小学校教諭・講師になる学生へ【春休み:新学期準備と1学期:第1週目】

小学校教諭・講師になる学生へ「春休み・新学期」基本的なこと


4月から小学校現場で働くみなさんへ、おおまかな新学期・日程をお知らせします。持ち物は教育実習と似ていますが・・・「お守り」代わりに、お読みください。仕事の内容や順番は学校によって違いますが、ざっくりと紹介します。私の専門が小学校の教職課程ということもあり、幼・保などで働く卒業生のみなさん向けには、書いていない(私自身に書ける実践・経験がない)ので、ごめんなさいね(似ているところもあるとは思います)。


【持ち物を事前に確認しましょう】


・上ぐつ(置き場所あり)


・体育館シューズ(上ぐつと兼用か要確認:置き場所あり)


・運動ぐつ(運動場での体育指導用:置き場所あり)


・ぼうし(運動場での体育指導用)


・水筒(1㍑~1,5㍑=職員室に戻れない日の水分補給)


・マイぞうきん(掃除指導用)


・エプロン・マスク・バンダナ(給食指導用)


・はし箱(給食用のはし・スプーン:献立表でスプーンも確認)


・はみがきセット・コップ(給食後のはみがき指導用)


・マグカップ(職員室用必需品)


・タオル(汗ふき用)


・運動のできる服装上下(着替え上下も)


・ハンガー(更衣室のロッカー用)


・筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン[黒・赤]、定規など)                                   (子どもの前ではシャーペンは使わない。学年主任に要確認)


・印鑑(毎朝、出勤簿に押す認印)


・メモをとる手帳を1冊用意しておくといいでしょう。


雨具(登下校指導・下校付き添いなどに必要)。


・筆記用具(鉛筆、消しゴム、ボールペン《黒・赤》、定規など)


※ソフトペン(採点ペン)赤(インクカートリッジ・チップ:ペン先の予備も必需品・・スケルトンタイプは、キャップがねじ式で面倒。標準タイプが使いやすい)


子どもたちの前ではシャーペンを使わないほうが望ましい。


・指示された各種書類(デジカメ・USBメモリーは要確認)


・その他(給食で机の上に敷くナフキンを持参する学校あり)


【小学校「春休みは超忙しいのが普通です」】は1日目)


着任式(市町村教委)、職員会議(担任発表)、校区案内(春休み中にしてもらえたらラッキー)


職員会議(校務分掌発表・年間計画・日課表)(時間割・掃除分担場所の割り振り)


職員会議(時間割・掃除分担場所の再調整がある場合も)、担当する学級や主任や地区の引き継ぎ


学級事務(時間割・朝の会・帰りの会・掃除分担・給食当番分担、当番の仕事、朝自習、名前シールなどなど。子どもが朝に各種提出物を出すところ:大中小→学年主任に相談)


午前:入学式前日準備(登校する新6年生と一緒に作業かな)


午後:(新6年生下校後)担任する教室の準備(ロッカー・フック・イスの名前シール貼り、昇降口下駄箱の名前シール貼りは学年主任と一緒に:気になって見に来る子どももいるから昇降口の鍵は開けない)


土・日(学期始めの教室の準備で、土曜出勤する担任も多い)


の最後に余裕があれば、子どもたちへのメッセージを板書(担任名は秘密)。養護教諭に子どもたちの身長をメモさせてもらい、児童机の配置(名簿順)に生かすと、あとあと楽です(1学期が始まり、時間のかかる机の高さ調節作業を減らすため)。


あいさつ(校長・教頭・教務主任・事務職・養護教諭・用務員さん・学年主任等、大規模校でないなら全教職員)


認め印:2個(1個は言われてから事務職に預けます。もう1個は毎朝、出勤簿に押す習慣をつけましょう)


◎渡された履歴書に記入(学歴・教員免許状・辞令書→写し間違えないこと)し、校長保管→定年退職するまで、転任するたびに転任先へ持って行き、辞令書の内容を書き加えていきます。


通勤届け(自宅から勤務校までの通勤路・通勤距離・通勤時間記入)・車検証コピー・任意保険証書コピーを、言われてから準備して、事務職に預けます。


給与の振り込み口座(事務職の指示どおりに:最初の年だけ)


