2013年 08月 03日
「豊かさはポケットではなく、心の中にある」50代-60代-70代の3人から学ぶ
昨年2012年に、こんな新聞の投書があったのを、教えてもらいました。
「『豊かさはポケットではなく、心の中にある』。先日のテレビニュースで、米国の名門大学の1つ、コロンビア大学で大学構内の清掃員の仕事を19年続けながら、古典学の学士号を取得、卒業した52歳の男性が語るのを見て、社会人学生の私は我がことのように感動しました。インターネットで調べたら、米国メディアでも話題になっているようです。
旧ユーゴスラビア出身のガッツ・フィリーパイさん。内戦を逃れて米国に渡った時は英語を全く話せなかったといいます。大学が職員に対して設けている授業料免除制度を利用して勉強し、故郷への仕送りも続けたそうです。教室を掃除しながら学問の楽しさ、素晴らしさを実感され、次は修士号を目指す彼へ。年金だけでは生活できず、運転手の仕事をしながら経済学の勉学を続ける日本の私からも、エールを送りたいと思います。」
この新聞投書のタイトルは「努力で米名門大卒業の彼へ」で、投書された方は、64歳の大学院生でした。それを私に教えてくださったのは、70代後半になられた私の恩師でした。
アメリカで大学清掃員をしながら苦学され学士号を取られた方が52歳、それを知り新聞投書された方が運転手をしながら大学院へ通う64歳、さらに、それを私に教えて(記事をコピー)してくださった方が、講演もなさる70代後半‥う~ん、私など足元にも及びません。しかし、わずかでも自分の出来ることに挑戦したいと、私にも思わせてくださる3名であることは、たしかです。学ぶことに、遅すぎるということはないのだ、と教えられた気がします。