人気ブログランキング | 話題のタグを見る

高齢の母から聞いた昔話(昭和20年代) その4 デモ行進(オーミケンシ)を見たこと

94才の母の在宅介護と言っても
弟やケアマネージャーさんのサポートもあるし
訪問介護のヘルパーさんたちが入浴支援をしてくださり
デイサービスやショートステイ(散髪)にも助けてもらいながらになります

先日 母が昔話をしてくれました
と言っても 日本昔話ではありません
母が独身の頃(戦後のS20年代からS33年まで)の体験談です

母は昭和29年に彦根市の銀座商店街で洋裁の仕事をしていました
オーミケンシや日清紡の女工さんたちが着たい服のデザインをしていたのです
当時はユニクロみたいな既製品はなく 洋服はすべてオーダーメイドの時代でした
オーミケンシの女工さんから たまにはグチを聞くこともあったと 母は申しておりました
私もS29年にオーミケンシ彦根工場でストやデモがあったことだけは 聞いて知ってはいましたが‥
護国神社が出発点で銀座商店街も見物客から歓声が聞こえ 拍手も‥女工さんたちも歌を歌っておられたみたい
早歩き&ジグザグ歩きのデモ行進をする女工さんたちも 人々からの声援と拍手で高揚感があったと推測できます
戦後の混乱期から移行する時代の流れの中で ストライキやデモ行進をせざるを得ない状況があったのだと思われます


津市男女共同参画情報誌「つばさ」の6ページ~7ページに詳細が載っています
S29年オーミケンシ労働争議は賃上げデモじゃなくて‥人権抑圧に対する抗議行動だったんだ‥
こんな人権侵害が日本の紡績工場であったのですか‥青天の霹靂(せいてんのへきれき)‥驚きました
親元を離れて中卒の集団就職で滋賀へ来た若い子らが 会社の寮でこんなひどい仕打ちをされていたですか
事実は隠蔽しても何ひとついいことはない‥小説「隠蔽捜査」シリーズで作者の今野敏さんが読者に訴えてるかも
以下の 大きな  をクリックすれば 津市男女共同参画情報誌「つばさ」の 6ページ~7ページを閲覧できます

1三重県津市男女共同参画情報誌「つばさ」

関連記事

by takaboo-54p125 | 2024-12-17 05:04 | 在宅介護