「子どもを勇気づけるほめ言葉・しかり言葉」(アドラー心理学)から学んだ、教室で使いたい10事例

子どもをダメにするほめ言葉もあることを教えてもらい驚きました。その前に、どの学級にも個別支援を要する子が複数いるので、特別支援教育とは全学年・全学級で進める教育だと心がけておられる担任が多いと思います。まず、個別支援を認め合える(できる・できないで仲間を見ない寛容さのある)学級の仲間に育てることが、どの子の自尊感情も低くならない(自分をダメな子だと思わない)分かれ目になるので、担任が温かさのあるお手本を子どもたちに見せることが大事になるでしょう。この記事は、そういう意味でもあります。


先月に、私が今、最も関心があり注目しているアドラー心理学の「アドラー博士が教える 子どもを伸ばすほめ方 ダメにするほめ方」星一郎・著(青春出版社)を買いました。カウンセリングの手法かなと感じました。そして、最後に、特別付録として、「子どもを勇気づける魔法のほめ言葉集」がありました。少なくとも70事例は載っています。ほめ言葉にも×と○があることが、よくわかりました。それぞれの「ほめ言葉」の×と○の意味を理解しつつ、自分で納得して活用するには、本書を直接読む必要があることを、つけ加えておきます。


子どもの意欲が高まる[ほめ言葉]、子どもの自尊感情が低くならない[しかり言葉] 10事例

×「いい子やね(さすがAさん)」→○「Bさんが、すっごく喜んでいたで
(その子の人間性・能力より、その子の言動そのものをほめよう。仲間の喜びももちろん)

×「すごいやん(逆上がりできたやん)」→○「△△をすごくがんばったんやね
(結果オーライを評価するより、その子なりの努力のプロセス△△をほめよう)

×「クラスで1番やん」→○「昨日より上手になったね(早くやれたね)
(他の子と比べず、その子なりの自分の成長に気づける言葉を伝えよう)

×「えらいね(かしこいね)」→○「手伝ってくれて助かった、ありがとう
(
YOUメッセージ「あなたは○○だ」より、私メッセージ=先生自身の喜びを伝えよう)

×「よく知っているね(博士やね)」→○「先生も気づかんかったわ
(知識・博学をほめるのではなく、その子のひらめき・発想・着眼点をほめよう)

×「勝てたやん(百点やん)」→○「一所懸命やったのが、うれしいな
(勝負・成績にこだわるより、その喜び・くやしさを共に分かち合おう)

×「今の発表よかったで」→○「今の発表みんなにも分かりやすかったと思うよ
(ばくぜんと抽象的にほめるより、クラスに貢献したことを伝えて仲間意識を育てよう)

×「いつになったらドリル(プリント)やるの!」→「そろそろドリル(プリント)の時間かな
(小言・お説教・グチより、子ども自らがハッと気づく「きっかけ言葉」を伝えよう)

×「なんで約束守らへんの!」→○「どうしたら約束守れるかな
(「なぜやらへんの(するの)?」と問いつめるより、「どうしたらいいか?」を問いかけよう)

×「そんなことしちゃ、ダメでしょ!」→○「けったり、たたいたりしない、よい方法あるで
(暴力暴言をストップさせた後は、禁止言葉より、新たな提案を示してあげよう)


以上、あくまでも私なりの受けとめ方です。日本の子どもが諸外国の子どもよりも低いと言われている、「自己肯定感・自尊感情(自分をダメだと思わないこと)」を、少しでも高めていけるための言葉かけができるといいですね。どこかで、たしか事実言葉(あなたは正しい、あなたは間違っている)」は、子どもの意欲をそぎ落とし、意見言葉(あなたは正しいと私は思う、あなたの意見に私は賛成できない)」は、子どもの意欲を高める…ようなことも聞いたか読んだ記憶もあります(どこで聞いたのか、どの本で読んだかを思い出せず、すみません)。


今回、紹介いたしました「アドラー博士が教える 子どもを伸ばすほめ方 ダメにするほめ方」星一郎・著(青春出版社)は、私自身がずっと手元に置いておきたい座右の書の1冊に加わりました。アドラー博士は、欧米ではフロイトやユングと並び称される心理学者です。実践が具体的で、先生方がイメージしやすいという点でも、オススメしたい本です。具体的な70事例を示してくださった星一郎さんには、感謝いたします。読みやすく元気の出る本に仕上げてくださり、ありがとうございます。改めて、本書を直接読まれることをオススメします。


関連記事

【釜石小学校・校歌】全国どの学校・園でも歌いたい名曲です(みんなの歌で歌えます)
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898463/

「たった一つの約束①みんな笑顔でいるために」から学ぶ
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898453/

「たった一つの約束③秘密の言葉は『大丈夫?』」から学ぶ
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898455/

今どきの子どもたちが「人間関係から自分を守る方法」その1
https://sg2takaboo.exblog.jp/24898218/

「パパ・ママ育児①」今すぐ始められる【育児のポイント1~10:心育て・親育ちのスモール・ステップ】
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898092/


by takaboo-54p125 | 2014-09-20 04:06 |