2014年 10月 11日
転任して来た教師が感じた「職員室の違和感」の中身を教えてもらいました
私がかつて勤務していた大規模校に、転任して来た1人の先生が、当時、時々
「この学校には、教師の空気に違和感を感じる」
ような意味のことを、ちらっとこぼしておられました。
私は同校に10年近く勤務していたので、鈍感になっていたのか、
転任して来られた方の気になる「ひと言」をもっと大事に聴く謙虚な姿勢が、自分になかったことを、今、恥ずかしく思います。
人事異動によって、新鮮な風を入れてくださったのを、無駄にしてしまいました。ごめんなさい。
と言いますのも、過日、その先生と出会った時、数年ぶりに当時の頃を話題にしました。
そして、私が、
「先生は、あの頃、何に違和感を感じていたのですか?」
と聞くと、その先生はズバリ、
「たとえば、放課後の職員室」
と言われました。
毎日、放課後、職員室の電話(大規模校なので2,3台)は、保護者に電話連絡している担任だらけで、おまけに、出会って話すべき内容も少なくなかったそうです。
(あ然・・)
たしか、私はその頃は生徒指導担当をしていて、
「電話では誤解が伝わります。足を運べば誠意が伝わります。微妙な内容なら、必ず訪宅して保護者と出会って話してください」
みたいなことは、職場のみんなに言っていた(書いていた)つもりでしたが、担任の先生方の心には届いていなかったことに気づかされました。
それに比べて、公開授業を観せていただいた6校(小中高)では、積極的な生徒指導を日々の授業の中で展開しておられました。
しかも、学校ぐるみで組織的にしておられることは、各学年各クラスの子どもたちの表情を見れば、一目瞭然でした。
もう数年前のことですが、大変ほろ苦い気持ちです。
当時、各学年部へ本当の意味でのフォローができず、申し訳ありませんでした。
自分にできていなかったことを言うのも厚かましいのですが、職場の空気(電話で済まさないなど)をつくるって、改めて、学校ではとても大切にせなあかんと痛切に感じています
(後の祭りやけど、反省です)。
それを実現している学校を参観しただけに、余計にズシンとこたえます。
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