人気ブログランキング | 話題のタグを見る

入学後も「はじめの3歩」ミニプチ作戦(自分を責めず-子どもを責めず-イライラしたら深呼吸)

1.今の子どもたちの[ハンディ・キャップ]って、知ってはりますか

 
以下の内容は、子どもと長い時間を一緒に過ごしてほしいと思って、書いたのではありません。
(私が、3人のわが子にしてやれなかった・・・自らの反省文です)
長い時間、親子が同じ場所に一緒にいるだけでは・・・と気づいてほしいな、と思っています。
(同じ空間にいるだけでは、親子の心が通い合う家庭・・とは言えないと、自らをふり返っています)
1人親家庭さんの場合、お子さんをいっぱい頼りにしてあげてほしい・・・「量より質」をめざしましょう。
(ご自分に合ってるところ・気に入ったところだけ、チョイスしてくださいね)


近年の赤ちゃんは、生まれる前(おなかの中で)

ママの声(安心の音)より刺激的な音(スマホ着信音)も聞いて育つので、

「安心の音=ママの声」だと感じにくいという、

ハンディキャップ(不利な条件)があります(ほぼ、どの子も・・・です)

つまり、だきぐせは親子のきずなづくり(安心感)になり、

その安心の元(ママ)を取られたくないという人見知りや、

弟妹が生まれた時の赤ちゃん返りも、大切な時代になりました。


ですから、一般論ですが【いまどきの子育て:8つの大きな誤解】を紹介します。

●泣いてすぐ、だくと「だきぐせ」がつくので、よくない。

(だきぐせは、赤ちゃんの「安心感」が育つ場です。

「よくない」と言うのは、ほとんど親の都合によるものです)

●おんぶ、だっこなどで、べたべたしないほうが自立心が育つ。

(ぎゃくです。たっぷりと母子密着して育てられた子どもほど、

「安心感」の中で育つので早く自立できます)

●あまやかしてばかりいると、親から離れられなくなる。

(ぎゃくです。親にかまってほしい時に十分あまえさせてもらえなかった子ほど、

不安で親ばなれがおそくなります)

●「人見知り」するのは、よくない。

(人見知りとは、母子関係が順調に育っている「しるし」でもあります。

ただ近年、どれが「人見知り」かどうか分かりにくい場合も少なくないようです)

●おもちゃ・テレビで長時間ひとり遊びできる子は、よいことだ。

(そのことに、さしつかえなくても、

子どもが、親よりモノの方に心ひかれていたら、心配です)

●決まった就寝時間になれば、泣いていても寝かせる。

(さびしくつらい思いをさせた分だけ、「安心感」の中で育てた場合より、

情のうすい子になるだろう、と親は思っておきましょう)

●つき放すことで、自立心ができる。きびしくきたえると、たくましくなる。

(「安心感のたくわえ」が多い子は、そうかも。

しかし、「安心感のたくわえ」が少ない子は、自信をなくします)

●男の子が転んで泣いたら「男の子でしょ」としかる。

(やりすぎると不安・緊張が高まり、弱気になります。

「安心感タンク」を満タンにする手間がいるのは、今は女子より男子です)


2.土台は【笑顔&アイコンタクト→話しかけ&耳すまし】から


まず、子どもの心とつきあうには、
必ず目と目を合わせて話しかけることでしょうか。

ただ、目を合わせるのが苦手=不安な子は、時間がかかります。

ですから、

「ワンワン」「ブーブー」

と、カタコトの裏側に、かくれている気持ちは、ひょっとして、

「私の好きな犬がいる」「ボクの好きなクルマがある」かも知れないと、

親が予想して、共感的な返事をする・・・乳幼児期をイメージしましょう。

そんな「相互作用」の積み重ねで、親子は目を合わせてニッコリできるようになります。


3.[子育て][親育ち]にもなる、7つの◎[ミニプチステップ]


◎「そうだ!やっぱり、早起き、早寝、朝ごはん」

(まずは、「早起き」が1番です)

