2015年 05月 23日
福島県郡山市立郡山第二中学校「大地讃頌」「第九」「シェヘラザード」&声楽アンサンブル「Mozart Missa Brevis in B KV275」
福島県郡山市立郡山第二中学校卒業式「旅立ちの日に」合唱&管弦楽部演奏を聴き、群を抜いている感じを受けました。その後、ある日、ふと何気なく、その郡山二中:卒業式「旅立ちの日に」をYouTubeで聴いているうちに、郡山二中の全校合唱も聴いてみたくなりました。そうしたら‥ありました。それも同じ2013年の卒業式の歌でした。「大地讃頌(だいちさんしょう)」は全校合唱&管弦楽部演奏のようで、じつに見事な全校合唱&管弦楽部演奏でした(郡山市には、公立中3校に管弦学部があるそうです)。
「大地讃頌」郡山市立第二中学校卒業式3月13日, 2013年
『大地讃頌』(だいちさんしょう)
母なる 大地の ふところに
われら 人の子の 喜びはある
大地を 愛せよ
大地に 生きる 人の子ら
その立つ 土に 感謝せよ
平和な 大地を
静かな 大地を
大地を ほめよ
たたえよ 土を
恩寵(おんちょう)の 豊かな 大地
われら 人の子の
大地を ほめよ
たたえよ 土を
母なる 大地を
たたえよ ほめよ
たたえよ 土を
母なる 大地を ああ
たたえよ 大地を ああ
震災から2年後、2013年の郡山二中:全校合唱を聴いていると、福島県のみなさんの心からの願いがジーンと伝わってくるようで、なぜか涙がにじんできます。そして、その時、目に入ったのが、次のYouTubeでした。全校合唱&管弦楽部演奏による「第九」です。聴いているうちに、なんだか、郡山二中の生徒たちから勇気を分けてもらえたような気持ちになりました。郡山二中のみなさん、心を揺さぶられる「旅立ちの日に」「大地讃頌」「歓喜の歌」(ベートーベン交響曲第九番・第4楽章)を聴かせていただき、ありがとうございます。
郡山市立郡山第二中学校「第九交響曲」10月31日, 2008年(創立60周年)
郡山二中の合唱部には目が点になりましたが、全校合唱にも圧倒されました。さらに、YouTubeを見ていたら、まさか公立中学校なのに質・量ともにそろった管弦学部(オーケストラ)があって、『交響組曲「Scheherazade(シェヘラザード)」より』Rimsky Korsakov(リムスキー・コルサコフ)作曲(浅田真央選手[2011~2012シーズン]や安藤美姫選手[2006~2007シーズン]もショートプログラムで使ったことのある名曲)をこれだけの演奏ができるとは、驚きです(ソロも)。このように合唱から管弦楽まで、その幅広い音楽文化レベルの高さは、半端ではありませんでした。さすがは、「音楽都市宣言」をされた「楽都郡山」において、「郡山二中あり」と言われるだけのことはあります。こうして、私はパソコンに向かう時、以下の曲などを聴きながら仕事をするようになりました。
「Scheherazade」(リムスキー・コルサコフ作曲)より (郡山第二中学校)
https://youtu.be/QCQiQA7cW5Y
私事になりますが、先日は、お風呂のお湯を入れている間に、合唱部と管弦学部の声楽アンサンブル(KV275)に聴き入ってしまって、家族に「お湯があふれてるでぇ」と言われるまで気づきませんでした。日頃から質素倹約と言っている自分が・・反省です。これからは、郡山二中の声楽アンサンブルを聴くなら、時間のある時にしなければいけないと自分に言い聞かせました。ついついずっと聴いていたくなりますので・・。とりわけ、次の前半と後半は、何度聴いても魂を揺さぶられるくらい、なんとも素晴らしい見事な合唱&演奏です。
2010「Mozart Missa Brevis in B KV275」 1/2(郡山二中・第3回アンコン本選前半)
合唱部と管弦学部による絶妙なハーモニーに感動します。2010年の演奏、出だしのソプラノのソロから一気にモーツァルトの世界に引き込まれました。2012年の演奏は、2分40秒過ぎからソプラノ・アルト・テノール・バスの4人によるソロのリレーから始まるところが圧巻でした(削除されたようです)。声楽アンサンブルコンテスト全国大会も聴いていたところ、2013年の郡山二中と郡山五中両校の心洗われる演奏もゆっくりと聴くことができました。さらに、2014年の二中と五中の演奏も、です。脈々と受け継がれているのですね(と思っていたら、どちらも削除されたようで聴き比べることができなくなりました)。