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この詩は、私が小学校高学年の頃(S45~46年)に小学校で習った詩です。たしか教科書にのっていた記憶があります。今でも暗唱できます。そして、私が最初に担任したクラスでも音読・読解(1時間扱い)の授業もしました。味わい深い冬の詩です。家族の絆を確かめる詩でもあります。大晦日にふさわしいかどうかはともかく、津村信夫さんの「冬の夜道」しみじみ味わってみてください。


 冬の夜道                  津村信夫


冬の夜道を 一人の男が帰ってゆく

はげしい仕事をする人だ

その疲れきった足どりが そっくり それを表している

月夜であった

小砂利をふんで やがて 一軒の家の前に 立ちどまった

それから ゆっくり格子戸を開けた

「お帰りなさい」

土間に灯がもれて 女の人の声がした

すると それに続いて

どこか 部屋のすみから

一つの小さな声が言った

また一つ

また一つ別の小さな声がさけんだ

「お帰りなさい」

                                                                                                   冬の夜道は 月が出て ずいぶんと明るかった

それにもまして

ゆきずりの私の心には

明るい一本のろうそくが 燃えていた


関連ページ
詩「教室で子どもたちと音読したい詩」小学生と読みたい109編&中学生と読みたい19編
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by takaboo-54p125 | 2010-12-31 05:31 | 子どもと詩

昨日、5才の甥っ子家族が大阪から帰省してきました。甥っ子を喜ばせたくて、


「明日の30日はもちつきをするでな」と言うと、


「ペッタンペッタンやるの?」と聞かれました。


「いやぁ、うすと、きねは、小屋にあるんやけど、オッちゃん、もう馬力ないで、かんにんな」と言うと、甥っ子は


「ペッタンペッタンは幼稚園でやったから、ええで」と言ってくれました。昭和の頃は、田舎ではどの家からも「ペッタンペッタン」というもちつきの音が聞こえてくるのが年末の風物詩でした。今は保育園(息子たちが通っていた園)や幼稚園(甥っ子の通う園)で「ペッタンペッタン」ともちつきをするのが12月の風物詩になったのでしょうか。気を取り直して、


「もちつきの機械でグルグルーッとやるでぇ」と言うと、ワクワクしてくれ、ホッとしました。でも、年に1回ですから、水はどれだけ入れるだの、このゴムはどこにつけるだの、てんやわんやの大騒ぎでした。もちつき機がついてしまえば、昔ながらの鏡餅(神棚やら、仏壇やら、お地蔵さんやら、あれやこれや)を作りました。甥っ子も、息子たちのお手並みを見ながら、小さな鏡餅を丸めていました。5才にしては上出来でした。そして、昼ご飯は、きなこもち、砂糖醤油もち、大根おろしもち、海苔巻きもちでした。


甥っ子の通う大阪の幼稚園さん。うすと、きねで、ほんまもんの「もちつき」を体験させてくださって、ありがとうございました。おかげで、「さるかに合戦」のおもしろさを、甥っ子は知ることができます。なかなか田舎でも、ほんまもんができなくなったので、大助かりです。つい、もちつき機が楽ちんなもんで。しかし、ご近所では、それもなしで、スーパーで買われるおうちが増えてきたようです。


中村草田男は「降る雪や 明治は遠く なりにけり」と詠みました。私も真似をして


「もちつきや 昭和は遠く なりにけり」

関連記事
春はあけぼの、夏は夜、岩倉川に無数のホタルが乱舞した日
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by takaboo-54p125 | 2010-12-30 19:25 | 育児・子育て

室内ゲーム「はなはなはな……」 シナリオ(たくさんの人数でできます)


これから「はなはなはな・・・・・・」のゲームをします。
私が「はなはなはな・・・・・・」と言っている間、
人差し指で鼻をちょんちょん・・・とさわるのを続けます。


そして、私が「・・・」(別の場所)を言った瞬間、
人差し指をその場所にサッと動かしてください。


自分の耳を信じてください。(逆に、自分の目を信じてください、でもOKです)
私の動作に、つられないでください。(逆なら、私の口にだまされないでください)
私の動作に、だまされたらダメですよ。(逆なら、私の口はウソをつきますよ)


ただし、集中力をきたえるゲームなので、目をつぶらず、私を見ていてくださいね。


では、一度やってみましょう。
「はなはなはな・・・・・・耳」(と言いながら、私[リーダー]は口をさわる)                                                          
さあ、耳をさわれましたか?口をさわった人は、私の声に集中しましょう。


「はなはなはな・・・・・・耳・目・口・鼻・頭・おでこ・まゆ毛・ほっぺた・あご・首・かた・おなか・ひじ・親指・手首・おへそ・ひざ・足首・つま先」(いろんな場所を指でさわりながら、いろんな別の場所を言う、のをくり返します)


【解説】
音速(耳で聞く)・・秒速330~340m
光速(目で見る)・・秒速30万km(地球を7周り半、地球は1周40000km)            ※地球1周の40000分の1が1kmだからです。                                                                     
音速は0,1秒で約33~34m進みます。
光速は0,1秒で3万km進みます。


音速は0,01秒で約3,3~3,4m進みます。
光速は0,01秒で3000km進みます。


つまり、光の速さは、音の速さの約88,2~90,9万倍のスピードで進みます。                                                                
ですから、目に届く速さは、耳に届く速さの、およそ90万倍のスピードで到達します。                                                           
それで、耳を信じていても、目に入る速度が圧倒的に速いので、つられてしまうのです。
そんなことを利用したゲームなのかなあ、と私は考えています。(本当かどうかは?です)


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子どもが夢中になれる【リズム遊び】(10種類)【絵書き歌】【文字書き歌】【室内ゲーム】(3種類)子どもは【かけ声】が大好き

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by takaboo-54p125 | 2010-12-29 05:03 | お話・リズム遊び・室内ゲーム

室内ゲーム「おーちたおちた」シナリオ (たくさんの人数でできる)


これから「おーちたおちた」をします。立ってください。
私が「おーちたおちた」と言ったら、みんなで「なーにがおちた?」と言って、私が、                               
「くだものや野菜の名前」を言ったら、両手で受け取るまねをしてください。                                           
「カミナリ」と言ったら、おへそを両手でかくすまねをしてください。                                                
「お金や宝石の名前」を言ったら、地面に落ちているのをひろうまねをしてください。                                                
「それ以外のものの名前」を言ったら、何もせず、「気をつけ」をしていてください。


1回、みんなでやってみます。
おーちたおちた。なーにがおちた?りんご→くだものです。両手で受け取っていますか?
おーちたおちた。なーにがおちた?カミナリ→カミナリです。おへそをかくしていますか?
おーちたおちた。なーにがおちた?100円→お金です。ひろうまねをしていますか?                                                 
おーちたおちた。なーにがおちた?ねこ→その他の物です。「気をつけ」をしていますか?


