「国境なき芸能団」の落語家:笑福亭鶴笑さんの活動は、子どもたちにも聞かせたい

この話題が、社会科なのか、道徳なのか、総合の国際理解教育なのか、という判断は、先生方にお任せします。私はただ、こんな日本人がおられることを、子どもたちにも知ってほしいと思っただけです。


今からちょうど半年前、昨年2014年12月20日(土)朝日新聞2面「ひと」で落語家 笑福亭鶴笑さんが紹介されていました。タイトルは「世界の紛争地に笑いを届ける落語家 笑福亭鶴笑さん」で、次のような記事でした。


『人見知りでシャイなのに、笑わせるためなら大胆になる。十八番のパペット落語は、ひざに仕込んだ手作りの人形や小道具を使って繰り広げる一人格闘劇。言葉をこえた芸で、イラク、アフガニスタンと治安に不安のある国も訪れて笑いを届けている。


今年の夏にフリージャーナリストらと向かったアフガンの首都・カブールでは、ヘン顔を切り札に避難民キャンプなどを回った。「喜んでもらえたら、それでええんです」。型に縛られない上方芸人の精神を世界で実践している。(中略)


30歳で落語家仲間と米国に行ったのを手始めに毎年のように海外で芸を披露。有名になりたかった。だが、2000年に大地震後のトルコで「国境なき医師団」の活動を知り、自分にできることを考えた。4年近く暮らしたロンドンでも、芸人が当たり前のように社会奉仕活動をしていた。心を励ます笑いを世界へ届けようと、8年前に仲間とNPO法人「国境なき芸能団」を旗揚げした。


「こっちが笑顔なら向こうも笑顔になる。(後略)」』


記事の紹介は以上です。記事の中略・後略部分も知りたい方は、図書館やデジタル版で読んでください。笑福亭鶴笑さんの言っておられることは、鎌田實(みのる)さん(ドクター)の言葉(著書における文章)と重なって聞こえます。以下は、以前にも紹介しました鎌田實さんの言葉です。


『あったかさは、あったかさの連鎖を生む。‥あったかさは空気感染する。‥一度感染すると、人のあたたかさに敏感になる。小さなあたたかさもすかさずキャッチして、感動できるようになる。‥心をあったかくして、いい人間関係を築いていけば、ストレスが減り、体の免疫力も上がる。心と体はつながっているのだ。‥あたたかさに出会うたび、ぼくらはうれしくなる。元気になる。ほかの誰かを、うれしい気持ちにさせたくなる。元気にしてあげたくなる。・・絶滅させられない、根性のある、あきらめない「あったかさ」を広げたいと思っている。』


鎌田實さんは、私より11歳も人生の先輩ですし、笑福亭鶴笑さんは、私より1歳下です。お二人と比べて、たいしたことは何もできていない自分が恥ずかしいのですが・・。


by takaboo-54p125 | 2015-06-20 05:02 | 国際社会における日本