◎自分の氏名印は事務職から渡されるので、定年まで使います(指導要録・通信簿・出席簿などに必要)。


◎自分のUSBメモリーを職員室のパソコンで使えるか、聞いておきましょう(個人のUSBは使えない学校が増えてきた)。


◎市町村外へ出張に出る時は、前日までに出張伺い&自習計画(初任者の場合は、「あと補充」の先生が授業を進めてくれる)を書いて、管理職のOKをもらいます。


◎担任するクラスの児童氏名印(名簿順に並んでいるかをチェック)→出席簿(押印)・名前シール(数枚=学年主任に聞く)。


◎PTA学級委員投票用紙の免責者チェック(投票免責者リストが配布されるか貼り出される)。兄弟姉妹関係も要確認です。


◎各教科ノート・ファイル・テスト・ドリル・副教材・学級の消耗品を、学年で相談しながら業者に発注(テスト・ドリルなどの副教材は、学年主任が所定の用紙で教務主任に毎学期見本とともに提出します)。


クラス名簿・欠席児童連絡用紙を作成し印刷。週予定は学年主任に相談(「教えてください」→「ありがとうございます」)。


学級通信(保護者へのあいさつ・週予定)作成後に、管理職からOKをもらい印刷・配布します(学年通信は、月1回程度の発行なら、学年主任が書いてくれるかな、輪番かな?)。


(デジカメで撮った学習の様子:写真をバランスよく載せている学級通信が多いが、児童の顔が写らない工夫も=個人情報の保護を最優先します)


(学級通信・会議資料を校長・教頭・教務主任に見てもらうのは、年間いつも必ずです)


学級目標:黒板上掲示例「1人もつくるな悲しい子、みんなでつくろうタカラモノ」(手書きのほうが味があります)


◎後日ですが、学級集金袋の用意(児童名)=余裕があればクリップ&輪ゴムをホッチキスで留めるという技もあります。


◎子どもたちが持って来たいという持ち物(学習に必要のない物&シャープペン・色ペン等)については、学年主任に報告連絡相談するまで、返事を保留します(即答しません)。


◎教室に、割りばし・マスク(忘れた子に貸して、借りた子は翌日に新品を持参する、そんなやり方もありますが、学年主任に相談)を置く場所をつくります。


【小学校「最初の1週間:4月第1週」】は1日目)


新任式(あいさつ)・始業式(担任発表、転入生をクラスの場所へ)・入学式・学活(簡単なあいさつ、教科書を配る、各種配布物を配る:もれがないように1つひとつ確認しながら、笑顔も絶やさずにね^^)


朝の提出物の出し忘れチェック(連絡帳の保護者メモへの返事を書く:毎日、時間を見つけて、書き忘れがないように)


学活(自己紹介・班決め・給食当番)、地区別児童会(1年生を地区別児童会の部屋まで上級生が迎えに行く→1年生を集団下校集合場所まで上級生が連れて行く→集団下校に教員も付き添って行く:学校によって、やり方が異なるので要確認)


学活(掃除場所・係決め)、給食開始(前日に持ち物確認:当番&全員、忘れた子どものために割りばしも準備しておくとよい)ティッシュ1箱、古新聞、ビニール袋など、あると便利な物を学年主任に聞きましょう(レジ袋有料化なので無理しない)。


次週の週予定を学年主任に相談(毎週ずっと。初任者研の出張が入っていたら前日に)


次週の週予定を印刷・配布(毎週ずっと。出張が入っていたら、頼んでおく)


土・日(次週の授業準備のために、土曜出勤する担任も少なくない)最初の1週間の目標は、子ども全員に声をかけ、全員の名前と顔を覚えることでしょうか。3日・1週間・1ヶ月・3ヶ月の根比べに負けなかったら学級は落ち着いてくるでしょう。


【子どもと向き合う4月の教室・5月の教室】


次の2つのページも読んでおくと、「学級づくり」の参考になるかも知れません。と言うか、春休みになると、この2つにはアクセス数が多く、おそらく学校・園の先生方が読んでくださっているのではないかと思うからです。


子どもと向き合う学級づくり①【4月の教室】+【入学式前日準備】【出退勤で大事なこと】【連絡帳の秘訣】【3ヶ月続けたい言葉がけ】【画びょうの使い方】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898094/



子どもと向き合う学級づくり②【5月の教室】+【子どもの心に寄り添える先生の出発点は】【準要保護と要保護のちがい】【サルビアの育て方】【電話対応】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898095/


クラスでできる「いじめが起こりにくい環境の整備」


その子は、なぜ自分の気持ちばかりアピールするのでしょう?


