幼小連携「どうする?遊び」よごして笑って主体性をはぐくむ『どろんこ遊び』

朝日新聞2011年11月6日(日)の25面に、「どうする?遊び」シリーズ「時には泥んこ」という記事がのっていたので、園名・個人名を省略して紹介します。


『手も足も顔も洋服も、泥だらけ。「洗濯がたいへん」と親はつい、及び腰になりますが、泥遊びへの熱中は、主体性を育んでいるようです。


ポカポカ陽気・・砂場に水をまくと、2才の子どもたちが寄ってきた。「とろっとろ、ぐちゃぐちゃの泥の感触が楽しくて、今日もやりたがっているんです」(担任)。泥の中で園児たちは足踏みしたり、四つんばいになったり。「「みてー!どろんこ」と声をあげた。(2才児)


園では毎年5~6月に、集中して泥んこ遊びを採り入れている。新しい環境に慣れない子も、泥だらけになって遊んだ後はトゲトゲした感じがなくなる。体を汚して心を洗う、と言っています」(静岡:園長)


水たまりで泥水をはね上げたり、泣き叫んだりするのは子どもの本能。そう考えて園児には次の8つの言葉を言わないようにしている。きたない、あぶない、みっともない、うるさい、ちらかっている、はやく、へたねえ、何の役にも立たない—。「否定や禁止ばかりだと安心して感情を出せないし、自分で考える力もなくなってしまう。気持ちを解放し、やりたいように遊ぶことで主体性も育まれる


遊びには、泥だらけになったり大声を出したりする「表出」と、形あるものを作ったり劇遊びをしたりする「表現」があるととらえ、どちらも大事にしてきた。家庭では「何をしてもいい場」を作ってほしいという。                                            新聞紙やトイレットペーパーなら、室内でもぐしゃぐしゃに丸めたり、投げたり、破ったりできる。「きたない、あぶない、と止められがちな遊びこそ、子どもの成長に欠かせない」と見守る園は各地にある。


・・「蛇口を押さえて水の広がりを楽しんだり、コップに水を入れてこぼしたり。働きかけると様々に形を変える水や砂、泥遊びにのめり込んだ体験がしっかりした自我を育んでいく」(東京:園長)。白梅学園大学長(教育学)は「乳幼児期は、脳内の動物的な感性や行動を司る(つかさどる)部分がしっかり育たなければならない時期。ここは五感を働かせることで育つ」と話す。人が持つ攻撃性をスポーツや向上心に昇華(しょうか)させていくためにも、幼い頃に泥や水で遊び、体を動かすことが大切という。「親も思い切って一緒に遊べるといいですね」』という記事でした。(同感です!)


記事には、どろんこ遊びの魅力を伝える絵本も紹介してありました。


『「どろんこハリー」G・ジオン:文、グレアム:絵、わたなべしげお:訳(福音館書店)


「どろんこぶた」A・ローベル:作、岸田:訳(文化出版局)


「あなはほるもの おっこちるとこ」R・クラウス:文、わたなべしげお:訳(岩波書店)


「あな」谷川俊太郎:文、和田誠:絵(福音館書店) 


「おなかのすく さんぽ」かたやまけん:作(福音館書店)


「どろんこ ももんちゃん」とよたかずひこ:作(童心社)


「光る泥だんご」加用文男:著(ひとなる書房) 


「どろんこどろんこ だいうんどうかい」梅田俊作・佳子:作(文研出版)


「どろんこ おそうじ」さとうわきこ:作(福音館書店)』


以上です。どろんこ遊びに抵抗感を持つ子どもたちに読み聞かせをしてあげたいですね。そして、どろんこ遊び反対派のお母さん方に、ぜひ読んでほしいなと思いました。


じゃないと、以前にも書きましたが、砂場での流水実験終了後、どろんこ遊びに夢中になって、はまってしまう小学6年生になってしまいますよ。平成10年以降、私はそういう6年生の姿を、たびたび目にしてきました。

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by takaboo-54p125 | 2012-05-12 05:06 | 保育・教育