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子どもと向き合う10月の教室【ちょっとした気配りができるか、できないか】

ちょっとした気配りができるかどうかで、子どもは↑↓


「保護者」のことを、教室では何と言えばいいのかな?


クラスの子どもたちの家族構成で、保護者の呼び方は決まってくるでしょう。正確&慎重に確認して新学期を迎えますが、転入もあります。クラス全員の子どもに両親がいれば、
「お父さんお母さんに言っといてやぁ」
でいいですよね。クラス全員の子どもにお母さんがいれば、
「お母さんに言っといてやぁ」
でいいです。
でも、クラスにたった1人でも、お母さんのいない子がいるなら、
「おうちの人に言っといてやぁ」
と言うべきでしょう。お父さんのいない子や、祖父母に育てられている子がいる場合も同様です。
里親さんに育ててもらっている場合も、これが無難な呼び方です。
児童養護施設から校園に通っている子の場合、その施設の職員さんと相談してみましょう。
以前よりも離婚、再婚、同居などが複雑になってきているので、保護者の呼び方一つのことですが、呼び方の違いにも敏感に反応せざるを得ない子どももいるんだ、と思える担任でありたいものです。ちょっとしたことが、意外に大切なのです。


学年集会では、学年主任だけがしゃべるのかな?


湖の子&山の子学習、修学旅行(自然教室)などの事前に、学年4クラス150名の大規模校なら、担任4人で学年集会をします。子どもの実行委員に活躍してもらう場面もありますが、先生の出番も4回つくるのが、組織的な先生集団です。
学年主任1人だけがしゃべっている学年は、学年主任以外の担任のクラスの子どもらは、内心おもしろくないんですよね。ぼくら(わたしら)の担任の先生にも、学年全体の前で堂々としゃべってほしいのです。だって、うちの組の先生のことを、誇らしく思いたいのが、子どもの人情だからです。初任者の先生にも、臨時講師の先生にも、平等に出番をつくる先生集団でいてください。

規模の小さい学校の、例えば、5,6年の高学年部で、運動会の取り組みをする時も同様で、2人の先生で指導するなら、出番も2回つくります。3人の先生で指導するなら、出番も3回つくります。これは、「どの先生も堂々と全体の前でしゃべらはる」という演出でもあるのですが、先生集団のチームワークを子どもたちに見せるという意味もあるのです。学年主任のワンマンショーでは、よい学年づくりはできません。それと、子どもの前では,年上の先生が年下の先生に敬語でしゃべること、なぜ大事なのでしょう?それは、子どもたちが聞いているからです。子どもたちは、他の先生方の、自分の担任に対するしゃべり方を真似することを忘れないでいたいものです。担任のしゃべり方も真似しますけどね。


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by takaboo-54p125 | 2012-10-19 05:04 | 保育・教育