子どもが教師に話を聞いてほしい時、テストの丸付けをしながら生返事(ながら聞き)をしている教師の姿を思い浮かべましょう。それは、子どもは今、聞いてほしいのに、教師は子どもの目を見ないで、適当に返事をしている姿です。本当は自分の気持ちを教師にじっくりと聞いてもらったあとに、教師から言葉を返してもらいたいのです。先生と会話がしたいのです。でも、教師がそうしてくれないので、子どもの心は全く満たされません。それが日々、積み重なってくると、子どもは仕方がないから、「先生、聞いて聞いて」の連発になります。周囲の友だち(クラスのみんな)のことなんか、お構いなしという状態です。授業中も自己チュー「ハイハイ発言」が途絶えません。


その子は、なぜ自分の気持ちをぜんぜん出せないのでしょう?


教師がが熱心に、指示や注意ばかりを、子どもに言い続けている姿を思い浮かべましょう。それは、教師から、常に評価(よい子・ダメな子)をされているというプレッシャーを感じている子どもが、「よい子ストレス」を受けまくっている姿です。そうなると、教師から「わかった人?」「できた人?」と聞かれるたびに、その子は心も体も固まって硬直し、がんじがらめになってしまいます。それが日々、積み重なってくると、子どもは「間違ってはいけない」という思いにしばられて、自由な自己表現ができなくなります。友だちに声をかけてもらっても、心の身動きがとれなくなっている状態です。指名なんかされたら、緊張でガチガチ頭の中も真っ白になります。


学校で自分を出したがる子と出せない子の、家庭での共通点


どちらの子どもにも共通する点があります。それは、「親子で、お互いの言葉に耳を傾け合うという本当の意味での会話・対話ができていない」ということです。その場合の親は、わざとではなく、無意識で、それぞれ両極端な子育てをしてしまっているケースがほとんどです。たいてい、親自身が子どもの頃、そういう子育てをされてきた可能性があります。むしろ、虐待や体罰だけでなく、子育てや指導法も、親や教師が意識的に学ばなければ、連鎖すると思ったほうがいいでしょう。


それでは、学校では、どうすればいいのでしょうか。


スモールステップを3つばかり☆☆☆


子どもにお手伝いを頼んで、「ありがとう」「助かったよ」と言うこと。子どもと、目と目を合わせて、笑顔で話を聞いてあげたり、話したりすること。お手伝いで、教師にほめられ、クラスの役に立ち、みんなに必要とされる体験をしてほしいから。いかがでしょうか。どうか、その子を、今まで以上に、頼りにしてやってください。


また、子どもと、何か(給食・掃除・遊びなど)をいっしょにしながら、世間話もしつつ、さり気なく「あなたが、うちのクラスの子どもであることがうれしいよ」というメッセージを伝えること。この先生は、相談しやすいなと、どの子にも(特に、気になる子が)感じてほしいからです。


「あれっ?いつもと違う」と気づいたら、「どうしたの?」と声をかけます。泣かされたり、意地悪されてきた時は、「あなたはね、友だちからバカにされるような子どもじゃないよ。あなたはね、決してダメな子じゃないからね。先生の自慢の子だよ」と、抱きしめてやること(女の先生だけ)(男の先生は、男の子を抱きしめてあげるのはOKですが、誤解を招くので女の子にはしないでください)。その子の目を見て「先生が絶対に守ってあげるから」という宣言をして、その子の気持ちが落ち着いてきたら、その子のペースに合わせて事情を聞いてあげます。


そして、最後は問いかけます「どうしたいの?」


「大丈夫?」と、子どもの思いに寄り添い、事情や気持ちをあれこれ聞いてあげて、子どもが「ぼく・私の思いを先生はわかってくれた」と感じた(心が落ち着いた)ところで、問いかける言葉はひとつです。


「どうしたいの?」(自己決定を促す言葉)


このひと言があることで、子ども自身が考え、気づき、次のスモールステップ(自立への第1歩)へ踏み出せるのではないでしょうか。どうするのかを、教師が決めてあげるのは、お節介になってしまうかも知れません。子どもが、どうしたいのかを決めて、行動に移す子どもの不安を支えてあげるのが親切な支援です。


いじめ防止対策推進法第10条:未然防止(いじめ防止八策)


「いじめが起こりにくい環境の整備」8つのステップ


スモールステップをあたえて、ほめること(できて当然のことでも)


