかの愛情面での不足、略奪などがあるのかもしれないので、一度子どもの環境を見直してみることが必要です。(しかし、生まれながらにして、「目と目を合わす」「抱っこされる」「微笑む」などが苦手な赤ちゃんは、愛情不足ではありませんので、別のアプローチが必要になります)。


参考にしたいHP:こども発達支援ホームいわしろ

http://iwasiro.server-shared.com/


乳幼児期の体験はその子の一生を左右する大切な時期ですので、「赤ちゃんには何もわかるまい」などと安易に考えないことです。(中略)


愛情の1つの表れが語りかけるという行為になるのですが、最近のお母さんはこれが苦手のようです。


赤ちゃんの記憶というのは、何もお母さんが語りかけた「内容」を先まで憶えているというのではありません。その時の「お母さんが自分にやさしく語りかけてくれた」という愛情の記憶が、あとあと感性として芽生える働きをするのです。』


と書いている、柳澤慧ドクターは、「母子相互作用」についても書いておられましたので、本書を直接読まれることをオススメします。ただ、お母さんに甘えることの苦手な赤ちゃんが増えているのも、今の時代の特徴でもあります。そういう赤ちゃんに、どう相手すればいいのか、パパママも祖父母のみなさんも困っておられるのが、本当のところでしょう。それは、母子の愛着形成に、昔は必要なかった「手間」をかけなければ、親子の絆(抱きぐせ、アイコンタクト、ほほえみ、甘え、人見知り)も深まらない時代になっちゃっているからです。以下は、関連記事です。


「愛着形成」①親子ではぐくむ絆づくり

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898093/


by takaboo-54p125 | 2014-06-14 05:02 | 育児・子育て

【9つの大きな誤解】は、母子密着が希薄にならざるを得ない今の時代の育児・子育てには、まさにピタッと当てはまることばかり(昔の子育てから発想を転換しなければならない、今の子どもを取り巻く状況)ですので、紹介させていただきます。


●おんぶばかりしていると、O脚になる。(そんなことはありません。それに、赤ちゃんの見かけ上のO脚は、歩き始めれば自然に直ります)


●泣いてもすぐ抱くと「抱きぐせ」がつくので、よくない。(抱きぐせは、赤ちゃんの安心感が育つ場になります。「よくない」と言うのは、親の都合によるものです)


●おんぶ、抱っこなど、べたべたしないほうが自立心が育つ。(逆です。たっぷり母子密着して育てられた子どもは、早く自立します)


●甘やかしてばかりいると、親から離れられなくなる。(逆です。親にかまってほしい時に充分甘えさせてもらえなかった子ほど、不安で不安で親離れが遅くなります)


●「人見知り」する子は、好ましくない。(人見知りは、母子関係や知能が順調に発達している証拠でもあります。ただ近頃、人見知りかどうか、見分けにくくなっているのも事実です)


●おもちゃで長時間ひとり遊びできる子は、好ましい。(それ自体に差しつかえはありませんが、子どもが、人よりモノのほうに心惹かれているようだと、心配です)


●決まった就寝時間になったら、泣いていても寝かせる。(さびしく辛い思いをさせたぶんだけ、情の薄い子になるだろう、と思っておくほうがよいでしょう)


●突き放すことで、自立心ができる。厳しく鍛えることで、たくましくなる。(安心感の蓄えが多い子はそうかも知れません。しかし、安心感の蓄えが乏しい子は挫折して自信を失います)


●男の子が転んで泣いたら「男の子でしょ」と言ってしかる。(やりすぎると、不安緊張レベルが高くなり、自信のない、弱気な人柄の少年になりやすい傾向があります。安心感タンクを満杯にする手間が、より多く必要になるのは、女の子より男の子でしょうね)


以上、人からもらったプリントですので、出典がわからなくて、すみません。ここで述べられている「甘やかす」とは、愛着形成のために「甘えさせる」ことであって、すべて子どもの言いなりになる過保護・溺愛(親のお節介・自己満足)とは、全く異なる意味合いであることを、つけ加えておきます。


情報過多の時代ですから、この【9つの大きな誤解】も、1つの情報に過ぎません。目の前のお子さんと向き合って、今のありのままのお子さんの姿・気持ちを受けとめることが、最も大事な出発点です。そして、この9つのどれか1つでも、お子さんと共に1歩を踏み出す時の一助になれば、幸いです。「あれっ」と感じた時こそ、育児・子育てをやり直せるチャンスだし、きっと何度でもやり直せると、私は思います。


間違った考え、というのは、ダメという意味ではなく、今の子どもたちには、どうもしっくりこないから、大人が「発想の転換」という「ギア・チェンジ」をしてみませんか、という意味です。この記事は他の記事と共に、下記のページにも載せました。さらに、間違った考え(大きな誤解)の根拠(根っこ)であろう、今の子どもたちに共通する【ハンディ・キャップ】と育児の具体策については、その下のページに載せてあります。


「パパ・ママ育児②」アイコンタクト・混合授乳・うつぶせ寝・夜泣き・抱きぐせ・おねしょ・赤ちゃん返り
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898508/


「パパ・ママ育児③」Q&A【トイレトレーニング、「やめて」と言っても「おいで」と言っても・・】【お片付け・破る・お着替え・口答え・歩き食べ・手づかみ・歯磨き】
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898335/






by takaboo-54p125 | 2014-06-07 05:09 | 育児・子育て