「どうする?親の出番」という「親が出るとき、出ないとき」について考えるシリーズが朝日新聞で2011年9月4日(日)から始まりました。


1回目は幼い子どもの「小さないざこざ」に親はどう向き合えばよいかについて、でした。


京都教育大学付属幼稚園の副園長先生の見方、以下、記事の抜粋(ごく一部)の紹介です。


『子どもの成長に、いざこざはとても大切。けんかやいざこざを経験しながら、相手の気持ちを理解していく。自分たちで解決する力をつける機会と捉えてほしい』
『いざこざが起きた時の保護者の役割について、3才児までは気持ちの代弁者、4才児はあったことを聞き出す司会者、5才児は思いの吐露の交通整理役と考える』


「子どもへのまなざし」などの著書で知られる児童精神科医の佐々木正美さんが述べる、乳幼児期から思春期にかけての子どもへの接し方について、以下、記事の全文の紹介です。


『過保護はよくないと言われがちですが、子どもが望むことを聞き入れてあげるのは良いんですよ。例えばおっぱいをほしがったり、砂場遊びをしたがったり。とことんつき合うと、ある時、満ち足りて自立していきます。依存体験を抜きに自立はあり得ません。


ただ、「あれ買って」と言われて与え続けるといった、「物」で満たすことではないのです。子どもが物を要求してきた時は、心の要求の満たされ方が足りない、ぐらいの気持ちで接したらいいと思います。


よくないのは親の望みを伝えすぎたり、子どもが嫌がっていることをやり過ぎたりする過干渉。教育やしつけの面から、適度な干渉は必要ですが、親の期待や要求を伝えすぎないよう気をつけなくてはならないと思いますね。あなたの現状には満足していない、と否定的なメッセージを伝え続けることになるからです。


逆に、上手に絵が描けたり、テストで良い点を取ったりした時に、過剰にほめすぎるのも考えものです。そうでないと落胆させてしまうのだ、と子どもは察するからです。


子どもへの愛情のように見せかけて、実は親自身が安心したいから、というのはよくあること。乳幼児ならオムツをはずすトイレトレーニング。小学生以降は、勉強について口出しする機会が増えるでしょう。進学や就職を決める時にも見られます。最もいけないのは他の子と比べること。自尊心を傷つけます。その子のペースで進み続けられるよう励ましてあげてください。


こちらが言うことが正しくても、ゆっくり待ってあげる。「いつ実行するかは自分で決めていいですよ」とゆだねる。そうすることで自分を律する「自律心」が養われ、社会で生きていく力が育まれるのです。』


以上です。私も、しまった!と思い当たることがありました。


関連ページ
幼小連携③【どうする?親の出番、子どものもめ事、ごっこ遊び、どろんこ遊び】【子どもがやりたくなる保育の導入】
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898371/


by takaboo-54p125 | 2011-09-10 05:08 | 育児・子育て

ある年の運動会のことです。                                                           朝は風が強く、場所取りに来られた保護者の方々は、シートを置くだけでは風に飛ばされるので、周辺にあった石ころで、シートの四隅を押さえておられたようです。                                                                         そこまで、気がつきませんでした。                                                           運動会も無事、予定どおり終了しました。                                                 高学年の子どもたち、、PTA役員のみなさん、教職員で後片付けを始めました。



そしたら・・・です。                                                               先に帰られて、無人になった保護者席を見渡すと、なんと、石ころがゴロゴロ転がっているではありませんか。                                                                      シートを押さえるのに、石捨て場や、隣の神社の森などから、石ころを拾って来るのは、まあ、よし、としましょう。                                                                  しかし、運動会が終わって、シートを持って帰るのだったら、石ころも元の場所に返してから帰るのがマナーですよね。                                                            それを、石ころだけ、ほったらかしで帰るとは、無責任な・・・。                                                  翌週からは、運動場は子どもたちが市陸上の練習や昼休みの遊びに使うのは、保護者のみなさんもわかっているはずです。                                                                                                                            保護者席に百個以上の転がっている石ころを、子どもたちや、PTA役員さん、教職員が全部拾って捨てました。                                                                    みんな文句も言わずに余計な作業をしてくれました。                                                 さすがに、温厚?な私も、カチンと頭にきました。



さて、翌年の運動会の昼食時間です。(この時を1年間、待っていました)                                                                                                      本部テント前でマイクを握って、前年の一部の保護者のマナーについて残念だったこと、それを高学年の子らが拾ってくれたことを、昼食中の全親子にしゃべりました。                                                                                                        そして、                                                                        「今年は、昨年のようなマナーの悪い保護者はおられないと信じています。                                            運動会が終わったら、シートをかたづける時に、シートを押さえていた石ころも、元の場所にもどしてください。                                                                               子どもたちは、おうちの方に、どこから石ころを拾ってきたのか、聞いておきましょう。                                                                                                                    みんなで、気持ちよく、運動会が終われるように、ご協力、お願いします」                                             と、僭越ながらボリュームを上げて、演説させてもらいました。                                                                                 そして、運動会終了後、保護者席に、石ころは1個も転がっていませんでした。                                                                                        お願いしたら、ちゃんと協力してくださるんや、というのがわかりました。                                                                          1つの教訓です。



別の年、閉会式から雨になりました。                                                        大急ぎでかたづけていると、卒業生の中学・高校生たちが率先して、                                                                                                      「ぼくらもやります」                                                               と、ずぶ濡れになりながら、最後まで手伝ってくれました。                                    これには、ちょっと感動しました。                                                                                                                                                                                                                      そんな卒業生のいる小学校であったのも、また事実なのです。

関連ページ
子どもと向き合う学級づくり⑥【9月の教室】+【運動会の石ころ】【ほめ方・しかり方10ヶ条】【体罰の境界線と連鎖】
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by takaboo-54p125 | 2011-09-04 05:04 | 保育・教育