では、本番です。みんなも大きな声で歌ってください。始めます。
おーちたおちた。なーにがおちた?○○→受け取ってますか?
                  →おへそですよ。
                  →ひろってますか?
                  →「気をつけ」ですよ。
(こうして、4種類の「なーにがおちた?」をランダムに、やっていきます。                                                
その他の物の名前を意外な物や、だまされそうな物にするのが、大爆笑のポイントです。)


受け取る時の例
みかん、ぶどう、いちご、レモン、メロン、すいか、もも 
きゅうり、にんじん、トマト、タマネギ、ピーマン、かぼちゃ


おへそをかくす時
カミナリだけです


ひろう時の例
1円玉、10円、1000円、1万円、100万円、1億円、3億円
1ドル、100万ドル、さつたば、ダイヤモンド、しんじゅ、エメラルド


「気をつけ」をする時の例
メロンパン、トマトジュース、レモンウォーター、ポテトチップス、スイカバー、チョコレート、ノート、消しゴム、もも太郎、パチンコ玉、ちりとり、紙くず、ガム、ハムスター、あめ玉、焼き肉、偽札、100円ショップ、ハンバーガー、野菜生活、おむすびころりん


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子どもが夢中になれる【リズム遊び】(10種類)【絵書き歌】【文字書き歌】【室内ゲーム】(3種類)子どもは【かけ声】が大好き

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by takaboo-54p125 | 2010-12-29 05:02 | お話・リズム遊び・室内ゲーム

室内ゲーム「とーんだとんだ」シナリオ (たくさんの人数でできる)


これから「とーんだとんだ」をします。立ってください。
私が「とーんだとんだ」と言ったら、みんなで「なーにがとんだ?」と言って、私が、                                  
「空や宇宙を飛ぶ機械の名前」を言ったら、手をかざして空をながめてください。                             
「虫の名前」を言ったら、両手でパチンとたたいてください。いやな虫でもたたいてね。                                                     
「鳥の名前」を言ったら、両手を鳥の羽のようにパタパタしてください。                                                        
「自分の力で空を飛べない物の名前」を言ったら、何もせず「気をつけ」をしていてください。


1回、みんなでやってみます。
とーんだとんだ。なーにがとんだ?飛行機→空を飛ぶ機械です。手をかざしていますか?
とーんだとんだ。なーにがとんだ?虫の蚊→虫の仲間です。パチンとたたきましたか?
とーんだとんだ。なーにがとんだ?カラス→鳥の仲間です。パタパタしていますか?                                                 
とーんだとんだ。なーにがとんだ?机→自分の力で飛べない物です。「気をつけ」です。


では、本番です。みんなも大きな声で歌ってください。始めます。
とーんだとんだ。なーにがとんだ?○○→手をかざしていますか?
                  →パチンとたたきましたか?
                  →パタパタしていますか?
                  →「気をつけ」ですよ。
(こうして、4種類の「なーにがとんだ?」をランダムに、やっていきます。                                                        
自分の力で飛べない物の名前を、意外な物や、だまされそうな物にするのが、大爆笑のポイントです。)


手をかざす時の例「空や宇宙を飛ぶ機械の名前」
ヘリコプター、スペースシャトル、タケコプター、人工衛星、ロケット、UFO、飛行船、グライダー、ミサイル、ジャンボジェット機、(保幼では何回でも「飛行機」と言おう)


パチンとたたく時の例「虫の仲間」
ハエ、バッタ、セミ、ミツバチ、ゴキブリ、スズメバチ、蚊
(パチンとたたいてほしいのは、「ブーン、チクッ」とする蚊なので、何回でも言おう)                                                   
(バッタやセミはかわいそう、ミツバチやスズメバチは危ない、というのも補足しよう)


パタパタする時の例「鳥の仲間」
スズメ、カラス、ツバメ、トンビ、カモメ、ウグイス、ハヤブサ、ハト、キツツキ、ツル


「気をつけ」をする時の例「自分の力で空を飛べないもの」                                                            
いす、チョーク、黒板消し、ヘビ、ハエたたき、カラス貝、ハチの巣、人工芝、焼き鳥、鳥人間コンテスト、泣き虫、線香花火、ドラえもん、トランポリン、なわとび、ホームラン


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子どもが夢中になれる【リズム遊び】(10種類)【絵書き歌】【文字書き歌】【室内ゲーム】(3種類)子どもは【かけ声】が大好き

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by takaboo-54p125 | 2010-12-29 05:02 | お話・リズム遊び・室内ゲーム

テレビでNFL(USAのプロ・アメリカンフットボール)マイケル・オアー選手の感動の軌跡を知りました。さっそくインターネットで調べてみました。のっていました。


『マイケル・オアー(Michael Oher 1986年5月28日生まれ )はテネシー州メンフィス出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLのボルチモア・レイブンズに所属している。ポジションはレフトタックル。


2006年に彼の大学1年次までの生涯がマイケル・ルイスによって『The Blind Side: Evolution of a Game』として出版された。のストーリーしあわせの隠れ場所(原題:The Blind Side[1])として2009年(日本では2010年)に公開された。


経歴
メンフィスの最も貧しい地域で生まれた。父親にはあったことがなく、また母親はクラック・コカイン中毒であったため、引き離されしばしば転校を繰り返した。高校1年次は公立高校に通ったが、高校2年次にブライアクレスト・クリスチャンスクールへの入学が認められた。彼は高校のアメリカンフットボールチームで頭角を現し2003年にはディビジョン2Aの最優秀ラインマンに選ばれると共にテネシー州のオールファーストチームに選ばれた。2004年、リー・アン・テューイ、ショーン・テューイ夫妻の家に引き取られ、暖かな家庭を得ると共に1週間に20時間、家庭教師に学ぶ努力の結果、GPAは0.6から2.52に劇的に上昇させてNCAA1部校に入学できるレベルとなった。


大学進学を決める際に、テネシー大学、ルイジアナ州立大学、アラバマ大学、オーバーン大学、サウスカロライナ大学からも奨学金のオファーを受けたがテューイ夫妻の母校であるミシシッピ大学を選んだ。1年次はライトガードとして起用され1年生を対象としたオールアメリカンに選ばれる活躍を見せた。2年次からレフトタックルにコンバートされた。2年次にはサウスイースタン・カンファレンスのセカンドチームに3年次にはカンファレンスのファーストチームに選ばれた。2008年1月14日にドラフトにアーリーエントリーすることを発表したが2日後にそれを取消し大学に残ることを表明した。4年次にはAP通信が選ぶオールアメリカンのファーストチームに選ばれると共にアウトランド・トロフィーのファイナリストにも残った。