朝、起こしたい時間の3060分前にカーテンを開けて、部屋の電気をつけましょう。

朝の光をあびるのが習慣になると、夜も早く眠たくなり、自然と早寝する子になります。


◎「どうか、わが子を、子どもでも家族の一員として、頼りにしてやってください」

「どうせボク(私)なんか・・」

と、自分をきらいになってほしくないからです。

親から頼りにされない

親から「できが悪い」と言われる

親からしかられてばかり

という3つが、

子どもから『自信』と『安心=元気』と『意欲』をうばい去ります)


◎「親が目を見ながら、話に耳をかたむけると、安心と自信と意欲を育てます」

「ながら聞き」では、子どもの心は満たされません

LINEをしながら聞くのも×××)。

 (台所仕事の手を止め、短時間しゃがんで、子どもと同じ目線で聞いてあげましょう)

そうなの

と、親が笑顔でうなずきながら、子どもの言葉をくり返しましょう。

 (子どもの言葉をくり返すと、口の重い子どもの口数が、だんだん増えてきます)


◎「友だちと仲よくできる子には、共通点があります」

友だちの家へ遊びに行く時、相手の家のルールを守ると、つき合いが長続きします。

子どものけんか

→くやしい気持ちによりそうのが親の役割です。

相手の子に親が口を出したり、相手の親に直接言うと、

親同士がこじれ、子ども同士も仲直りできません。

子どもが泣かされてきた時、

そうか、よしよし、くやしかったねぇ

と共感しつつ、

あなたはね、友だちからバカにされるような子じゃないよ。

あなたはね、決してダメな子じゃないからね。

私のじまんの子やで

と、ギュッとだきしめてあげましょう。


◎「親の失敗談が温かい家庭・しゃべりやすい家庭を育てます」

(親が子どもの前で立派すぎないこと)

親のズッコケ体験「アッハッハ」と大笑いすると、子どもも安心できる。

(親は自分の過去の栄光を子にじまんしない

家族で一致できないことがある時こそ、毎日、お互いに

ありがとう

の気持ちを言葉で伝え合う姿を、子どもに見せてあげると、

安心感のゆるがない場(わが家)になります。


◎『学校で、自分を出したがる子、自分を出せない子、

どちらも親の態度で決まります」

子どもが親に聞いてほしい時、

親がスマホをさわりながら返事をしていると、満たされないので、

代わりに学校で人を押しのけ

「先生、聞いて聞いて」

と言ってばかりの子になります。

いつも親が熱心に指示や注意ばかりしていると、子どもは

「まちがってはいけない」

と思い、自由に表現できなくなり、プレッシャーで身動きできません。


◎「言ったらあかん×親の『ひと言』&言ってあげたい○親の『ひと言』」

×「しっかりしい」

「ちゃんとしい」

「いい子でいなさい」

は子どもがイメージしにくい言葉です。

××(兄弟姉妹)とは、えらいちがいや」

「どこ聞いていたの」

「こんなこともできひんの」

など、子どもをへこます言葉

(自分を『ダメな子や』と思いこむ言葉)は××です。

×××小1の子が「テスト90点とってきたで」

 「100点の子は何人いたの

 (どうして、90点をほめないのですか?テストを二度と見せなくなりますよ)

○○○おはよう」「ちょっと手伝って

 →「うれしいわぁ」「助かったわぁ」「ありがとうな


余計なお世話になりますが、

×子どもへの暴言や暴力は、今すぐやめましょう

じゃないと、

親がこわくて正直に言えなくて、

自分を守るためにウソをつかなければならず、

親や先生にはウソをつき、

友だちには暴言や暴力(手や足を出す)をする子になります。

これが

子どもは親の言うことはせず、親のするとおりにする子に育つ

なのです。


[おまけ]お子さんが、スマホやゲーム機の依存症にならないために


【ゲーム機と、どうつき合うか(例:2020年9月に生産終了したニンテンドー3DSの場合)】

子どもを有害HPから守るため、2009年(平成21年)より

「青少年インターネット環境整備法」で、

18才未満は「フィルタリング・サービスによるアクセス制限」

の使用を義務付けられました。


2014年(平成26年)の秋までに販売された3DS

取扱説明書に、子どもを有害HPから守る

フィルタリング・サービスによるアクセス制限

保護者による使用制限10項目(ペアレンタル・コントロール」とも言う)

