子どもと向き合う1月の教室(授業が成立しなくなった時は)

担任からのSOS「授業が成立しません!」


これは、要因・状況がケース・バイ・ケースですから、原則だけ、全教職員の心がまえだけにしぼって、紹介したいと思います。今回は、小学校の中規模校で3年生以下の1学級からSOSという想定にします。5年生以上だと、授業に入る教師が学級の子どもたちとの人間関係を築いてからでないと、担任も含めて教師への信頼回復への道筋がつけにくいからです。4年生がどちらなのかは微妙なところです。


授業の応援に入ってもらう担任の心得


担任は、応援に入ってもらう目的を、教室の空気を新鮮にしようと試みる担任への支援だと受けとめます。応援は「困った子」のお守り役だと勘違いすると、教室のザワザワは消えません。担任は応援教師と共に「掛け合い漫才」をするつもりで、授業を進めます。応援教師がボケ役、担任がツッコミ役です。打ち合わせはなし、ぶっつけ本番です。ア・ウンの呼吸です。発問して、応援教師をわざと指名したりもします。応援教師はわざと間違えます。これがボケ役の大事なところです。子どもたちを「ちがーう」と学習に集中させるためです。また、担任の位置からは見えない「子どものキラッと輝く姿」を発見した応援教師は、担任に合図を送ります。そくざに担任は、どしどしほめます。そこで、担任の笑顔が増えてくると、子どもたちは徐々に安心感につつまれていきます。こうなると、授業に集中できない子はだんだんと減っていきます。つまり、授業を柔軟かつどっしりと進めるため、応援教師の存在を生かすということです。


ベテランの先生ほど大きな「I Can Change」です。今までの学級づくり&授業スタイルの変革に取り組む勇気を持ち、プライドを捨てることです。私も38才の時です。1度プライドを捨てました。目に見えることでは、係活動の常識を打ち破ることから180度変えました。今の私なら「できた人?」「わかった人?」という問いかけをやめます。そして、「困っている人は言って」という言葉がけを中心に授業を進めるスタイルに転換することに、チャレンジしてみたいと思います。担任から見て「困った子」が、「その子自身が困ってやる子」なんや、と思えるようになり、その子がかわいく思えてきたら、自分自身の向き合い方が「I Can Change」できた証拠です。私も1年かけて39才の時に、そう思えることがなんとかできました。多くの先生方に支えられて。


授業の応援に入る教師の心得


応援に入る目的は、担任の授業に集中する子を増やすためです。「困った子」を怒鳴るために入ると、永遠のもぐらたたきから抜け出せなくなります。見張り役だと勘違いすると、担任の手助けにはなりません。担任の発問に「はい」と挙手して「○○です」と間違った答えをわざと言うのもいいでしょう。子どもたちも「ちがうで~」と反応し、挙手する子が増えます。こんな形で応援に入るのです。そして、普段は何もしようとしない子が、教科書を開いたり、ノートを書いたりした瞬間、担任に合図を送ります。その子を担任にほめてもらい、その子と担任の関係を再構築するためです。


                                     
ですから、あくまでも黒子に徹しながらも、教室に明るい子が1人増えたパフォーマンスの役割を応援教師は担います。集中していない子のそばに行って、そっとスモールステップを与えて、やらせて、そっとほめます。そして担任には合図を送って、「担任がその場で笑顔と大きな声でほめる」ように促すアシスタント・ディレクター役になりきるのです。担任と子どもがいい関係になるお手伝いをするのが、応援ではないでしょうか。


授業の応援に入ることができない教師たちの心得


自分の教室へ行く時、その教室の中も「おはよう」と、通り抜けます。ほめる材料が見つかればラッキーです。その場でほめて、後で担任にも「ほめたってください」とお願いします。フリーの教師は朝自習の時、その教室へ交替で行き、スモールステップ作戦をして、担任に、「ほめたって」と伝えます。放課後は交替で、担任と一緒に教室の掃き掃除をします。授業の成立しない学級は、教室がゴミも机の配置も雑然となるものです。


それを担任1人でしていると、孤独感を感じます。担任1人で背負わない学校でいてください。迷わず「助けてください」と言いましょう。

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by takaboo-54p125 | 2012-12-28 05:00 | 保育・教育