2009年のNFLドラフト1巡目全体23番目にボルチモア・レイブンズに指名された。同年7月30日に5年間1380万ドルの契約をチームと結んだ。当初ライトタックルとして起用されたがレフトタックルのジャレッド・ゲイサーが負傷して戦列を離れたためレフトタックルにコンバートされ第8週に再びライトタックルに戻った。1m93cm、141kgの巨体ながら40ヤードを5.34秒で走るスピードを持っている。同年12月には新人月間MVPに選出された』


以上です。私は、アメリカン・ドリームとしてではなく、別の意味で注目しました。次のような記事もありました。


『マイケル・オアーのもたらした奇跡の映画「しあわせの隠れ場所」                                                   
2009年にNFLボルティモア・レーベンズにドラフト1位(1順目の23位)で入団したマイケル・オアー選手の半生を描いた映画です。マイケルはテネシー州メンフィスのスラム街で13人兄妹の1人として生まれました。父親の顔を知らず、母親は薬物中毒。まともに学校にも通わず、転校を繰り返していました。そんなマイケルは高校2年生の時に特例で私立高校に入学を認められるものの、ある日、家を閉め出されて、とうとうホームレスになってしまいます。雨の降る寒い夜、Tシャツと短パン姿で歩くマイケルは、裕福な白人家庭の主婦と出会います。マイケルを一目見た彼女は、何も聞かずに自分の家に連れて帰り、感謝祭の休日を一緒に過ごします。 


この出会いがマイケルを変えました。一家はマイケルを養子として迎えることを決め、暖かな愛情を注ぎます。そのころから、マイケルは大きな体を武器にフットボール選手としての才能を開花させていくのです。そして奨学金でミシシッピ大学に進学し、大活躍。2009年4月のドラフトで1巡目23位指名でボルチモア・レーベンズに入団が決まりました。裕福な白人一家が黒人の少年を養子に迎えたときの周囲の反応は米国が抱える人種問題を浮き彫りにしており、一方で無償の愛を捧げる母親の強さに多くの人々が感銘を受けています。


また、黒人を養子に迎えたことで、他の家族が、いじめにあっていても、人種差別に対して、くじけないで前向きに向かい合うことにも、この家族の気持ちが、伝わります。「彼が、私を変えた」とありましたが、彼によって、養子を迎えた家族がまた一段と大きく成長した、相乗効果があったのだ思います。』


以上です。マイケル・オアー選手は18才で、引き取られたテューイ家で家族の愛を知りました。マイケル・オアー選手は、引き取られた当時について、テューイ夫人から「マイケル、私はあなたを愛している。あなたは家族の一員なのよ」と言ってもらったことが忘れられない、いつしか私はテューイ家から離れられなくなった、とテレビのインタビューでふり返っています。それは、たとえ血はつながっていなくても親子の愛着形成そのものであり、とりわけテューイ夫人とマイケルの間に、親子の絆づくりがあったにちがいないと、感動してしまいました。

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「愛着形成」②その元をじゃまする原因から母も子も守る【2つの提案】+ママの「おなかの中の赤ちゃんパワー」はすごい!
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by takaboo-54p125 | 2010-12-27 05:34 | 文化・スポーツ

8月17日(火)朝日新聞の27面(滋賀版)に、「昨年度、年間30日以上欠席した児童数は1,000人あたり4,7人(全国平均3,2人)だったと、文部科学省の調査でわかった」と書いてありました。欠席の理由が、「親子関係をめぐる問題」が37,0%(全国平均19,3%)「家庭の生活環境の急激な変化」が17,5%(全国平均10,6%)というのは、気がかりな点です。


滋賀県は首都圏に次いで愛知県や沖縄県と共に、人口増加率が高い県です。分譲マンションや、分譲地の新興住宅がここ10年以上ずっと増え続けています。しかも、ここ数年だけでも、新築の賃貸マンション・アパートがどんどん増えていると感じます。ローンを抱えておられる方も多いと思います。そこへ、突然リーマン・ショックがきました。したがって、「家庭の生活環境の急激な変化」が全国平均を上回っているのも、不自然ではありません。


それよりも、「親子関係をめぐる問題」が37,0%(全国平均19,3%)という結果に驚いています。なぜ滋賀県が多いのか、はっきりとした理由が私には見えてきません。


ただ、昨年度(平成21年度)の小学生は、平成9年度生まれ~平成14年度生まれの子どもたちです。お母さんのおなかの中にいたのは、平成8年度~平成13年度になります。                                                   
その頃の、母子を取り巻く身近な状況を思い出してみると、平成7年に携帯電話がデジタル化され、それ以降、毎年のように次々と、着メロ、メッセージサービス、携帯インターネット接続、着うた、携帯ゲームが普及していった時期と重なります。ただし、これは日本全国の状況です。


もう一つは、平成8年にウォークマンの出荷台数が累計1,5億台を突破し、平成15年には3億台突破、すごい伸びですよね。しかも、平成13年には、NetMD対応型が発売され、平成16年にはHiMD(1GB:CD20枚)、平成17年にはHDD内蔵メモリ(40GB:CD800枚)という画期的な進化をウォークマンは遂げています。これも日本全国の状況です。


お母さんのおなかの中で共鳴している、たくさんの電子音から、赤ちゃんの耳に届く音(母子の絆の元は母の声だけ)を守る方法はないでしょうか?


このような、今の日本の子どもたちを取り巻く音環境の状況が、赤ちゃんに次のような影響を与えていることは果たしてないのでしょうか。


かつては、お母さんの心音と、お母さんの声と、お母さんが台所で野菜を切る包丁のトントントントンという音を聞いて、赤ちゃんはお母さんのおなかの中で育っていました。私は、その中で最も大切なのは、生まれた後もコミュニケーションの必要なお母さんの声だと考えます。


ところが、今の子どもたちがお母さんのおなかの中にいた280日間は、全く違った多種多様な音に囲まれて育つ環境になってしまいました。つまり、お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんは、お母さんの耳のイヤホン・ヘッドホンから流れるウォークマン等の音楽や、お母さんが首からぶら下げる携帯の着メロ・着うた・着信音も、共鳴音として聞こえるようになりました。


この環境の激変の中で、まさかとは思いますが、ひょっとすると、お母さんの声を聴き分けにくくなってしまっているのではないかということは、可能性として考えられないでしょうか。このことが、年間30日以上の欠席日数の理由で、一番多かった「親子関係をめぐる問題」の、根っこになっていないことを、願わずにはいられません。


お母さんの声が体内に共鳴して、おなかの中の赤ちゃんに届く時、お母さんの声よりも刺激的な着メロ・着うた・着信音を、お母さんの体内に共鳴させない方法はないでしょうか。


戦後の混乱期は赤ちゃんの栄養不足、粉ミルク不足、オムツ不足など、物の不足する時代でした。ところが、今はその正反対で情報過多で、物のあふれる時代です。


赤ちゃんを取り巻く環境の急激な変化の中、今回、話題にしている「お母さんのおなかの中で280日過ごす間に、赤ちゃんへ届いてほしくない音」が過剰すぎるのではないか、と思ってしまうのは、私の「思い過ごし」「気にし過ぎ」なのでしょうか?