が書いてありました。

ただし、

「自動配信」は「保護者による使用制限」がないので、

「設定」→「インターネット設定」→「いつの間に通信」→「ソフトの自動受信」→「停止」にチェックを入れます。

「無料プレゼント」

などと称して自動配信されるもの(子どもが有料のものがほしくなる仕組み)を防げます。


2014年(平成26年)の秋から販売されたNew3DS(2020年9月に生産終了)

Newニンテンドー3DSは、

フィルタリング機能が有効

な状態で販売されていました。

無効にするには、

クレジットカードの手続きがいりました(子どもが勝手にできない)。

小学校低学年頃は、基本的に

保護者による使用制限」と「フィリタリング・サービスによるアクセス制限

の両方をしておくことが出発点になります(徐々に解除していきます)。

面倒ですが、あわてず急がず、親子で相談し、

20才になる頃、お子さんのネット・リテラシー(情報ネットワークを正しく利用できる能力)

を信頼し、全面解除できる時期がくるでしょう。


親が一番忘れてはならないこと=話し合える親子関係のキープ


昨今は、いろんな会社

(ゲーム機の有料ソフトダウンロード、オンラインゲーム課金、音楽配信、LINE有料スタンプ・コインなど)

のプリペイドカードが、コンビニや食品スーパーでも売っています

子どもがお小遣いで、親に内緒で勝手に買えてしまう金額です)。

「保護者による使用制限」は、

できる限り、親子で相談・納得・合意することが望ましいでしょう。

[親の押しつけにならない][子どもの言いなりにならない]

のバランスをとります。

大事にしてほしいのは、

約束できた数より、親子の絆・信頼関係を深めるための話し合い(相談・納得・合意)

だと忘れないことです

先に親が楽をすれば、後から子どもが苦しみます)。


【スマホと、どうつき合うか(ゲーム機より早く、幼児はスマホにさわっています)】


スマホは便利だけど、やりすぎると

やめたくてもやめられない依存症

になること。

スマホを使っていて、これって大丈夫かなと、ちょこっと疑うのを忘れないこと。

スマホを使っていて困ったら、すぐ大人(親や先生)に相談すること。

自分や家族のことは、絶対にスマホともだちへ教えないこと。

知らない人(スマホともだち)とネット上で遊ばないし、決して出会わないこと。

この5つは、小学生~中学生の親子でくり返し話し合いたい項目です。

パッと見には大丈夫そうでも(大丈夫じゃない)、あまりにも危険すぎる、

交流サイト」などと呼ばれるID掲示板」「IDフレンズ掲示板」「友達募集掲示板」や、

心的外傷後ストレス障害PTSDを引き起こすかもしれない動画サイト」や、

体の悩み相談」←(親切に相談に乗るふりをして信用させ、露出度の大きい写真を送るよう指示する悪質なサイト)等へ、

子どもたちには決して近づいてほしくありません。

スマホ依存症にならず、

ネットいじめに巻き込まれず、

自分を守り、

人と人とのコミュニケーションを大事にできるためにも、

わが家でもできそうなことを、

親子で話し合い、採り入れてみてはいかがでしょうか?

