ACジャパンの広告に使われている詩にはハッとさせられます

ACジャパンの新聞広告には、旧の公共広告機構だった頃から、ハッとさせられる内容が、よくあります。以前にも一度紹介しましたが、私が印象深いのは、次の2つです。子どもを大事に思う気持ちを、ちゃんと伝えるって、こういうことなのですね。


「あなたが大切だ」


いのちは 大切だ
いのちを 大切に
そんなこと
何千回何万回 言われるより
『あなたが 大切だ』
誰かが そう言ってくれたら
それだけで 生きていける

   (明日のために 今始めよう  AC公共広告機構)


「抱きしめるという会話」


子どもの頃に
抱きしめられた記憶は、
ひとのこころの、奥のほうの、
大切な場所にずっと残っていく。


そうして、その記憶は、
優しさや思いやりの大切さを教えてくれたり、
ひとりぼっちじゃないんだって思わせてくれたり、
そこから先は行っちゃいけないよって止めてくれたり、
死んじゃいたいくらい切ないときに支えてくれたりする。


子どもをもっと抱きしめてあげてください。
ちっちゃなこころは、いつも手をのばしています。

    (明日のために 今始めよう  AC公共広告機構)


ACジャパンのテレビCMでも、同様に、印象的なメッセージがありました。金子みすゞの詩だと、初めて知りました。どんな気持ちを伝え合うかによって、空気もぎくしゃくしたり、やわらいだりすることを教えてくれる詩ですね。金子みすゞは、相手に温かい気持ちを伝えて、2人の間の空気をなごませるのは、誰でもできるよって、言っているのでしょうか。


「こだまでしょうか」


「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。


「ばか」っていうと
「ばか」っていう。


「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。


そうして、あとで
さみしくなって、


「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。


こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。


 「金子みすゞ童謡全集」より(ACジャパン)


やさしく話しかければ、
やさしく相手もこたえてくれる。


ところで、昨年から時々、テレビで見かけるCMにも、印象的な短いコマーシャル・ソングがあります。あの歌声は、私たちの世代には聞き覚えのある、なつかしい声です。もしかして、歌っているのは、ムッシュかまやつ(かまやつひろし)さんでしょうか。短いシンプルな歌なのですが、なぜか心ひかれる歌で、私は気に入ってます。


「ささえあったら、人になる」


ながいぼうに、みじかいぼう。
ささえあったら、人になる。
ささえることで、人をしり、
ささえられて、人となる。


ながいぼうに、みじかいぼう。
ささえあったら、人になる。
ささえるから、人なんだ。
ささえられるから、人なんだ。


           (ACジャパン)


教室で担任や仲間へ「教えて」と言える子どもに育てることの大切さを、このCMソングを聞いて、改めてかみしめました。自立するということは、社会に出てから、困った時は人に依存しながらも、うまく人間関係をつくり、頼ったり頼られたりして生きていくということなのかなあと、つくづく思います。


担任が意識したい(できる)こと・・・10か条


1,担任が笑顔で「おはよう」と言うと、子どもも元気が出ます。
2,担任が楽しそうに歌うと、子どもも歌うのが楽しくなります。
3,担任が遊ぶのを楽しむと、子どもも遊ぶのが楽しくなります。
4,担任が「うんうん」とうなずくと、子どもも満足できます。
5,担任が気持ちに共感してやると、子どももうれしくなります。
6,担任が「困ってるの?」と聞くと、子どももしゃべります。
7,担任が「えらいねぇ」とほめると、子どももやる気が出ます。
8,担任が「大丈夫だよ」と支えると、子どもも自信を持てます。
9,担任が共に心から喜ぶと、子どもの喜びも2倍になります。
10担任がどっしりしていると、子どももなぜか安心できます。


by takaboo-54p125 | 2016-06-26 12:34 | 子どもと詩