小児科学・小西行郎教授(東京女子医科大学)の文章より


「赤ちゃんパワー 脳科学があかす育ちのしくみ」小西行郎(ゆくお)・吹田恭子・共著(ひとなる書房)の中で、東京女子医科大学の小西行郎教授が興味深いことを書いておられました。小西行郎教授は、留学から帰国後、脳科学・発達行動学の立場から小児科学に新風を吹き込まれた先生で、日本乳児行動発達研究会や日本赤ちゃん学会でも活躍しておられます。胎児の耳について書いておられるところを、紹介します。


『【赤ちゃんの耳には、いっぱい音が届いている】


赤ちゃんの耳の原型ができはじめるのは、ずいぶんと早いことがわかっています。妊娠5~6週目頃には耳らしい穴ができはじめます。‥聴こえはじめは、だいたい妊娠20週頃、ちょうどおなかの中の赤ちゃんの動きを、お母さんが胎動として感じはじめるのと同じ時期です。‥
まず、一番ひんぱんに、それもうんと近くで聞こえてくるのは、お母さんの心臓のドクドクという音や血液が流れる音、食べ物が胃や腸の中を通っていく音などでしょう。                                                                   そして、お母さんの声。なにしろ赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいて、つながっているのですから。そして、お母さんと話している人の声。それはお父さんの声が多いかもしれません。お姉ちゃんやお兄ちゃんたち、いっしょに住んでいる家族の声も聞こえているはずです。
人の声ばかりではなくて、いろんな生活の音もあります。台所で包丁を使うトントントンといった音やお皿がぶつかる音、テレビの音、音楽、電話のベル、車のクラクションなど、お母さんに聞こえる音は赤ちゃんにも全部聞こえています。では、それらの音は、おなかの中の赤ちゃんには、いったいどんなふうに聞こえているのでしょう。


だいぶ前になりますが、国立病院の研究グループが、出産直前の破水した子宮の中に、実際にマイクを入れて確かめてみました。すると、まるでプールにもぐった時のような、くぐもった音が聞こえてきたそうです。赤ちゃんの耳に音が届くまでには、お母さんの体や、羊水という水の層が間にはさまっています。うんと聞きとりにくい、くぐもった音になることは誰でもすぐに想像できますね。毎日聞いている音や声が、おなかの赤ちゃんの発達に果たしてどこまで影響を与えているのか。今のところ、科学的には、どんな形であれ証明されてはいません。
ですが、おなかの赤ちゃんは、くぐもった音ではあるけれどもちゃんと聞いている、家族の声や生活の音を感じていることは知っておきましょう。‥


【ことばを手にいれる道筋は、おなかの中から始まっている】


おなかの中で、赤ちゃんはじーっと耳をすましています。その証拠として、泣いている赤ちゃんに胎内の音を録音して聞かせると静かになったという例や、おなかの中で聞いていたお話と、そうでないお話では、聞いていたお話の方を喜んだという報告があげられています。これらの例からは、赤ちゃんはことばを意味のあるものとしてではなく、自分を包んでくれる安心なサインととらえていることがわかります。生まれたらすぐに自分を世話してくれる人と環境をしっかり認識しておかないと、たいへんなことになりますから。ことばを獲得する道筋は、まず、この音を聞くことからはじまっていると考えていいでしょう。‥』


以上が小西教授の文章です。


さて、ここからが、私の仮説(推論)です。まず、胎児の耳に最も響く母胎に密着した音を、私は「母胎密着音」と呼びたいと思います。


お母さんの心音、お母さんの声などに加えて、お母さんが身につけるようになった物で、お母さんの声が赤ちゃんの耳に届くのをじゃまする電子音です。つまり、携帯電話の着メロ着うた着信音とウォークマンなどのイヤホン・ヘッドホンの音楽を「母胎密着音」だと考えます。


今の子どもの『ハンディキャップ』を考える


 【虐待から母も子も守る育児支援のための提案2つ】


母胎の中で、胎児は母親の声(音)を聞いて育つので、産まれた時に、すでに母子の絆の土台ができています。不安で泣く赤ちゃんは母親の声を聞くと、なんだか、懐かしい声(音)と感じ、安心できるのです。そして、泣いたらあやしてもらって泣きやむ、これが昔の赤ちゃんです。育児で心が育ちました。


今の赤ちゃんは胎児の時に、母親の声より刺激的な密着音(ウォークマン、携帯電話・メールの着信音等)も聞いて育ちます。だから、
「オギャー」と泣き、
「よしよし」と抱っこして、あやしてくれる母親の声が、安心の音に聞こえにくく、極端な場合、雑音に聞こえます。今の赤ちゃんには、母親の声よりメディアの音や、車の振動音の方が、懐かしい音に感じる場合も、少なくありません。


今の赤ちゃんに共通するハンディキャップは、生まれた時に、母子の絆の土台を築きにくいことです。母の声を安心音として感じさせない母胎環境の激変が、赤ちゃんの心の受信アンテナにズレを生じさせたのでしょう。


赤ちゃんが泣きました。オッパイをあげたりオシメを替えても、全く泣きやみません。「よしよし」と抱っこをして、あやすと、泣きやむどころか、背中をそらして抱っこを拒絶するような激しい泣き方をします。そして母親がオロオロしているうちに、赤ちゃんは泣き疲れて眠ってしまい、母親もホッとします。心を育てる育児は一歩も前進しません。


また、泣いていない時に、母親が顔をのぞきこんでも赤ちゃんはニコッともしません。赤ちゃんが泣きやんでくれたり、目と目を合わせて笑ってくれるのが、母親の喜びなのにそれがありません。これでは母親もだんだんイライラしてきます。心が通い合いません。


そのうちに、育児に疲れ、そんなわが子が憎たらしくなってきて、しまいには愛せなくなってしまいます。こうして、親の虐待が始まる可能性が徐々に大きくなっていきます。


別の言い方をすれば、昔の赤ちゃんと母親は心のアナログアンテナで、親子の絆を確かめ合い、深めていく育児ができました。母親の声が赤ちゃんの安心の拠り所でした。人と人とのやりとりは、心のアナログアンテナによる交信(伝え合い)だと言えるからです。


