夜泣きをするのは、子どもなりのわけがある

夜泣きは、ふつう一般的に
昼間の本人の満足度が充分でない場合の、
ストレスの発散であることが多い
と言われています。
ママはこんなにがんばってるのに!
なのですよね。
それで、対策はあります。
その子が当たり前にできたことを、
わざとほめる回数をふやしてみるといいと思います。
この子が当たり前にできることを、です。
今まで当然できていたことを、1つひとつ
その瞬間に、ほめ言葉を言ってあげて、
ママにほめられたという満足体験を毎日ふやします。
これをいちばん喜べるのが4才までと言われていますが、
個人差もあるので、チャレンジしましょう。
これらを、たいへんですけど、続けてみてください。
夜泣きはだんだん、へってきます。


たとえば、
朝、起きたら
「おはよう、起きたね、えらいね」
朝ご飯を食べたら
「おっ、食べたじゃん、すごい、いい子だねぇ」
歯をみがいたら、
「かしこいねぇ、ちゃんとみがいたねぇ」
遊びのかたづけをしたら
「あら、片付けやってるの、ママうれしいよ~」
くつをぬいだり、お着がえをしただけで、
「すごいねぇ、えらいなぁ」
と、朝から晩まで、ほめまくるのです。
もちろん、ほめる時は、
頭をなでであげたり、抱っこしてあげたり、
抱きしめてあげたり、あくしゅしてあげたり、
しながらだと、効果バツグンです。


わが子が、日常の生活で、
ほめる材料が少なかったら、
ママが、ほんのちょっとしたことを
「ママ忙しいの、助けて」
とお手伝いをたのんで、わが子が
ちょっとでもやろうとしてくれただけで、
「ありがとね、ママ大助かり、えらいね」
とほめるのです。
もし、自分からママのお手伝いをしようとしてくれたら
「ありがと~、うれしい、大好き」
と抱きしめてあげるのが効果的です。
昼間、ほめる回数をふやして、
『ママにほめられた!』
『ママに認められた!』
という満足感をたっぷり味わう体験を
昨日までより、わざと、ふやしてあげると、
夜泣きがへっていくと言われています。
あえて『ほめて・ほめて・大作戦』に
チャレンジしてみてはどうでしょうか。
ママとして、たいへんですけど、
これを続けていると、
ママにほめられて喜ぶ笑顔、
そんなわが子の笑顔がだんだんふえてきて、
自分も楽しくなり、気分もらくになり、
あせらなくてすみますよ。


by takaboo-54p125 | 2014-01-18 05:00 | 育児・子育て

当ブログでは、素話のページで、お話をいくつか紹介しています。元々、静岡県浜松市にある「あすなろ幼稚園」坂本園長先生から紹介してもらった、大阪府八尾市の河部先生をお招きして、素話を八日市市の子どもたちにしていただきました。その時の、子どもたちの輝く表情に驚かされ、その後、見よう見まねでしてみましたが、とうてい、河部先生のレベルまでは到達できていません。それでも、私が素話をする時に、最も気に入っている(子どもたちの反応が楽しいから)昔話を紹介させてください。


「たべられた やまんば」松谷みよ子・文


むかしむかし。さびしい山のお寺に、おしょうさんと こんぞ(小僧さんのこと)がいたそうな。ふたりっきりで いつも くらしていたそうな。


ある日のこと、こんぞは山へ くりひろいに出かけた。行けば行くほど、でかい くりが落ちているもので、もう1つ、もう1つと ひろっているうちに、こんぞは、いつのまにか山のおくへ来てしまったって。


すると、ひとりの ばあさまが、にかっと わらって 立っていた。
「こんぞ、こんぞ。おれはな、おまえの おとうの あねさんの よめに行った先の おっかさんの いもうとだ。つまり、おまえの おばさんだぞい。こんや、くりを いっぺ にておくから、あそびに来いよ」


こんぞは とんで帰って、おしょうさんに話したけれど、
「こんぞ、そりゃ うそだ。その ばあさまは やまんばに ちがいね。行くな、行くな」                                          
おしょうさんは首をふったって。でも、こんぞは行きたくて 行きたくて、                                         
「それでも、おらの おばさんだって言ったもの。行きたい、行きたい」                                 
と言うものだから、おしょうさんは しかたなく 3まいの おふだを くれてねえ、                                                                  
「あぶない時には おふだに たのめ」
そう言って ゆるしてくれたって。


こんぞが山へ行くと、山には ドードー 風がふいていた。でも、こんぞは うれしくて とんで行ったって。
「ばあさま、こんぞが くりっこ くいに来たよ」
「おう、来たか、こんぞ。よく来たな、こんぞ。はいれ、はいれ」                                                        
「さあ、こんぞ、くりこ いっぺ にてあるぞ。くえや」
こんぞは、くった、くった。はらいっぱい くったもので ねむくなってねえ。ころりと ねてしまったそうな。


よなか、こんぞが ふと目をさますと、雨の音がする。その音が、                                      
 こんぞこ あぶねや てんてんてん
 こんぞこ あぶねや てんてんてん
聞いているうちに、こんぞは きみわるくなって、そうっと となりのへやを のぞいてみると、ばあさまが かみを ふりみだし、
 こんぞぁ ねたか にっかにか
 こんぞぁ ねたか にっかにか
と言いながら、ほうちょうを といでいた。