私たち教師は、よく「しっかりしなさい」「ちゃんとしなさい」と言いますが、子どもには、イメージしにくい、どうしていいかわからない、あいまいな言葉だと言えます。ですから、大声で


「しっかりして」「ちゃんとして」「うるさい」「まだか」と、どなるより、


「みんな、すわろうね・・おっ、早くすわれたね。ありがとう」(笑顔で)


「A君、先生の方を向いて」→「うれしいなぁ。向いててね」(ほめながら)


「Bさん、本とノート出して」→「すばやい。うれしいね」(ほめながら)


「C君、感想を書くんやで」→「もう書けたの。うれしい」(ほめながら)


「シーッ!お話するのをやめようね・・だんだん静かになったね。落ち着くね」(笑顔で)


「先生のお話を聞いてね・・全部聞いてくれてありがとうね」(笑顔で)


と、場面に応じた、子どもがイメージしやすい具体的な言い方をしてあげるほうが、子どもの心に届きやすいでしょうね。


『失敗は成功のもと』体験の共有


立ち直りへの支援が、子どもの自立を促すことになります。挙手した意欲を「えらいね」と認め、言えなかったことは「緊張するもんなぁ」と支え、「なあ、みんな」と周囲のみんなにも共有させ、気を取り直して、挙手したA君を再度指名し、自立を促してあげましょう。そんな教師の姿(どの子に対しても)を、周囲の子どもたちもしっかりと見ているので、教室全体に安心感が広がります。


トラブルはその子とつながるチャンス


「つらかったんやね」「そら、ムカつくわなぁ」「くやしかったんやもんなぁ」と代弁してあげましょう。その子なりの理由を、その子にも、周囲の子らにも気づかせます(自分らの言動がどうだったか、見て見ぬふりをしていなかったか)。それは、教室に悪者(レッテル貼り)を1人もつくらないためなのです。


「A君、あなたが大切だから、ていねいに言うし、最後まで聞いててね」


「A君1人に言ってるのとちがう。クラスのみんなに言っているんだよ」


と見回して、他人事という雰囲気(1人だけしかられているという空気)を絶対につくりません。


「今するべきこと」をわかりやすく、時には強い意志で


・指示することばは短めに。(だらだら長い話は、お説教になります)


・その子の拒否の叫びや行動に、教師が動じない。(売り言葉に買い言葉は×)


・断固たる決意で、その子と真正面から向き合う感覚で、決してゆずらない。


・そして、少しでも、しようとしたら、ほめる。教師自身も心から喜ぶ。


・その子が本当にしたら、おもいっきりほめて、共に喜びを分かち合う。


子どもが受けとめてくれたら、必ず具体的にほめることも忘れないことです。


この5つをねばり強くくり返しておいると、じょじょにではありますが、しかる(注意する)回数が減ってきます(不思議なくらい)。なお、しかる時は、まず、「A君・B君・・・、今からしかりますよ」と事前通告してからしかる心のゆとりがあると、「怒る(怒鳴る)」のではなく、「しかる(教える)」ことができ、その内容が子どもの心にも伝わる(届く)と思うのですが、いかがでしょうか。


教師集団が組織的に連動して動くこと


例えば、子どもたちに対して、例えば、学校に持って来てはいけない物など、特に生徒指導面では、


「どの先生も、同じ思いで、同じこと、言わはる」


と思わせるように、毎日のミーティングを短時間でも必ずとりましょう。また、


「どの先生も、チャイムが鳴った時には、教室に来てやはる」


と思わせるように、授業始まりのチャイムを教室で聞く教師集団になりましょう。


そして毎日、「キラッと見つけ」作戦を、全職員で展開することを続けることでしょうか。昼休みや掃除の時間など、担任以外の職員が見つけた子どものステキな姿をメモした紙を、職員室の担任の机上にセロテープで留めます。担任は、それを帰りの会などで紹介してほめます。例えば、トイレ掃除で、校長先生からほめられ、それを帰りの会で担任からもほめられるという、ダブル効果をねらうわけです。


空気を伝えること・つくること


先生が笑顔でいると『楽しい空気』が伝わり、子どもの心にも響きます。また、


「ダメ!」「やめい!」「こらっ!」「何してんの!」「さっき言ったやろ」などと言う否定的な指示語も、緊急時(イジメ・ケガ・危険)以外は、やさしく、ゆったり、


「どうしたの?」→会話(事情を聞く)→「どうしたい?」→支援


「こういう時は、△△すると、うまくいくよ」「今度は、先に△△してみようね」


というふうに、言いぶんも聞いてあげて、ダメの中身を、具体的に伝えることで、子どもも、気持ちをわかってくれた教師の言葉は素直に受け入れられます。


できたら減らしたい言葉、増やしたい言葉


△できるだけ減らしたい先生の言葉(大声、どなり声、早口で命令する声)