今の赤ちゃんは、母親の声をアナログの安心音としてキャッチできない子もいます。つまり、母親がアナログで赤ちゃんがデジタルでは、心の交流は不可能なのです。母親がいくらあやしても、心のアンテナが違うから伝わりません。その子は、心が不安な状態から抜け出せないまま、体は成長していきます。


そこで、母親が、赤ちゃんのデジタルアンテナに合わせて、育児をデジタル化せざるを得ない方法が、テレビやビデオに子守りをさせたり、夜泣きの赤ちゃんを車でドライブに連れて行くことになります。言わば、育児のデジタル化は、赤ちゃんの不安を安心に変える「人づきあい」の基本が母親から学べず、育児じゃなくて、お世話になるのです。ここに今日の社会問題、乳幼児への親の虐待が急増している主要因があると考えられます。


今の育児に、一番大切なのは、赤ちゃんの心のアンテナをデジタルからアナログに戻してあげる手間を、母親がしてあげるということです。まずは、泣いたらあやしてもらって泣きやむ母子関係を取り戻すのです。赤ちゃんが、母親の「よしよし」と抱っこで安心して、ニコーッと笑顔になる関係を再構築する作業(それこそ地道な何百回何千回のくり返し)に、公的な育児支援の力を注ぐことこそが、積極的な虐待予防ではないでしょうか。


テレビの地デジ化は可能ですが、人間関係は、あくまでも、人と人との会話や、微妙な表情や仕草といった、アナログ的な、昔ながらの育児・子育てによってのみ、つくられていくのです。今の赤ちゃんの育児には、昔の育児にプラスして親子の絆の土台(安心)づくりをしてあげる必要があります。赤ちゃんはアナログ受信アンテナの遺伝子をきっと持っているはずです。それを復活させる手間を惜しいと思わないことです。実際には、しんどくて、大変な手間ですから、とりわけ乳児の育児支援に携わる方の役割が重要です。


もちろん、個人差、取り巻く環境など、さまざまな壁はあります。でも、育児・子育ては、「心育て」であり「親育ち」です。


「よしよし」の声と抱っこは、赤ちゃんが安心感を取り戻せるための「愛メッセージ」です。育児支援も「監視カメラ目線」ではなく、親への「共感カメラ目線」で見てあげたいですね。虐待から、親も子も、守るために。


以上、△か月健診で若いお母さん方の思いに共感しつつ育児支援してほしい概要です。授乳時は、携帯電話もマナーモードにして、お母さんの声が安心の声に聞こえるまで、赤ちゃんに優しく語り続けましょうね・・と


以上、仮説にもならない段階の推論ですので、念のための提案は2つだけです。


【1つめの提案】


妊婦さんは、自宅では携帯を身につけないで、テーブルの上にでも置いておきましょう。身につける必要がある時は、マナーモードにしておきましょう。


お母さんの声が体内に共鳴して、おなかの中の赤ちゃんに届く時、お母さんの声よりも刺激的な着メロ・着うた・着信音を、お母さんの体内に共鳴させない(赤ちゃんがお母さんの声を覚えるじゃまをさせない)ためです。


【2つめの提案】


妊婦さんは、Jポップなどの音楽を聴く時は、イヤホン・ヘッドホンを使わずに、CDラジカセなど(体に密着させない音響機器)で聞きましょう。


これも、お母さんの声が体内に共鳴して、おなかの中の赤ちゃんに届く時、お母さんの声よりも刺激的なイヤホン・ヘッドホンのJポップ・ロック・ラップ・レゲエ・トランスなどの音楽を、お母さんの体内に共鳴させない(赤ちゃんがお母さんの声を覚えるじゃまをさせない)ためです。


この2つの提案は、いずれも、赤ちゃんが「オギャー」と生まれてから、お母さんの声を1番なつかしい安心音と感じるためです。母と子の愛着形成をしやすくするためです。それは「赤ちゃんがいつまでも泣きやまないこと」が引き金になる虐待から、母も子も守るためでもあります。そうすれば、赤ちゃんは、安心音であるお母さんの「よしよし」の声で泣きやみ、お母さんの抱っこを拒否しなくなるのではないか、という私の仮説(あくまでも推論ですが、どなたも提案なさらないから)です。この「母胎密着音をシンプルにする方法」という考えに賛同してくださった方は、ぜひ周りの妊婦さんたちに伝えてあげてください。


関連ページ

「パパママ育児①」今すぐ始められる【子育てのポイント1~10】『心育て・親育ち』のミニプチ・ステップ
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898092/


子ども虐待を防ぐ「愛着形成」①親子ではぐくむ絆づくり【ママを受け入れられる子になる愛着の感性の育て方】+ママの思いを代弁する詩・0~3才児の育児

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898093/



by takaboo-54p125 | 2010-12-23 06:15 | 育児・子育て

まず、胎児の耳に最も響く母胎に密着した音を、私は「母胎密着音」と呼びたいと思います。お母さんの心音、お母さんの声などに加えて、お母さんが身につけるようになった物で、お母さんの声が赤ちゃんの耳に届くのをじゃまする電子音です。


つまり、携帯電話の着メロ着うた着信音とウォークマンなどのイヤホン・ヘッドホンの音楽を「母胎密着音」だと考えます。


今の子どもの『ハンディキャップ』を考える


【虐待から親も子も守る育児支援のための提案2つ】


 母胎の中で、胎児は母親の声(音)を聞いて育つので、産まれた時に、すでに母子の絆の土台ができています。不安で泣く赤ちゃんは母親の声を聞くと、なんだか、懐かしい声(音)と感じ、安心できるのです。
そして、泣いたらあやしてもらって泣きやむ、これが昔の赤ちゃんです。育児で心が育ちました。


 今の赤ちゃんは胎児の時に、母親の声より刺激的な密着音(ウォークマン、携帯電話・メールの着信音等)も聞いて育ちます。
だから、
「オギャー」と泣き、
「よしよし」と抱っこして、あやしてくれる母親の声が、安心の音に聞こえにくく、極端な場合、雑音に聞こえます。
今の赤ちゃんには、母親の声よりメディアの音や、車の振動音の方が、懐かしい音に感じる場合も、少なくありません。


 今の赤ちゃんに共通するハンディキャップは、生まれた時に、母子の絆の土台を築きにくいことです。
母の声を安心音として感じさせない母胎環境の激変が、赤ちゃんの心の受信アンテナにズレを生じさせたのでしょう。


