通信簿の所見【親子が元気の出る「そのひと言」文例集】(139例文)「所見が浮かばない時のヒント」

明日から来週から、子ども1人ひとりの声に耳を傾け、顔を見て語りかけるうちに、下記の所見139例文のような輝く姿を、子どもたちが少しずつでも見せてくれるのを、見逃さない担任になれるのではないかと、私自身の数多くの失敗からも、思います。もし、先生方の一助になれば幸いです(5年生の所見より抜粋)。

【2016年12月追加 本記事の一番下にある関連ページの中で、[「学力」の経済学](中室牧子・著)が指摘されている以下の留意点◎を、下記の139例文がクリアしているかどうかは、実際に所見を書かれる先生方でご判断願います。
子どもの意欲は、ほめ方によって上下します。「その子の能力(頭いいね、高得点・順位等)」をほめても意欲は持続せず、「苦労したこと、がんばった姿、工夫したところ」をほめると、意欲が持続します(意欲の持続は、子どもが勇気づけられるからでしょう)。


親子がもらってうれしい所見「そのひと言」(139例文)


☆学習面で、もらってうれしい所見「そのひと言」64例文
学習している中身に興味を持って、楽しみながら取り組んでいました。
学習の中身そのものを、目を輝かせながら楽しんでいました。
どの学習でも自然体で、のびやかに取り組んでいました。
学習への集中力が、じわじわとアップしてきました。
学習に集中することの持続力が、だんだんついてきました。


毎日くり返して学習する習慣が、日に日に身についてきました。
取りかかりが早くなり、学習の能率もだんだん上がってきました。
どの学習でも、やる気まんまん(やる気いっぱい)で取り組んでいました。
学習への意欲を、態度にも表してくれるようになりました。
がんばるぞというやる気を見せてくれることが、とても多くなりました。


基本となる漢字や計算を取り組む姿勢に、根気強さがついてきました。
漢字や計算をていねいに練習しているので、きちんと身につく量が増えてきました。
学習に取り組む姿勢が一段と前向きになり、高学年らしいやる気の芽生えを感じました。
学習中の表情にも、生き生きとした自信とゆとりが出てきました。
自分が学んだことを、友だちにもわかりやすく教えてあげていました。


友だちと力を合わせて取り組む学習を、一所懸命(一生懸命)することができました。
友だちと励まし合いながら学習する姿が、数多く見られました。
ていねいに仕上げようとする姿勢が早とちりをへらして、成果を出せるようになりました。
最後まで話をしっかり聞いているので、取りこぼしがありません。
とてもきめ細かい学習ぶりで、学んだことがよく身についています。


学習全般に安定感があり、そのバランスのよさには、目を見はるものがあります。
習ったことをよく理解し、てきぱきとこなしていく力があります。
熱心に取り組んだことは、必ずよい結果につながっていました。
特に○○をよくがんばり、どの単元もムラなく、自分のものにすることができました。
理解力と吸収力には目を見はるものがあり、ゆとりを持って学習に向かっていました。


ばつぐんの吸収力で、実力(持てる力)を充分に発揮していました。
柔軟性のある、しなやかな学ぶ力を持っています。
ポイントをパッとつかみ取る力が、ぐんぐんと伸びてきました。
難しい問題もあれこれ考え、自分で筋道立てて解いていく力は、なかなかのものです。
読書量が多く、語いが豊かで、さっと読み取る力もなかなかのものです。


読み取る力が豊かなので、学んだことをより深く理解しています。
いつも新鮮(フレッシュ)な気持ちで、学習に向かっていました。
やるぞと決めたら最後まで精一杯やりとげる、がんばり屋さんです。
ふだんから、地道にこつこつと努力しています。
きめ細かく確実に仕上げようと、心がけていました。


ていねいにじっくりとやれば、力を出すことができます。
学習の取りかかりも能率もよいので、ていねいさが加われば、さらに成果が出るでしょう。
ねばり強く取り組むぞという気持ちでやれば、よい結果がどんどん出せる子です。
あせらず落ち着いてやれば、必ず力を発揮していました。
この学習はがんばるぞという態度を、おもてに出してくれるようになりました。


どの学習でも決して手をぬかず、全力投球していました。
こつこつと真面目に取り組んだことが、徐々によい結果につながるようになってきました。
学んだことを確実に吸収し、がっちりと自分のものにしていました。
やるべきことは着実に自分のものにしていました。
学習への向かい方が一歩一歩確実で、ていねいに仕上げていました。


