アンパンマンのマーチ歌詞を教材に使う時の主発問・補助発問・つなぎ発問

アンパンマンのマーチ     作詞 やなせたかし

               作曲 三木たかし


そうだ うれしいんだ


生きる よろこび


たとえ 胸の傷がいたんでも


なんのために 生まれて


なにをして 生きるのか


こたえられない なんて


そんなのは いやだ


今を生きる ことで


熱い こころ 燃える


だから 君は いくんだ


ほほえんで


そうだ うれしいんだ


生きる よろこび


たとえ 胸の傷がいたんでも


ああ アンパンマン


やさしい 君は


いけ! みんなの夢 まもるため


なにが君の しあわせ


なにをして よろこぶ


わからないまま おわる


そんなのは いやだ


忘れないで 夢を


こぼさないで 涙


だから 君は とぶんだ


どこまでも


そうだ おそれないで


みんなのために


愛と 勇気だけが ともだちさ


ああ アンパンマン


やさしい 君は


いけ! みんなの夢 まもるため


時は はやく すぎる


光る 星は 消える


だから 君は いくんだ


ほほえんで


そうだ うれしいんだ


生きる よろこび


たとえ どんな敵が あいてでも


ああ アンパンマン


やさしい 君は


いけ! みんなの夢 まもるため


以上は、長年、聞き親しんだ「アンパンマンのマーチ」の歌詞です。


私自身、歌詞の意味を深く考えたことはありませんでした。


そんな時、お寺のご住職から、故・やなせたかしさんは、太字の部分で何を伝えようとしたのかを、問われました。


たしかに、私たち大人でも、即答できず、考えさせられる8行(4行×2)であることに、改めて気づかせてもらえました。


今、ふっと、もうすぐ卒業していく小6の子どもたちと、この詩を読み味わいたくなりました。


問いかけたいのは、主に2つです。補助発問も2つあります。


まず、


作者のやなさたかしさんは、『そんなのはいやだ』と書いていますが、例えば、どんなことがイヤなのでしょう?」


子どもたちが、具体例をいろいろ出してくれたらいいなあと思います。


1人の子の考えの理由を知りたくなっても、その子には聞かず、クラスのみんなに、


△△さんの言ってくれたことの理由、みんなはわかりますか?」


と問いかけることで、子どもと子どもをつなげて、イメージを共有してほしい、とも思いました。


そして、次は難しいので、グループで話し合って(聴き合って)ほしいと思います。


じゃあ、やなせたかしさんは、みんなに、どんなふうに生きてほしいのか、詩の中の言葉をヒントにして、グループで話し合ってみましょう。」


先生方なら、卒業前の子どもたちに、どんな問いかけをなさりたいですか?


私は、子どもたちがグループで話し合った後、各個人の考えを、クラス全体でも聴き合いたいなと思うのです。


グループで友だちの考えを聴きながら、自分はどう思ったのかを、先生にも聴かせてほしいな。」


歌詞の言葉と、卒業後の自分を重ね合わせながら、思い思いのイメージを語ってくれたらいいなと思いました。


子どもたち1人ひとりがイメージする、今までの歩みをバネにした、これからの人生には、多様な生き方(十人十色)があるのではないでしょうか。


補足(つなぎ発問)が2つあります。


もし、たどたどしく、言いにくそうに口ごもって、モゴモゴと発言をする子がいたら、


◎◎くんの言いたいことの続きは、きっと、こういうことじゃないかなと浮かんだ人、いないかな?誰か言ってくれたら、先生もうれしいな


と、是非是非あったかく、つなげてあげたいものですね。


また、消え入りそうな声で、ボソボソと単語で発言をする子がいたら、


▽▽さんの言いたいことって、たぶん、こういうことじゃないかなと言える人、いないかな?誰か言ってくれたら、先生もうれしいな


と、決して切り捨てずに、つないであげたいですよね。


教師が望む発言(指導案で教師が予想する考え)を求める(授業中、ハイハイ発言が幅をきかす)のではなく、先に述べた、上手に言えない発言もつないで生かそうとする中でこそ、クラスの全ての子どもたちが、お互いに学び合える(聴き合える)授業づくり(=学級づくり)の実現(形には見えないクラスの空気・雰囲気)にだんだんと近づくような気がしています。

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by takaboo-54p125 | 2014-02-15 05:15 | 教材