「や、や、やまんばだぁ」
こんぞは がたがた ふるえだしたが、そうだ、と 思ってねえ、                                                                   
「おら、しょうべんしてえ」
と言って、外に出ようとすると、
「なに、しょうべんだあ?こんぞ、にげる気だな」
やまんばは、おびで こんぞを つなぐと、
「さあ、行ってこう!」
おびの はしを持って、ドンと せなかを つきとばしたって。


こんぞは おびを ひきずって べんじょに行くと、大いそぎで おびを ほどき、べんじょの はしらに ゆわえつけてねえ。その上に、おしょうさんにもらった おふだを はって、
「おふだ、おふだ、おらの みがわりに なってけろ」
と言うなり、どんどと にげだしたって。


やまんばは こんぞが おそいので、
「出たか、こんぞ」
と、おびを ぐっと ひっぱったって。すると おふだが、
「まあだ、まあだ」
と こたえたって。
やまんばは、また ほうちょうを とぎはじめたが、どうも おそい。                                        
「出たか、こんぞ」
「まあだ、まあだ」
「出たか、こんぞ」
「まあだ、まあだ」


いつになっても、まあだ まあだと言うものだから、やまんばは おこり出し、                                   
「こんぞ、早く来い!」
と、ちからいっぱい おびを ひっぱったから たまらない。                                            
べんじょの はしらが すぽっと ぬけて、
「まあだ、まあだ」
と言いながら、ふっとんで来た。
「いてててて。こんぞう、にげたな」


やまんばは とびあがり、
「こんぞう、まてえぇ」
と 追いかけた。
やまんばだもの、早い、早い。
「まてえぇ」
「こんぞ、まてえぇ」


こんぞが ふりむくと、やまんばが もう そこまで 来ている。こんぞは、走りながら、おふだを なげて さけんだ。
「ここさ、大きな川 出はれぇ」
そのとたん、ゴーッ。大きな川が みるみる あらわれて、音をたてて 流れ出したって。


やまんばは ザンブと とびこんで、
 なんだ川 こったら川
 なんだ川 こったら川
しゃがしゃが およぎわたると、きしに とびあがり、
「こんぞ、まてえぇ」
かみ ふりみだし おいかけた。
「まてえぇ、こんぞ、まてえぇ」


こんぞは もう ひっしで、三まいめの おふだを ちからいっぱい なげて、さけんだ。
「ここさ、大きな すな山 出はれぇ」
すると、そのとたん・・・・・・。
ドドーン。
みるみる 大きな すな山が つったった。


やまんばは 足をふみならし、
 なんだ山 こったら山
 なんだ山 こったら山
と、はいあがっては くずれおち、また はいあがっては くずれおち したけれど、それでも やまんばの ことだども、
 なんだ山 こったら山ッ!
と、とうとう よじのぼって来たって。


そのまに こんぞは、ようやく おてらに ついて、ドンドンドン。                                            
「おしょうさん、おしょうさん、あけてけれ。やまんばが おいかけて来たぁ」                               
ところが、おしょうさん、ぐっすり ねむっているのか、目をさまさない。                                  
「あけてけれ、あけてけれ。やまんばだあ、あ、あ、声がするうぅ」                                     
ドンドンドン。中では おしょうさんが、ようやく 目がさめた ようすで・・・・・・、                                                 
「なんだあ、やまんばだぁ?ああーっ」
「早く 早く、あけてけれ」
「まて まて、ふんどし しめて」
「早くだ。あれ、やまんばが 見えたが」
「まて まて、きもの きて」
「早くう、早く。ああっ、来たぁ」
「まて まて、おび しめて」


「それ、とだなに かくれろ」                                                     こんぞが かくれたとたん、風のように やまんばが かけこんで来た。                                                                  
「おしょう、こんぞぁ、どう した」
「こんぞ?しらねなあ。それより、もちでも くわんか」                                                  
おしょうさんは、ゆるゆると もちを あぶりはじめたって。そうして、やまんばに もちを やりながら 言ったと。


「ばんば、やまんばは なんにでも ばけられると いうが、ほんとうか」                                                            
「おうさ、ばけられるとも」
「大にゅうどうに なれるかのう」
「おう、見てれ。みんごと ばけて みしょう」
 たかずく たかずく たかずくよ
 たかずく たかずく たかずくよ
やまんばは となえながら、みるみる 大きくなって、ぐわあっと まっかな 口をあけ、じりじり おしょう めがけて おりて来た。


「いや、みごと みごと。だがな、ばんば、なっとうまめには ばけられまいて」                                    
「なんだぁ、なっとうまめだ。ようし」
 ひくずく ひくずく ひくずくよ
 ひくずく ひくずく ひくずくよ
やまんばの からだは、みるみる 小さくなって、なっとうに なった。


「ほ、まめに なったわ、なったわ。よう ばけたな、ばんば。えらいぞ、ばんば」                                        
おしょうさんは、そう言うと、その なっとうを もちに くるんで、ぺろり たべてしまったとさ。はい、ごちそうさま。


(めでたし めでたし)以上です。青森県の昔話と聞きました。小学校の教科書では光村図書の2年国語に「三枚のおふだ」という昔話でのっていますが、文章表現が少々ちがうと思います。当ブログの素話のページに、「たべられた やまんば」を、紹介したい5つめのお話として追加しておきます。よかったら、ご覧ください。

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by takaboo-54p125 | 2014-01-04 05:33 | お話・リズム遊び・室内ゲーム