見通しを持って取り組んでいたので、自分の発想を生かす学習ぶりでした。
人の話をじっくりと聞いて、積極的(主体的・自主的)に発言していました。
言いっぱなしではなく、深めていく討論のできる子です。
手をあげて発表する中身も、一段と充実してきました。
みんなの前で、自分の考えをしっかりと言えるようになってきました。


友だちの発言に関わらせて、柔軟(発展的)な発言をしていました。
学習の山場では、目のつけどころのよい(的を得た)発言をしていました。
この調子で、がんばってほしいと思います。
あせらず、落ち着いて取り組んだら、大丈夫です。
やればできるんだという自信を、いつも持ってほしいと思います。


これからの活躍(がんばり)が、楽しみです。
欲が出てきたら、きっと伸びます。
このまま積み上げていけば、さらに伸びるでしょう。
あとは、うっかりミスだけ気をつけましょう。
学習の能率がよいので、早合点にだけ気をつけましょう。


努力して○○ができるようになったのは、すばらしいことです。
毎日コツコツとつみ上げてきた地道な努力には、大きな拍手を贈りたいと思います。
これからも油断せずに、今のまま取り組んでいけばよいでしょう。
理解力がしっかりしているので、柔軟性が加われば一段と伸びるでしょう。


☆生活面で、もらってうれしい所見「そのひと言」75例文
友だちにやさしい心づかいを見せてくれることが、いっぱいありました。
人のためにも力をつくす姿には、学級のみんなからも大きな支持を得ていました。
さっぱりしていて、さわやかな雰囲気を周りに広めてくれました。
学級をじわぁっと温かな、ぬくもりのある空気にしてくれます。
正直で誠実なくらしぶりには、学級のみんなも見習っていました。


かげ日なたのない生活ぶりは、みんなのよいお手本になりました。
友だちのめんどう見がよく、みんなから好かれていました。
小さい子のめんどう見もよく、思いやりのある心をいっぱい見せてくれました。
学級のみんなの、頼りになるお兄さん的(お姉さん的)存在でした。
下級生にとって、やさしいお姉さん的(お兄さん的)存在でした。


人への思いやりのある言動は、みんなにもよい影響を与えていました。
人の気持ちをくんで行動することで、みんなのチームワークを高めてくれました。
チームワークを大事にし、みんなで成しとげようと、力をつくしてくれました。
持ち前の行動力を発揮して、みんなを引っ張ってくれました。
見ていても気持ちいいくらい、ほがらかで、さっぱりしています。


ひかえめながら、しっかりとした考えを持って行動していました。
人の強い意見に流されず、自分でしっかり考えて行動していました。
自立へのステップをふみながら、自信のある生活ぶりでした。
ここぞという時には、自分の考えをはっきりと主張していました。
周囲の出来事にも目を向けて、共感したり批判したりできる力がついてきました。


生活全般に、気力の充実と、精神的なたくましさが増してきました。
生活全般に、てきぱきと活動し、活力のみなぎっていた○学期でした。
心身共に、ひと回り(一段と)たくましくなりました。
毎日、朝からはりきって、生き生きと(テンポのよい)学校生活を送っていました。
学級のみんながつられてあいさつするほど、気持ちのよいあいさつをしてくれます。


どんな時も、あわてず、落ち着いて行動していました。
礼儀正しく節度ある生活ぶりに加えて、積極性も出てきました。
生活ぶりにも、落ち着きと安定感が出てきました。
持ち味のやさしさに、たくましさが加わってきました。
真剣にする時と、茶目っ気を見せる時のけじめがつけられます。


物おじしない堂々とした生活ぶりに加え、楽しい雰囲気をみんなに広めてくれました。
みんなの先頭に立って活動したり、推進役として活躍する場面が多い○学期でした。
言うべきことははっきり言えて、自分のこともしっかりとふり返れます。
言うべきことははっきり言いつつ、相手のことも大切にすることができます。
人に言われなくても、さっと判断して、的確な行動ができます。


男女の分けへだてなく、誰にでも親切にしていました。
誰に対しても、心あたたかい態度で接していました。
誰でもあたたかく受け入れてあげ、仲よくしていました。
困っている友だちがいたら、どんどん声をかけてあげる姿の多い○学期でした。
迷わず決断して行動した時は、目を見はるような力を発揮してくれます。


面倒なことでも労をいとわず(力を惜しまず)、最後までやりきっていました。
さぼらず、手をぬかず、一生懸命(一所懸命)がんばって仕事をしていました。
何事にも心をこめて、誠実に取り組んでいました。
子どもらしいよさを、いっぱい持っている子です。
自分で考え、工夫して、楽しみを見つけられる子です。


