子どもと向き合う1月の教室(担任の指導が入らなくなったら)

緊急事態!群れてやりたい放題(担任の指導が入らない)


もう限界を超えました。一刻の猶予もありません。いじめ多発警報も発令状態です。大規模校以外は、短期間に他学年・全校に影響が出てくるので、中規模校の小学校を想定してみます。即、対策会議を開きます。ここまでは、すべての学校がします。組織力のある学校は、ここからが違います。関われる教師すべて(管理職、教務主任、教務助任生徒指導、少人数加配教員、養護教諭など)総動員です。(他学年の担任まで加わった例もありますが)


やりたい放題集団の子一人ひとりの個別(虐待など家庭の状況も含む)の課題と、その集団の中の力学関係の構図(やりたい放題集団と言っても、ガラスの人間関係です)を正確に把握します。その上で、教師とその子らとの相性も考慮して、どの教師がどの子に関わるかという担当を決めます。その子と信頼関係を構築して指導を入れていく担当です。例えば、A君にはB教頭、C君にはD教務主任、E君にはF教務助任、G君にはH少人数加配、Iさん(女子)にはJ養護教諭という感じです。J養護教諭は保健室を離れられないので、手紙の交換をJさんと続けます。K校長は、L担任がギリギリの所で踏ん張っている教室で、学級全体の支援をします。A君には保護者との連携(手をつなぐ)も必要なので、B教頭が家庭訪問もします。関わる教師は、もとの信頼関係を築くために、教科ごとで分担して入ります。当然、他学級・他学年の、通常の出授業・入り授業はすべて一時停止します。毎日、情報交換しながら、集団指導体制をとるわけです。どの教師も、子どもにスモールステップを与えて、やりきらせて、ほめることもします。


ここで、組織力のある学校と、組織力のない学校の差がはっきりと出ます。それは、通常の出授業・入り授業の一時停止に対する他学年の教師の反応です。組織力のある学校では、大変な時は、全教職員が少しずつ融通し合うことが通例になっているので、どの担任も空き時間がなくなることは、自分のできる協力の形だと受けとめます。全教職員も、その学級の子らのよい所を見かけたら、メモを担任の机上に置きます。


ところが、組織力のない学校では、入り授業の一時停止によって、自分の空き時間がなくなることに対して、他の学年の主任から注文がつきます。誰か代わりに入り授業をしてほしいと言うのです。学校が緊急事態なのに、自己中心的な主張を、当然の権利のごとく要求してこられます。そういう学年に限って、たいてい教師集団はバラバラでした。それは、全校集団下校の時に、いつも全校の足を引っ張るという形で、よーくわかります。中学校では、どの教師も空き時間の方が大変だということを、同じ教師なのに、小学校の教師は知らないのでしょうか。組織力というのは、校長、教頭、教務、加配、各学年主任などの結束力で決まります。たった一人の学年主任でも「自己???」だと、組織力は保てないのです。

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by takaboo-54p125 | 2013-01-04 05:00 | 保育・教育