「子どもを勇気づけるほめ言葉」得心したアドラー博士のほめ言葉38例文:しからずにすむ5原則

「子どもを勇気づける魔法のほめ言葉集」に載っていた「ほめ言葉」を紹介いたします。


先月に、私が今、最も関心があり注目しているアドラー心理学の「アドラー博士が教える 子どもを伸ばすほめ方 ダメにするほめ方」星一郎・著(青春出版社)を買いました(2つの図書館になかったので、余計に、どうしても早く読みたかったこともあって・・)。


1章:「ほめ方」がうまい親、へたな親はここが違う


2章:子どもの「いいところ」をたくさん伸ばす工夫


3章:伸ばす叱り方、ダメにする叱り方、知っていますか


4章:こんなほめ言葉は、子どものストレスになる


5章:子どもの「がんばる心」を力づける言葉、疲れさせる言葉


6章:子どもの「本当の能力」を引き出すほめ習慣


7章:「心の強い子」を育てるために今日からできること


を一気に読みました。各章の終わりに、「まとめ」と、「お母さんへのアドバイス」が書いてあり、読みやすい構成になっています。


そして、最後に、特別付録として、「子どもを勇気づける魔法のほめ言葉集」がありました。ほめ言葉にも×と○があることが、よくわかりました。数が多い(70以上ある)ので抜粋して、38例だけ紹介させてください。でも、それぞれの「ほめ言葉」の意味を理解しつつ、自分で納得して使うには、本書の1章~7章を直接読む必要があることを、つけ加えておきます。


「子どもを勇気づける魔法のほめ言葉集」(×と○と〔 〕は私が勝手ながら補足しました)