しなやかな感受性と、やわらかな心を持っている子です。
友だちとの関わりの中で、自分の心を耕していける子です。
友だちと大いに笑い、大いに楽しみ、伸び伸びと生活していました。
自分のありのままの気持ち(思い)を、素直に出せていました。
休み時間は、汗びっしょりになるまで元気いっぱい遊べました。


休み時間は、おだやかに楽しく、友だちと過ごしていました。
肩ひじを張らず、おおらかな気持ちで、友だちとつき合っていました。
我を張らず、うまくゆずり合いながら、友だちと楽しく過ごしていました。
周りの友だちの心を、なごませてくれる大切な存在でした。
友だちをさりげなくさそってあげる、やさしい心くばりを見せてくれました。


友だちにも心を配れる言動が、みんな遊びの中でも、よい影響を与えてくれました。
いつもにこやかな笑顔を見せてくれることが多く、いろんなお話をしてくれます。
目が合うと、顔全体に広がる笑顔を見せてくれ、こちらまで元気をもらいました。
だんだんと自分の言いたいことを、はっきりと伝えられるようになってきました。
友だちの輪が広がってきて、自信のある生活ぶりでした。


交友範囲が広がってきて、体を思う存分動かす遊びを楽しむようになりました。
多くの友だちと、元気いっぱい活発に遊べていました。
友だちとの関わり方に、しなやかさ(やわらかさ)が出てきました。
体を思う存分動かして遊ぶ姿が、多く見られました。
表情豊かに、いろんな話を、どんどんしてくれるようになりました。


いざという時の、とっさの判断力には、目を見はるものがあります。
まっすぐな心で、見ていて、とても気持ちのよい生活ぶりでした。
安心して見ていられる(任せられる)ほどで、感心しました。
○○くんなら、きっとすばらしい○年生になれると思います。
○○さんなら、きっとステキな○年生になれるでしょう。


調子に乗りすぎたら、さっと自分をふり返れるので立派です。
気づき、考え、実行することを、率先してやってくれました。
あわてず、あせらず、ゆとりを持って生活していました。
みんなに新しい提案をしたり、核心をついた意見を出したりしてくれました。
身も心も、かろやかに(リズミカルに)生活していました。○学期も期待しています。


以上、ある学級の1年間の所見から、こんなひと言をもらいたいと思える言葉だけを、改めて拾いあげてみました。これらは、ノウハウとかマニュアルではありません。こんなふうに子どもと関係が築けたらいいな、という意味です。「子どもとの関係づくり」のための資料として使えば、子どもを観る力がつきます。一文一文を読んで、教室にいるどの子の顔が浮かんでくるか?ということです。 親も子も学級担任の所見の「そのひと言」で救われたり、「そのひと言」が親子の対話のきっかけ(出発点)になったりするのではないでしょうか・・。ただ並べただけで、分類していないので、読みにくいところはご容赦ください。そうしながら、ふと思い出した詩があります。(あちこち探して、原文が見つかりました)


 『そのひと言で励まされ
  そのひと言で夢を持ち
  そのひと言で腹が立ち
  そのひと言でがっかりし
  そのひと言で泣かされる
 
  ほんのわずかなひと言が
  不思議に大きな力を持つ


  ほんのちょっとのひと言で』


【所見が思いつかない時は・・・】


所見の話から、脱線してしまいました。肝心の所見の話に戻ります。


私自身も小学校で学級担任をしていた時は、クラス30~40人全員の所見がスラスラと書けたわけではありません。なかなか所見が思い浮かばない子も少なからずいました。そういう時は、その子にお手伝いを頼んだり、掃除の時間、一緒に机を運んだりして、その子と1対1で関わる(喜びを共有する)ことを意識的に増やしました。そうすると、所見にぜひ書いてあげたいことも浮かんできたのを覚えています。


私の場合、所見が浮かばない子=印象がうすい子=私の関わりが少なかった子→その子と関わりを増やそう、という流れをつくりました。その子が給食当番の時も、意図的にほめる(努力・苦労・工夫をほめる)場面をつくることで、所見にも書けます。給食を食べる時も、順番に各班で担任も食べながら、その子にも声をかける中で、所見につながることが見つかります。たまには、その子と昼休み(たとえ5~10分でも)一緒に遊んでみると、所見のネタがけっこう見つかりますよ。とっておきは、掃除(声をかけて一緒に机を運ぶこと)でしょうか。

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日記帳の表紙・裏側にはるイラスト(日記のヒント)
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by takaboo-54p125 | 2016-12-03 07:07 | 保育・教育