子育てを「お手軽」には済まさず、「ワンオペ育児」にもならぬよう、今からできること

みなさんには、どうか日常の、人と人との直接的なコミュニケーションを大事にしていただきたいと、申し上げます。身近で、いつでも相談できる人=心から頼れる人(できれば複数)との、日々のつき合いを大切にすることは、きっと、困った時に、自らの安心(信頼)の拠り所になるはずです。また、親にだけは自分の気持ちをわかってほしいと、いつも願っているのが子どもです。そうして自分の気持ちをわかってもらえたと実感した子どもは、親の言葉にも心から耳を傾けるようになります(傾聴も相互作用です)。お忙しいとは思いますが、わが子の切ない思いを受けとめる懐の深さを、お子さんに見せてあげてほしいと思いますが、いかがでしょうか。忙しさ・気恥ずかしさを理由に、そこを省略しちゃっていませんか?さらに、いつも「お手軽」なものに頼りっぱなしの親の姿を、わが子に見せていることにハッと気づいた時は、ちょこっと軌道修正してみましょう(公立図書館にはたぶん置いてある絵本『おこだでませんように』でも読んで深呼吸してから、自分のできる範囲で)。


そういった親の生きざまを、お子さんは毎日すべて見ながら感じつつ、結果として親のすることを真似して成長=これが子どもの育つ道筋(子どもは親の言うとおりにはせず、親のするとおりにするの)です。どうか、ゲームのこともスマホのことも学校・園のことも、決してチェック・問い詰めではなく、お子さんとは目と目を合わせ温かい共感的な対話をしてあげてほしいと、せつに願います。そして、親として伝えたいことは明快に私メッセージ」で言ってあげることを、提案いたします。わが子に対し指示・命令オンリーや、「ながら聞き」の連発はNGでしょうね(思いを聴いてくれない親に対して、あきらめた子どもは本音を打ち明けなくなりますから)。


また、「お手軽なものに、親子の愛着形成へのプラス効果はなく、やむを得ず急場をしのぐためのものです。例えば、「スマホ育児アプリ」というツールに日々頼りきってしまうことが習慣になると、赤ちゃんが人(親)より物(スマホ)にばかり興味関心を持ってしまったら逆効果→親子の絆=愛着形成ができにくくなる→人と目を合わさない子、人の話が聴けない子、人から学べない子になりやすいかも・・・・と、心得ておきたいものです。


日々実行するのはとても大変ですが、親のアイコンタクト・抱っこ・笑顔・声かけこそ、乳幼児の「安心」をはぐくむ土台であることも事実です。それらを親1~2人だけでこなすのは、相当しんどくて、きゅうくつな現代社会です。ですから、ママが1人で孤軍奮闘する「ワンオペ育児」にならぬよう、「育メン」パパや、ジイジ・バアバの出番でもあります。加えて、子育て支援センター・助産師・保健師・医師・ママ友・子育て支援NPO法人・子育て支援ボランティアなど、乳幼児に関われる周囲の身近な(信頼できる)大人みんなの力を、めいっぱい借りつつ、あくまでも「親子の相互作用」で、「愛着形成=親子の絆づくり」をぼちぼち(ミニプチ・ステップで)めざしてほしいと、講演や研修会でお話ししたり、相談を受けたりする中で、私は常々思うのですが、いかがでしょうか。


2016年2月6日の記事で紹介した東海大仰星高ラグビー部監督さんの言葉


今の子は携帯電話などを使ったコミュニケーションに親しんでいる。しかしそれだけで、お互いを知った気にならないようにしたい。顔を合わせる環境を大事に‥」を、私たちも、ふだんの生活の中で大事にしていきたいものです。それが科学的な根拠に裏付けられたものであることについては、以下の記事で紹介しております。


『「学力」の経済学』(中室牧子・著)を読んで納得した、育児・子育て~幼児教育・学校教育で重要な2つの柱

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898569/

6年間の記事を約半数にしぼり(保育・教育と育児・子育て支援をメインに)、exblogへ引っ越して半年が過ぎました。この1年間、一部の記事を加筆修正してスライドさせたので、約7年間の記事です(そろそろ打ち止めかな)。そんな中、例えば、次のような記事等を読んで、連絡をくださる方々もおられ、感謝しております。


「パパママ育児①」今すぐ始められる【子育てのポイント1~10】『心育て・親育ち』のミニプチ・ステップ

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898092/

子どもと信頼関係をつくる、子どもとの「信頼関係」を取り戻す【子どもの心に届く担任の言葉①~⑤】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898595/


by takaboo-54p125 | 2017-08-19 05:37 | 育児・子育て