人格ではなく行動をほめる


×「靴をそろえていい子ね」→○「「靴がそろっていると気持ちいいね


×「席を譲ってあげて、えらいね」→○「おばあさんに喜んでもらえたね


×「やさしいね」→○「お友だちに、やさしくできたね


結果よりも努力(プロセス)をほめる


×「100点とったの!さすが・・」→○「100点とるまで努力したんだね。お母さん、うれしいな


×「試合に勝って、えらいね〔すごいね〕」→○「思い切って向かっていけたね


×「ほらね、やればできるじゃない」→○「がんばったね〔がんばったんだね〕」


他人と比較せずその子の成長をほめる


×「家族の中で一番早く起きたね」→○「昨日より早く起きられたね


×「○○ちゃんより△△がうまいじゃない!」→○「去年よりずいぶん上手になったね


×「平均より上になって、よかったね」→○「前の学期より成績が上がったね


YOUメッセージではなくIメッセージで話す、お母さんの気持ちを言う


×「お手伝いをして、えらいね」→○「お手伝いしてくれて助かったよ。ありがとう


×「・・おうちのお手伝いなんて立派ね」→○「家族の一員として立派だと思うよ


×「リレーの選手・・足が速いんだね」→○「お母さん、あなたが走るの楽しみ・・どきどきしちゃうよ


なるべく「できたこと」を具体的にほめる


×「上手、上手」→○「ブランコのこぎ方が上手になったね


×「習字がうまく書けたね」→○「堂々と大きな字で書けたね。お母さん、こういう字が好きだな


×「いい子だって、隣のおばさんがほめてたよ」→○「あなたがいつもきちんとあいさつするから気持ちいいって、隣のおばさんが言っていたよ


答えを教えるのではなく自ら調べたり考える習慣を応援する


×「勉強をしなさい」→○「今日は△分、机の前に座っていられたね


×「それは○○という意味よ」→○「自分で辞書を調べたね


知識よりひらめきや発想をほめる


×「かしこいな」→○「そんなやり方があるんだ。お母さんも気づかなかった


×「すごいなあ、よく知ってるね」→○「いい質問だね


勝ち負けや成績よりもその子が好きなことを認める


×「やったね、先生にほめられたでしょ」→○「本当に動物に興味があるんだね。よくこんなに調べたね


×「あの子に勝つなんて、すごいじゃない」→○「将棋の手を考えていると楽しそうだね・・


つながりを育てる、貢献をうながす


×「あなたの発表よかったよ」→○「この発表で、みんながよくわかったんだね


×「この作文さすがだなあ、よく書けてる」→○「こうやって作文に書けば、行かない人でも楽しさがわかるね


加算法(足し算)」の子育てをする


×「またぐずぐずして。3回も起こさないと起きないんだから」→○「今日は3回で起きられたね。次は2回で起きられると、助かるなあ


×「いつまでテレビを見ているのよ!宿題あるんでしょ」→○「静かにテレビを見ていてくれてありがと!そろそろ宿題の時間かな


×「なんでもっと・・大きな声で発表しないの」→○「思い切って前に出られたね。一生けんめい説明しようとしていたね


叱らずにすむ5原則


レッテルを貼らずに行動をとりあげる


×「まったく何度言ったらわかるのよ」→○「お母さんは~してほしいな


×「・・いくじがないんだから」→○「うまくいくかどうか心配なんだね。やってみないと、わからないもんね


×「だから危ないって言ったでしょ。言うことを聞かない子ね」→○「飛び降りたら危ないってわかった?ケガをしなくてよかったね


永久言語「いつも~する」「また~した」ではなく一時言語「たまたま」「めずらしく」を使う


×「また、こんなに散らかして」→○「めずらしく部屋がちらかっているね


×「すぐそうやって、途中で放り出す!」→○「最後までやってくれると、お母さん助かるなあ


「なぜ?」ではなく「どうしたら?」を使う


×「どうして約束を守れないの」→○「この次はどうやったら、約束を守れるようになるかな


×「なぜ、やらないの?」→○「どうしたら、できるかな」


×「どうして、たたくの!謝りなさい」→○「暴力はよくないよね。どうしたら、よかったかな


禁止「ダメ」「いけません」よりもほかの方法を提案する


×「仲良くしなくちゃダメじゃないの!」→○「どうしたら、けんかしないですむと思う?」


×「そんな話し方ではダメよ。はっきり言いなさい」→○「なになに?もうちょっと大きい声で言ってくれるかな


ニッコリ笑って、バッサリ実行


×「ゲームばかりして。取り上げるわよ」→○「(子どもとルールを決めた上で)残念だけど約束だから、ゲーム機を預かるね


×「静かにしなさって言ったでしょ!」→○「(乗る前に)電車では静かにしようね。静かにできないときは、途中で降りるよ」&「(子どもがうるさくしたら、ニッコリ笑って)うるさくしたから降りるよ&」&「(降りたホームで)今度は静かにできるかな」&「(できたら)静かにできたね。他の人もいい気持ちで乗っていられるね


以上、あくまでも抜粋して紹介しただけですので、ぜひ、本書の1章~7章を直接お読みくださったうえで、得心して、育児・子育てに生かしてほしいと思います。また、「いい子」「かしこい」「上手」「えらい」などは、親の言葉の意味が理解できない幼い頃にこそ、わが子の目を見ながら笑顔で、どしどし声かけするべき「ほめ言葉」だと、私も思います。


学校・園ならば、「お母さん」を「先生」に置き換えることで、日本の子どもが諸外国の子どもよりも低いと言われている、「自己肯定感・自尊感情」を、少しでも高めていけるための言葉かけができるのではないでしょうか。どこかで、たしか事実言葉(あなたは正しい、あなたは間違っている)」は、子どもの勇気をくじき、意見言葉(あなたは正しいと私は思う、あなたの意見に私は賛成できない)」は、子どもを勇気づける・・ようなことも聞いたか、読んだ記憶もあります(どこで聞いたか、どの本で読んだか、という記憶が定かではなく、すみません)。


今回、紹介いたしました「アドラー博士が教える 子どもを伸ばすほめ方 ダメにするほめ方」星一郎・著(青春出版社)は、私自身がずっと手元に置いておきたい書籍の1冊に加わりました。アドラー博士は、欧米ではフロイトやユングと並び称される心理学者です。実践が具体的で、誰でもイメージしやすいという点でも、オススメしたい本です。読み手の気持ちを考えて本にしてくださった星一郎さんには、感謝いたします。読みやすい本に仕上げてくださり、ありがとうございます。


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by takaboo-54p125 | 2014-09-20 04:06 | 育児・子育て