「こらっ!」「静かに!」「わかった人?」「できた人?」「他にない?」


◎できるだけ増やしたい先生の言葉(柔らかく、大きくないゆっくりした声)


「絵本が見えてない子はいないかな?」(読み聞かせを始める時は必ず)


「困っていることはないか?」(こう言われると、子どもはうれしいのです)


「先生にも聴かせてほしいな」(子どもが発言しやすい聞き方です)


「みんなに聴いてほしいこと、ないか?」(子どもも言いたくなる聞き方です)


「隣の人としゃべってみて、気づいたこと、聴かせて」(つぶやきも聞く)


「わからない所があったら、言ってね」(「教えて」と言える子に育てたい)


「わかりにくかったら、隣の人に聞いてみて」(親切に教えてあげる空気も)


「Bさんの言いたいのは、こうかなと言える人?」(モゴモゴ発言に)


「C君の言いたいことの続きがうかんだ人、いるかな?」(ボソボソ発言に)


子どものどんな発言も切り捨てず、子どもと子どもの発言をつなげていくことを大事にしていると、自己チューの「ハイハイ発言」や、「ちぇっ、先に言われた」「言おうと思ってたのに」と言う「しらけた発言」が減っていきます。


子どもの声を聴く教師の元でしか、聴く子どもは育たない


子どもの目を見て聴くこと、目を見て話すこと(必ず最後まで)を心がけましょう。


板書しながら、丸付けをしながらの「ながら聞き」ではなく、子どもと同じ目線の高さで、子どもの目から視線をはずさず、子どもの話を聴き、子どもに語る、そんな教師の姿勢が、子どもの満足感・安心感・信頼感、そして意欲につながります。


次の発問・板書などのプランを考えながら、子どもの発言を聞くのではなく、


自分の意図する(言ってほしい)子どもの発言にすぐに飛びつくのではなく、


「ここ、何と読むの」「ここ、どうするの?」「ここ、わからないから教えて」


と遠慮なく言える雰囲気の教師とクラスの仲間、そして、安心して「わからへん」と言える自分を温かく受け入れてくれる空気の教室にすることが、結果として、「イジメが起こりにくい環境の整備」になるのではないでしょうか。


子どもは自分を信じて(待って)くれる教師を信じます(話も聴きます)。教師が自分を好きでいてくれる(目を見て語りかけてくれる)から、子どもは教師も自分自身も好きになれます。そして、教師が自分を大切に思ってくれている(顔を見て聴いてくれる)と実感した子どもは、自分を大切にできるようになり、他人(クラスのみんな、弱い立場の子)も大切にできるようになっていきます。


おわりに(始めの1歩)


「いじめ防止対策推進法第10条:未然防止」における、クラスで「いじめが起こりにくい環境の整備」とは、これらのような具体的実践(8ステップ)を、こつこつ根気強く毎日毎日積み重ねていくことしかありません。言わば、子どもたちとの根比べになります。全部でなくても、職場の同僚とも相談しながら、自分(全校教職員で一致できればベストですが、せめて学年教師集団で)できそうなことから「始めの1歩」を踏み出してみましょう。アプローチの仕方を意図的に180°チェンジできるのは、教室の中ではただ1人、教師しかいないのですから!子どもたちが常に「ガラスの人間関係」を抱える今の時代ですから、明日からの学級担任が放つあったかい空気(笑顔・聴く耳・アイコンタクト・待つ姿勢・受けとめる心・やわらかな語りかけ)は、きっと子どもたちの心にしみわたり、必ずや教室の空気をあったかくしていきます。私は、そう信じます。


まずは、クラスの雰囲気をあったかくすることを目指しましょう。クラスの人間関係(子どもと先生、子どもと子ども)の空気があったかくなってきたら、必ずクラス全体の学力も向上します。信頼関係の構築こそ、結果として全国学力調査をよい成績にする一番の近道であり、まさに学力向上の王道なのです。


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子どもと信頼関係をつくる、子どもとの「信頼関係」を取り戻す【子どもの心に届く担任の言葉①~⑤】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898595/




by takaboo-54p125 | 2017-03-01 05:55 | 保育・教育