 赤ちゃんが泣きました。
オッパイをあげたりオシメを替えても、全く泣きやみません。
「よしよし」と抱っこをして、あやすと、泣きやむどころか、背中をそらして抱っこを拒絶するような激しい泣き方をします。
そして母親がオロオロしているうちに、赤ちゃんは泣き疲れて眠ってしまい、母親もホッとします。
心を育てる育児は一歩も前進しません。


 また、泣いていない時に、母親が顔をのぞきこんでも赤ちゃんはニコッともしません。
赤ちゃんが泣きやんでくれたり、目と目を合わせて笑ってくれるのが、母親の喜びなのにそれがありません。
これでは母親もだんだんイライラしてきます。
心が通い合いません。


 そのうちに、育児に疲れ、そんなわが子が憎たらしくなってきて、しまいには愛せなくなってしまいます。
こうして、親の虐待が始まる可能性が徐々に大きくなっていきます。


 別の言い方をすれば、昔の赤ちゃんと母親は心のアナログアンテナで、親子の絆を確かめ合い、深めていく育児ができました。
母親の声が赤ちゃんの安心の拠り所でした。
人と人とのやりとりは、心のアナログアンテナによる交信(伝え合い)だと言えるからです。


 今の赤ちゃんは、母親の声をアナログの安心音としてキャッチできない子もいます。
つまり、母親がアナログで赤ちゃんがデジタルでは、心の交流は不可能なのです。                                   
母親がいくらあやしても、心のアンテナが違うから伝わりません。                                                   
その子は、心が不安な状態から抜け出せないまま、体は成長していきます。


 そこで、母親が、赤ちゃんのデジタルアンテナに合わせて、育児をデジタル化せざるを得ない方法が、テレビやビデオに子守りをさせたり、夜泣きの赤ちゃんを車でドライブに連れて行くことになります。
言わば、育児のデジタル化は、赤ちゃんの不安を安心に変える「人づきあい」の基本が母親から学べず、育児じゃなくて、お世話になるのです。
ここに今日の社会問題、乳幼児への親の虐待が急増している主要因があると考えられます。


 今の育児に、一番大切なのは、赤ちゃんの心のアンテナをデジタルからアナログに戻してあげる手間を、母親がしてあげるということです。
まずは、泣いたらあやしてもらって泣きやむ母子関係を取り戻すのです。


 赤ちゃんが泣いたら「よしよし」と抱っこで安心して、ニコーッと笑顔になる関係を再構築する作業(それこそ地道な何百回何千回のくり返し)に、公的な育児支援の力を注ぐことこそが、積極的な虐待予防ではないでしょうか。


 テレビの地デジ化は可能ですが、人間関係は、あくまでも、人と人との会話や、微妙な表情や仕草といった、アナログ的な、昔ながらの育児・子育てによってのみ、つくられていくのです。
今の赤ちゃんの育児には、昔の育児にプラスして親子の絆の土台(安心)づくりをしてあげる必要があります。
赤ちゃんはアナログ受信アンテナの遺伝子をきっと持っているはずです。                                                   
それを復活させる手間を惜しいと思わないことです。
実際には、しんどくて、大変な手間ですから、とりわけ乳児の育児支援に携わる方の役割が重要です。


 もちろん、個人差、取り巻く環境など、さまざまな壁はあります。                                         
でも、育児・子育ては、「心育て」であり「親育ち」です。


「よしよし」の声と抱っこは、赤ちゃんが安心感を取り戻せるための「愛メッセージ」です。
育児支援も「監視カメラ目線」ではなく、親への「共感カメラ目線」で見てあげたいですね。
虐待から、親も子も、守るために。


 以上、○か月健診で若いお母さん方の思いに共感しつつ育児支援してほしい概要です。
授乳時は、携帯電話もマナーモードにして、お母さんの声が安心の声に聞こえるまで、赤ちゃんに優しく語り続けましょうね・・と


以上、仮説にもならない段階の推論ですので、念のための提案「母胎密着音をシンプルにする方法」は2つだけです。


【1つめの提案】 妊婦さんは、自宅では携帯を身につけないでテーブルの上にでも置いておきましょう。身につけるなら、マナーモードにしておきましょう。


お母さんの声が体内に共鳴して、おなかの中の赤ちゃんに届く時、お母さんの声よりも刺激的な着メロ・着うた・着信音を、お母さんの体内に共鳴させない(赤ちゃんがお母さんの声を覚えるじゃまをさせない)ためです。


【2つめの提案】 妊婦さんは、Jポップなどの音楽を聴く時は、イヤホン・ヘッドホンを使わずに、CDラジカセ(体に密着しない機器)で聞きましょう。


これも、お母さんの声が体内に共鳴して、おなかの中の赤ちゃんに届く時、お母さんの声よりも刺激的なイヤホン・ヘッドホンのJポップ・ロック・ラップ・レゲエ・トランスなどの音楽を、お母さんの体内に共鳴させない(赤ちゃんがお母さんの声を覚えるじゃまをさせない)ためです。


この2つの提案は、いずれも、赤ちゃんがオギャーと生まれてから、お母さんの声を1番なつかしい安心音と感じるためです。母と子の愛着形成をしやすくするためです。それは虐待から母も子も守るためでもあります。そうすれば、赤ちゃんは、安心音であるお母さんの「よしよし」の声で泣きやみ、お母さんの抱っこを拒否しなくなるのではないか、という私の仮説(あくまでも推論ですが、どなたも提案なさらないから)です。この「母胎密着音をシンプルにする方法」という考えに賛同してくださった方は、ぜひ周りの妊婦さんたちに伝えてあげてください。


関連ページ
「愛着形成」②その元をじゃまする原因から母も子も守る【2つの提案】+ママの「おなかの中の赤ちゃんパワー」はすごい!
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898179/


by takaboo-54p125 | 2010-12-23 05:00 | 育児・子育て

私が参観させていただいたのは、1年生の現代文、1年生の家庭基礎、2年生の世界史B、2年生の生活産業基礎の授業でした。


2年生の数学の教室ものぞいたのですが、数学恐怖症の(算数だけしかわからない)私は、「正弦余弦の加法定理」という難解そうなテーマで、黒板一面の数字やらθ・α・βを見たとたん、頭がまっ白になって、教室を出てしまったのは11月19日のブログで書きました。
でも、生徒たちは、先生の説明を聞きながら、机上のノートに一所懸命書いていて、数学の授業は静かに成立していました。
私から見れば、なんで生徒らは、あれほど真面目に数学の授業を受けているのかが不思議でした。
私のような数学嫌いの生徒が数人いれば、授業が成立しにくくなるはずなのです。                                                  
私の仲間が数人はいるように見えたのですが、1分以内で教室を出た私には、それ以上はわかりませんでした。
私みたいな数学嫌いの生徒も前を向かせている先生、たいしたものです。(脱帽です)


