孔子「論語」の格言にふれると、自分をふり返るチャンスがもらえます

『論語』は、『孟子』『大学』『中庸』とともに、中国の有名な古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を集録した書物だと習った記憶があります。人として守るべきことや、人として行うべきことが、きわめて簡潔な文で、ズバリ表現されています。そこには、私たちが自らをふり返る時に、学ぶところがたいへん多くあると言えるでしょう。


私が普段から、よく耳にする『論語』の格言は、次の5つです。


良薬は口に苦くして病に利あり。


過ぎたるはなお及ばざるが如し。


義を見てせざるは勇無きなり。


朋(とも)あり遠方より来る、また楽しからずや。


故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師となるべし。(温故知新)


そこで、改めて、今、自らへの戒めとして、数多の格言の中から5つ挙げてみます。


知らざるを知らずとなす、これ知るなり。


「自分が知らないことを、知らないと自覚すること、これが本当に知るということである」という意味かなぁと思います。


人の己を知らざるを患(うれ)えず。己の人を知らざるを患(うれ)う。


「他人が自分をわかってくれないことを、いちいち、くよくよと思わないこと。それよりも、他人をわかろうとする懐の深さに欠けている自分自身を憂うべきであろう」という意味ではないでしょうか。


速やかならんを欲すればすなわち達せず、小利を見ればすなわち大事成らず。


「早く結果・成果を出そうとあせって、欲を出すと段階を見誤って到達できない。目先の利益・数字ばかりをあくせく追い求めていては、最終的な目標を達成することはできない」ということを教えてくださっているのかなと思います。


過ちて改めざる、これ過ちという。


「人間は、どんな人でも失敗をすることはあり、その失敗そのものを、ただちに過ちとは決めつけられない。失敗したことに気づかずに、自らを改めないことや、失敗に気づいたにもかかわらず、自らを改めようとしないこと、これらこそが、本当の過ちだと言わざるを得ない」と言いたいのではないかと、私も自らに問いかけております。


君子は和して同(どう)ぜず、小人は同(どう)じて和せず。


「人として優れた人物は、他人と協調しながらも、自らの主体性を決して見失わない。器の小さい人物は、他人と表面的には同調するが、心の底から親しくしようとはしない」という意味だと、私も自らを顧みようと思っております。


なお、一見できて当然のように思えて、実際には、そう簡単にできるわけではないのが、次の9つでしょうか。


君子の九思(人が心がけるべき九つの信条)


1.物を見るときは、はっきり見る


2.聞くときは、誤りなくしっかりと聞く


3.表情はおだやかに


4.態度は上品に


5.言葉は誠実に


6.仕事には慎重に


7.疑問があれば、質問する


8.みさかいなく怒らない


9.道義に反して利益を追わない



以上、常日頃から、自分自身が肝に銘じておきたい『論語』の格言の紹介でした。しかしながら、言うは易く行うは難し・・私自身、なかなか実行できていないのが、ほんとのところです・・_ _

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by takaboo-54p125 | 2014-07-12 05:05 | 保育・教育