2012年 03月 18日
「にらめっこ」も「くすぐりっこ」も「人間関係」がつくれてないとできません(親密度のバロメーターになる遊び)
4月、新しいクラスになってすぐ、教室で「となりの人と、にらめっこをしてみましょう」と言っても、サッとできる子は多くはありません。(そんなことをさせる先生もいません)。たまたま去年も同じクラスだった子同士なら、なんとかできます。(試さないでください)。でも、初対面では、「にらめっこ」のヘンな顔はできないものです。どうも「にらめっこ」という遊びには、お互いの気心が知れた関係の子ども同士が、
「この子を笑かしてやるぞ」「この子と笑い合いたいな」
という気持ちにならないと、楽しくできないところがあるようです。ですから、3月なら、たいていのクラスでできると思います。それだけ、子どもたちの人間関係がつくれてきたしるしです。つまり、「にらめっこ」はクラスの子らの人間関係と比例して、楽しくなる遊びだと言えます。そして、「にらめっこ」をする2人の親密度で、大笑いできるかどうかが決まるとも言えるでしょう。
「くすぐりっこ」も同じです。そもそも知らない人にくすぐられて、うれしいと思う人はいません。女性なら、イヤどころか大問題になります。と言うことは、くすぐられるということは、本来的に不愉快なことかも知れません。ところが、親子とか、きょうだいとか、親友同士なら、「くすぐりっこ」が楽しくなります。どうやら、よい人間関係には不愉快なことも楽しい気分に変える不思議な力があるようです。親子で「くすぐりっこ」ができるということは、よい親子関係が築けているということです。
親子で「くすぐりっこ」をするのが、ぎこちなかったら、どうすればいいでしょうか?大笑いできるまで、毎晩、寝る前に布団の上で、親子で「くすぐりっこ」を続けてみましょう。親子の「くすぐりっこ」を好きな子になってほしいからです。
0才児か1才児あたりで、親がアレッ?と思うことですが、「抱っこ」をイヤがる子には、毎日「抱っこ」をしながら笑顔でしゃべりかけましょう。これは、親も、体力がいります。親に「抱っこ」をしてもらうのが、好きな子になってほしいからです。「目と目を合わせる」のが苦手な子には、毎日「目と目を合わせて」笑顔で語りかけましょう。これは、親も、根気がいります。「目と目を合わせる」のが、イヤじゃないよ、という子になってほしいからです。
そして、「押し合いっこ」も同様に続けてみましょう。「押し合いっこ」を喜ぶようになることで、自分の気持ちも言葉で表現できる子になってほしいからです。
親子でやってみようと思われるパパさん・ママさんは、下記の記事をご覧ください。
「パパ・ママ育児①」今すぐ始められる【子育てのポイント1~10】
http://sg2takaboo.exblog.jp/24898597/
なんで?どうして?と思われる方は、下記の記事をご覧ください。
「愛着形成」①親子ではぐくむ絆づくり【ママを受け入れられる子になる愛着の感性の育て方】