1年生の現代文、芥川龍之介の「羅生門」でした。
なつかしい教材です。
本時は「下人の、老婆に対する心情をとらえる」ねらいです。私が教室に入った時はグループ学習で、4人が机を向かい合わせて、「第3段落のあらすじを把握」している場面でした。
ストレートなしゃべり方で生徒たちへ問いかけておられた先生(私のイメージしていた高校教師像)が、あるグループのそばへ歩みよりました。そして、さり気なく、やわらかなしゃべり方で「これ、いいやん」と言っておられる姿を観て、私の高校教師像のイメージ(先入観)が消えました。私は男子3人、女子1人のグループの近くにいました。                                       
4人の生徒らは、1人が「これ、なんて読むん?」と言うと、他の3人がのぞきこんで、ボソボソ言っていました。                                         
なんて言っているのだろうと思って、さらに近づくと「これ、どういう意味?」「あんなー・・」「そうやしなー‥」「ほんでー・・」と言う会話が聞こえました。
内容は聞き取れませんでしたが、温かい言葉のやりとりで、4人の表情にも、ぬくもりを感じました。
「羅生門」の内容を語り合う生徒たちを観て、なんだか私もうれしくなりました。(ほのぼの)


1年生の家庭基礎、「くらしの中の『住』」でした。
男子が2名だけの女子の多いクラスでした。
導入の終わり頃、教室に入りました。
机の配置はコの字型です。
最初ざわざわしていましたが、先生が笑顔で 「誰もいない家に帰った時の気持ちを書いてな」 とおっしゃると、生徒たちは 「先生、ここどうするの?」「ここ、わかった、わかった」などと言いながら、次第に静かになっていき、プリントに書き込み始めました。                                                             
そこで、私は一旦、教室を出て他の授業を観てから、ラスト10分の頃、どうなったかなと再びその教室へ戻りました。
住宅の平面図のプリントを使って、空間の機能をとらえ、住む人に合わせた住空間を考えさせる場面でした。
生徒たちは「子ども室って個人?」「そやなー、1人か2人」などと言いながら、気持ちが「住空間」を考えることに向かっている教室の空気を感じました。
そして、チャイムが鳴りました。
最後まで、先生は笑顔でした。(最敬礼です)


2年生の世界史B、「ヨーロッパにおける封建社会の形成の背景」でした。                                                        
世界史に興味関心のない生徒なら、集中できないであろうと推測してしまう場面です。でも、先生は前時の復習もしながら、つながりを意識しておられました。生徒たちは、よく集中していました。
先生が問いかけて、1人を指名しました。
その男子生徒が「えっ?」と一瞬戸惑うと、別の女子生徒が「あたしが答えよか?」と助け船を出しました。
男子生徒は即座に「おねがい」と言いました。
それで、女子生徒が答えました。
そのやりとりが、とてもほほえましくて、教室がなごやかな雰囲気に包まれました。                                                   
そして、先生が板書をされると、別の生徒が「先生、これ、なんて読むの?」と聞きました。先生は「農奴(のうど)と言うてな、農民の奴隷を縮めて言うたんやで」と答えました。すると、別の女子生徒がパッと反応して「マクドと同じやなぁ」と言いました。先生はその発言にも「ほう、そうやね」と感心しながら、決して切り捨てずに、うまいこと、つなげていかれました。(おみごと)


2年生の生活産業基礎、「マナー・接遇、交際」でした。                                                                 
このクラスは全員女子のクラスでした。
全員女子生徒だと、おしゃべりに流れやすいだろうなと思いながら教室に入りました。
ところが、生徒たちはおしゃべりに流れていませんでした。                                                                      
「秘書検定クイックマスター3級」というテキストを使って、「弔辞への対応」や「贈答のしきたり」を学習する時間でした。
私たち大人は、そういう場に行ったり、来ていただいたりすることがあるので、興味関心があるテーマです。
しかし、高校生には、祖父母のお葬式の経験があるかないかというところでしょうから、食いついてくるのかなぁと思っていましたが、違いました。                                               
生徒たちは4人グループになって、先生に促されて、課題に取り組み始めました。                                        
あるグループでは、「○○教のお葬式って、めっちゃ明るいやん」「わからへん」「夢があるんとちがう?」「ここどうするん?」「それはなぁ‥」「でもなぁ‥」などと、弔辞に関する課題について、思い思いの考えを話し合っていました。
ホオーッと感心しました。(さすがです)


以上、50分で5クラスの授業を観てまわるという、欲張りな参観をしてしまいました。                                                
反面、1つの授業を50分じっくり観ていません。どこで生徒に学びがあったのかは、本を読んだだけで、実践もしていない私にはわかりませんでした。
そんな私でも確かに感じたことがあります。
それは、彦根西高校の先生方が苦闘しながら、おしゃべりに流れてしまいやすい生徒も授業の中身に向かわせるための日々の努力を、きっと積み重ねて来られたのであろうということです。
どの授業でも、それをひしひしと感じました。
「学びの共同体」というスタイルを取り入れることによって、教科を越えて、各授業の中で、先生方と生徒たちの距離が近くなっている高校を、垣間見る機会をいただきました。滋賀県内外で、授業が「好き勝手なおしゃべりの時間」になって困っておられる高校や中学校にとっても、すごい刺激になったのではないでしょうか。                                             
私がしてきた「わかる人?」「できた人?」が中心の授業ではない、「学校の授業」の本来あるべき姿というものを観せてもらったような気がします。
子どものつぶやき(宝石箱)を切り捨てて(もったいない)授業を進めてしまうセンセーにこそ、参観してもらいたい授業ばかりでした。グループ学習では友だちに、
「これ、なんて読むん?」
「これ、どういう意味?」                                      「ここどうするん?」
と自然体で聞くことができて、全体で先生が進めている時も、                                               

「先生、ここどうするの?」
「先生、これ、なんて読むの?」

と質問することをためらわずにできる生徒と、それを『決してバカにしない教室の空気』を肌で感じました。「どうせ‥」とか、トゲトゲ・ギザギザした空気を感じない授業でした。生徒たちの気持ちが授業に向いていることを感じました。                                            
そんな生徒を育ててこられた彦根西高校の全教職員のみなさんの足かけ3年に及ぶ開拓者精神「フロンティア・スピリット」に心から敬意を表します。                                             
全クラスの授業公開、なかなかできることではありません。ありがとうございました。


私なりの参観のまとめとしては、「高校1年生の中学4年生化を防ぐ(ほんまの高校生にジャンプするための)授業」だと感じたということです。それは、「中学1年生なら、小学7年生化を防ぐ(ほんまの中学生にジャンプするための)授業」でもあるということになります。つまり、中学・高校で導入する価値あり!と強く思いました。私が今、小学校の教師なら、きっと導入することを上司・同僚に説得するでしょう。私も来年度は、もしチャンスがあるなら「こんな模擬授業をしてみたい」とつくづく感じ入りました。


