2015年 09月 05日
気配りの危機管理(教室でプリントを配る時の「ひと声」)
小学校の帰りの会では、さまざまなプリントを配ります。配り係の子どもたちが、自分の班の1人ひとりの机上に置いていく方法を採り入れているクラスもあります。
おそらく多いのは、担任が各列の一番前に座っている子へ、その列の人数分のプリントを配り、受け取った子どもが、後ろの座席の子へ順番に渡していく方法でしょうか。
以前、そのやり方で、子どもが後ろを見ないで、プリントの束をサッと渡そうとして、すぐ後ろの座席の子の目に、プリントの角がかすったケースがありました。
すぐ目の痛みを訴えたので、担任が保健室に連れて行き、養護教諭の判断で、すぐに眼科で受診ということになりました。
異常なしで、ホッとしました。
私もプリントの角で自分の指をシュッとやってしまい、傷テープを貼った経験があります。
たかが紙とは言え、シュッとやれば切れますから、これが目に当たれば、たいへん危険であると言えます。
それ以来、そのクラスの担任はもちろん、どの学年・クラスでも、プリントを配布する時には、次のような声かけをするようになりました。
生徒指導でだった私も、担任不在で、帰りの会を代わりにする時は、その都度、必ず以下の「ひと言」をかけました。
「プリントは、必ず後ろの人の手に渡します。だから、手渡すときは、後ろの人の顔を見ましょう。プリントが目に当たったら、危ないからですよ」
以上、学校ぐるみ(毎日)の、何気ない、ちょっとした気配りの危機管理の事例でした。とっくに実行しておられる学校には、釈迦に説法ですが・・。
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