購入する直前がグッド・タイミングですが、

購入後でも、気づいた時がスタートです。

販売店は、18才未満が使用する場合、

購入時にフィルタリングサービス(アクセス制限など)を勧める義務があり、

保護者の責任でもあるので、

フィルタリング・サービスの詳細は、各ケータイ・ショップでお聞きください。

また、2015年(平成27年)からdocomoの請求書を郵送してもらうには、申し込みが必要になり、

その手続きをしないと、私たちユーザーがdocomoHPで確認しなければ明細を見ることはできません

(お知らせメールも来ません)。

それで、私はdocomo店へ行き、請求書の郵送(毎月)を申し込みました(毎月50or100円引き落とされますが)。

ソフトバンクやauも、同じような仕組みがあるかも知れません(関心のある方は、各ショップでお確かめください)。

なお、市販(有料)のフィルタリング・サービスとして、パソコン用で初めて日本PTA全国協議会の推薦を受けたのが、

デジタルアーツ株式会社のi-フィルターです。

わが子(当時:高3)にスマホへダウンロードさせたのは

スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」(無料ダウンロード)です。

実際に疑似体験させてみた、わが子の意見を聞くと、

「スマホが初めての中高生が、スマホの危険を10種類ほど疑似体験できて、いいかも」

と言っておりました。

スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ(デジタルアーツ株式会社)

http://www.daj.jp/cs/sp/app/


また、ネット教育の専門家:尾花紀子さんのオフィシャルブログを見ると、

「スマホ18の約束」

を日本の現状に合うように、アレンジしておられました(これは、必見です)。

そのトップページの「記事一覧」から探してもいいのですが、

「尾花紀子アレンジ翻訳版『スマホ18の約束』ミニ解説&チェックシート付」

の中ほどに、赤紫色の太字にしてある、

家庭で、学校で、地域で考えたい!『スマホ18の約束

をクリックすると、すぐにでもプリントアウトしたいPDF資料】が見られます(印刷OKと書いています)。

ブログ名 尾花紀子の「グッドネット・デザイン教室」

尾花紀子アレンジ翻訳版『スマホ18の約束』ミニ解説&チェックシート付

http://www.frey.jp/sol/edu/


さらに、2018年(平成30年)9月1日の新聞・テレビ欄の裏面には

脱ネット依存 手探り」という記事もありました。

国立病院機構久里浜医療センター(神奈川)・・・は2011年、国内で初めて

ネット依存外来

を開設。現在は年間で約1500人が受診し、約7割が未成年という。・・・」

と記事は続き、

久里浜医療センターホームページより、

「スマホやパソコンとの付き合い方のポイント」

が記事の最後にのっていました(以下がポイントです)。

スマホやパソコンとの付き合い方のポイント

スマホは親の名義で購入し、子どもに貸す形にする。

スマホを買う前にルールを作る。紙に書き、目に付くところで保管する。

ルール違反には『翌日は使用禁止』などのペナルティーを。

一度の違反で全てを取り上げるのは好ましくない。

オンラインゲームを、お金をかけずに楽しむには時間が必要になるので注意する。

親もルールを守り、模範となるスマホの使い方をする。

リビングなど、家族がいる場所でスマホを使う。

親に無断でオンライン決済(プリペイドカードで支払い)をさせない(親のIDを教えない)。

スポーツや体を使った遊びなど五感を使うことで、現実世界の体験を大切にする。」

以上、1つでも参考になれば、幸いです。

なお、SNSに写真・名前などの個人情報を出すと、すぐ削除しても誰かにコピー

→拡散されてしまい、ネット上ではほぼ99%消えないと覚悟しておきましょう。

また、お手軽なスマホは、使い方(持たせ方)によって、

ネット依存

という、目に見えない危険(子どもの心にとってのリスク)と、となり合わせにあることもお忘れなく…。

お子さんを取り巻くスマホの現状を、ぜひ保護者と祖父母のみなさんで共有してみましょう


再び、余計なお世話ですが、

パソコン・タブレット・スマホの画面を30分見たら、

5分はできるだけ遠くの何か

(電柱・木・鉄塔の本数とか、何階建てビルか・窓が何個あるか・建物がいくつあるかなど)

を数えるのをおススメします。
自分の目の健康を守るために、
パソコン・タブレット・スマホから、目を2530cm話して、画面を見てくださいね。

 営利を目的にしない場合だけ、困っている人のために、ご活用ください。つたない記事ですが‥
この記事は、2010年(H22年)~2019年(R元年)に、5府県の
保育園・幼稚園・こども園・小学校・中学校でお話した内容を、まとめたものです。


by takaboo-54p125 | 2020-03-31 05:55 | 子育て支援