今、これ以外に、しんどい状況の学校を立て直す手段は、私には見つかりません。先生が肩の力(硬いオーラ)をぬけば、やわらかな表情と受け答えのできる心のゆとりがある先生になり、先生がそうなれば、やわらかな表情と受け答えのできる子どもたちに変容していくのだなぁ‥水(子ども)のいっぱい入った大きな袋(学校)の、あっちこっちに小さな穴があいて(子どもがにげて)、先生方が必死で穴をふさいでいるの(後追い対応)が精一杯の所こそ、そこから抜け出せる唯一の手段になるのが、実践校で取り組まれている「協同的な学び合い」なのではないでしょうか。

【明日から、来週から、来学期からできる「信頼関係づくり」】


あちこちのページで紹介した具体策「クラスを何とかしたい」(じゃあ明日から、学期始めから、いったい何から始めたらいいのか)を、


イジメをなくす教室の雰囲気づくり【安心感あふれる教室に変える手立て①②③④】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898386/


イジメが起きないクラスの空気づくり【担任のしなやかな役割4月~3月】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898387/


に、あちこちの記事から集めて、まとめてみました。よかったら、ご覧ください。



by takaboo-54p125 | 2010-12-22 05:24 | 親・保育士・教師の研修・講習

朝日新聞12月19日(日)の1面には「11指定市非常勤育休なし」という記事がのっていました。「一部職員認める法改正:3分の2なお枠外」という小見出しまでありました。のせます。


『自治体の第一線で働く非常勤職員(約30万人)の育児休業を、11の政令指定都市が認めていないことが、朝日新聞の全国調査でわかった。公務員を対象にした現行の育児休業法では適用外になっているためで、退職を余儀なくされるなど、多数の「育児難民」が生まれている。「イクメン首長」が話題になる中、足元の育児支援が置き去りになっている状態だ。


人事院が今夏、非常勤職員にも育児休業を認めるよう国に意見を申し出たのを機に、国家・地方公務員法の育休法改正案が国会に提出され、11月26日に可決。来春施行される。改正法で育休が認められる非常勤は、地方公務員法17条で定めた「一般職」(10万人)だけ。非常勤全体の3分の2を占め、同3条3項3号による「特別職」(20万人)は対象外のままで、なおも法の谷間に取り残される恐れがある。


朝日新聞が11月、非常勤向けの育休制度の有無を全国19指定市に聞いたところ、独自の制度があると答えたのは札幌、千葉、京都、堺、岡山、広島、北九州、福岡の8市。設けた主な理由は「一般職員との均衡を考慮」(京都市)、「有期雇用者にも育休を認める民間対象の育児介護休業法の趣旨を踏まえた」(札幌市)などだった。


非常勤の多くは1年契約。京都市や広島市では、育休期間が更新日にあたる4月1日をまたぐ場合でも事実上、連続して育休を取れる。一方で‥ほかの11市は非常勤向けの育休制度が「ない」と回答。理由として「法の適用外だから」「法の対象外だから」‥などを挙げた。‥育休が取れずに非常勤が退職に追い込まれたり、契約更新が認められない「雇い止め」に遭ったりするケースは多い。育休制度がないと、雇用保険からの育児休業給付(賃金の50%)や、育休中の社会保険料免除が受けられず、子どもを産む側からみれば仕事を失ったうえに、経済支援も受けられないという二重のダメージになる。


総務省などによると、非常勤のうち、改正法でも救済されない特別職は本来、特定の学識・経験に基づいて任用される労働者性の低い勤務が想定され、育休法の枠外に置かれてきた。だが、実態は特別職と一般職が混然一体となっており、常勤的な特別職も数多くいる。


総務省公務員課は「特別職の勤務形態は様々で、一律に法で定めるのは難しい。自治体で対応を検討してもらうのが望ましい」としている。』


以上です。問題は、


この20万人の中に、育休を必要とする人、将来その可能性のある若者たち(独身の人も含めて)が、どれほどおられるのかということです。


新聞にも書いてあった


「育休制度がないと、雇用保険からの育児休業給付(賃金の50%)や、育休中の社会保険料免除が受けられず、子どもを産む側からみれば仕事を失ったうえに、経済支援も受けられないという二重のダメージになる」


という現実を、恥ずかしながら私も知りませんでした。事実を知らされないまま非常勤で働いているみなさん(子育て世代・若者たち)も多いのではないか、と心配です。非常勤の若い人たちに「子どもを安心して産める制度が私の住む都道府県・市町村にはあるんや」と思ってもらえるように、自治体でなんとか検討してあげてほしいものです。保育園非正規保育士・幼稚園臨時講師・学校臨時講師・不登校相談員・家庭児童相談員・適応指導教室指導員・電話相談員など、保育教育~児童虐待対応等の最も厳しい現場の最前線(第一線)で、体を張って弱い立場の市民(その地方自治体)を、支えてくださっている嘱託職員のみなさん(不安定な雇用状態と正規職員より安い給料)に、今度は自治体が、予算が厳しい中でもなんとかやりくりして、その労に報いる番だと思うのは、私だけではないはずです(だから、新聞にも採り上げられています)。

非正規の地方公務員はボーナスをもらえないのですか?

ニュースや新聞と言えば、公務員のボーナス(賞与・期末手当)の平均金額の話題も、毎年採り上げられます。そのボーナスが支給される対象となるのは、ほとんどの地方公共団体(都道府県・市区町村)においては正規職員だけではないでしょうか。私の知る限り、非正規で働く公務員は、法的にボーナスを支給される対象外となっているのが現実です。保育・教育現場など、地方自治体で働く非正規の職員数は今や50万人を越え、さらに年々増え続けています(非正規職員が三分の一を越える自治体もあります)。低賃金の不安定な身分の雇用で、正規職員を支えてくださっているのですから、なんとか法改正してあげてほしいものです。

私は地方自治体の非正規職員ではありません。私立大学の非常勤講師をしています。ですから、毎年の11~12月頃は、次年度も継続して雇用してもらえるかどうかが、気にかかる時期です(ボーナス支給なんて、雲の上の話です)。それとは関係ありませんが、わが家でも、たいへん重要だった「教訓」が次の記事です。お子さんが特別支援学校などへ通学されている場合は、参考になさってください。

知的障害児が共同作業所へ通う18才前の【計画相談】と、国民年金【障害基礎年金】を請求する20才までに、準備しておくこと
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898510/


by takaboo-54p125 | 2010-12-19 10:01 | 社会全般