先生のための教育事典【EDUPEDIA(エデュペディア)】「朝日みらい教育賞:デジタル賞」受賞の教育的価値

今から約半年前、2015年2月21日(土)の朝日新聞朝刊18面:教育フォーラムで、【先生のための教育事典EDUPEDIA】が、「朝日みらい教育賞:デジタル賞」を受賞した記事が載ってました。「学びの可能性 後押し」という紙面いっぱいの記事です。


じつは、2013年5月にEDUPEDIA学生スタッフのTさんからEメールをいただき、私のブログ記事を取材させてほしい、という依頼を受けました。それまでEDUPEDIAを知らなかった私に、Tさんが、「教育の知恵は共有財産」「多様性の尊重」「あくまでも一つの事例」「批判よりも提案」「ボランティア運営」を大切にしていると教えてくださり、ブログ記事を編集・転載してもらうことになりました。それ以来の、おつき合いですので、ボランティア・スタッフのみなさんの地道な取材・編集・提案のご努力の結晶が、今回の受賞ではないかと、うれしく思いました。記事には、本田由紀・東大大学院教授の講評も載っていました。その講評の一部を紹介します。


『(前略)受賞5団体は賞の理念「未来志向の先進的な活動」にふさわしく、日本の教育を切り開く実践です。グローバル賞では、アメラジアンスクール・イン・オキナワ(NPO法人)は、日米の両親を持つ子どもたちに教育を提供するグローカル(グローバルとローカルを合わせた造語)な活動です。(中略)デジタル賞のEDUPEDIAは情報通信技術(ICT)を活用し、教員同士が学び合う・・知恵を伝えている点も評価されました(後略)』


なるほどです。最近のお若い先生方は、スマホで検索して調べることが習慣になっているようですから、EDUPEDIAにように各教科のカテゴリーがあり、キーワード検索もできる教育実践サイトは、きわめて貴重であろうと思われます(私なんかは、困ったら、すぐ同僚に聞きます)。EDUPEDIAのHPには、「ベテランの先生の大量退職・・20代の先生が10年後に全体の36%を越える教育現場において、教育実践の知恵袋として活用いただけます」と書いてありました。ここらへん(教育実践の知恵袋)に、EDUPEDIAの教育的価値を感じます。


私自身は、パソコンのメールボックスの受信トレイを見ますと、EDUPEDIA学生スタッフTさんからのEメールは24通ありました。こんなにやりとりしていたのか、と改めて思います。以前にも、私が感嘆させられた、この学生さんのことにふれましたが、理系学生の彼は、文系出身の私より、はるかに読解力・洞察力も優れていて、私のつたない文章を添削してもらったこともあるくらいです。しかも、敬語の使い方も50代の私が驚くほど見事で、しなやかな文章表現力も卓越しています。Eメールのやりとりだけでも、お若い彼から学ぶところは多々ありました。彼のおかげで、私は72記事を投稿することができました(質より量ですが)。そんな学生スタッフTさんがEDUPEDIA編集部として、私のブログ記事を取材・編集・転載してくださいました。この場をお借りして、Tさんには謝意を表します。ありがとうございました。Tさんの、今後のさらなる飛躍を期待してやみません。


通信簿の所見【親子が元気の出る「そのひと言」文例集139】

https://edupedia.jp/article/53233f91059b682d585b62af


教育実習へ行く学生へ 礼状の書き方

https://edupedia.jp/article/53233f91059b682d585b62b8


教育実習へ行く学生へ 挨拶例文・持ち物リスト

https://edupedia.jp/article/53233f92059b682d585b639f


教育実習へ行く学生へ 心得・話し方

https://edupedia.jp/article/53233f91059b682d585b62bb


教育実習へ行く学生へ 給食活動・教室掃除の手順

https://edupedia.jp/article/53233f91059b682d585b62be


自ら投稿・公開中はおそらく59記事ですので、区切りのよい計60記事にするため、記事を1つ投稿することにしました。なんか、久々の投稿で、お恥ずかしい気もしましたが・・。なんと言うか、EDUPEDIAさんの「朝日みらい賞:デジタル賞」の受賞への、ささやかすぎるお祝いです(これでラスト記事かな)。


高学年の参観授業「ゲーム機でネット・トラブルに巻き込まれないために」と【小学生:ゲーム機10カ条の憲法(案)】いずれスマホのためにも

https://edupedia.jp/article/54e96879262f7500001abda7


EDUPEDIA代表の方がコメントに書いておられた「どの生徒(児童)にも、いい先生を」が、どう具体化されていくかにかかっています。一握りの優秀な教師から学ぶのは、昭和の頃の古い研修スタイルです。佐藤学先生も著書で、そこらを反省しておられました。今は、大多数の先生方(可能な限り全教職員)が、おのおの好き勝手にやるのではなく、学校の組織力(子どもたちに対して、先生方が同じ方向を向くこと)や学年部のチームワーク(連携プレー)を大事にできるかどうかが問われています。そのためには、1人ひとりの持ち味を最大限に生かして、先生方みんなが貴重な戦力として力量(まず謙虚な「傾聴力」を身につけることが出発点)を高めるため、互いに「学び合う」、そんなスタイルで「共に働ける」学校現場にしていきたいですね(3歩進んで2歩下がる=あせらず1歩ずつ)。


EDUPEDIAのさまざまな教育実践を自分が応用できるためには、まず、目の前にいる子ども1人ひとりの声に耳を傾ける(心を受けとめる)のを、ないがしろにしない(後回しにしない)ことでしょうね。EDUPEDIAの教育的価値は、ここらへんにあるような気がしています。別の角度から述べるなら、いざという時(これは学校に持って来てよいかどうか、これは仲間はずれ・イジメにつながるかどうか)、瞬時に判断し、ニッコリ笑ってバッサリ実行する公平で堂々とした態度を見せます。例えば「これは学校に持って来てはいけないよ。先生方全員で決めたんだよ」「班替えに好きな者同士は採り入れないよ。理由はかなしい思いをする子を1人もつくらないためだよ」「給食を食べる時に好きな者同士はしないよ。わけは1人ぼっちを絶対につくらないためだよ」と、『どの先生も、同じ思いで同じことを言うんだ』と全校の子どもたちに思わせることです。これらがベースにあれば、どの学年どのクラスも揺らがないので、EDUPEDIAの教育実践を先生方が採り入れやすくなるとも言えるでしょう。その条件として大事なのは、報告連絡相談を、各担任から管理職まで同じ職場の教職員全員が、お互いに忙しいのを言い訳にして「なおざりにしない」ことではないでしょうか。そのキーワードは、おそらく「共有」&「協同」になるのでしょうね。





by takaboo-54p125 | 2015-08-29 05:07 | 保育・教育