2013年 02月 24日
子どもと向き合う3月の教室(まばたき0,1秒の決断)
卒業証書授与1人目、来賓保護者席から盛大な拍手が
卒業証書授与1人目が校長先生から受け取った瞬間です。
来賓席から拍手が起こり、保護者席にも広がり、在校生(拍手はしない指導済み)もつられてしまい、盛大な拍手が起こりました。
マイクの前で、呼名をしていた6年担任が、とっさに言いました。
「心のこもった拍手、ありがとうございました。これから175名の卒業生の名前を次々と呼びます。
一人ひとりの「はい」という返事が、拍手で聞こえなくなってしまうので、拍手は心の中でしてやってください。
そして、最後の1人の時に、175人分の拍手を心をこめてしてやってくださるよう、お願いします。
では、呼名を続けます・・」
シーンと静まりかえった中で、卒業証書授与は厳粛に進みました。
そして、175人目です。体育館中が、割れるような盛大な拍手で包まれました。
どんなハプニングがおこるか予想できず、とっさの対応がいるのが卒業式・入学式です。
組織力のある学校では、全ての教職員がとっさに動けるように、目を光らせています。
おじぎで気持ちをとどけよう
卒業・卒園シーズンが近づいてきました。
卒業生・卒園生はもちろん、在校生・在園生も練習が始まります。
2月20日(日)の朝日新聞32面(生活面)に「おじぎで真心つたえる」という記事がのっていました。
ほとんど抜粋してワンポイントだけ紹介します。
『基本は5段階。
①相手に向かう
②相手を見てから上半身を腰から倒す
③下で止まる
④ゆっくり体を起こす
⑤もう一度相手を見る
美しい立ち姿は、おへその周りを伸ばす。
会釈は、時計の6:05の長針の角度。
礼は、6:10の長針の角度。
就活など、ていねいな「おじぎ」は6:12の長針の角度。・・』
なるほど、ですね。
しかし、こういう礼をするのは、実際にはなかなか難しいですよね。
礼をしている自分の姿が、自分には見えないからです。
礼のコツをどのような言葉で伝えると、子どもにわかりやすいでしょうか。頭だけ下を向く子、上半身を体は礼をしても顔だけ前を向いている子、さまざまです。いろいろ試してみました。
その結果、次の言葉が、子どもたちにイメージしてもらいやすかったです。
「礼をする時、頭を下げるというよりも、腰を後ろへ、スッと引くイメージですると、きれいな礼ができるよ」
いっぺん試してみてください。
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http://sg2takaboo.exblog.jp/24898459/