小牧市立米野小学校(愛知県)「つなぐこと」の実践=温かい仲間づくり

2011年11月25日(金)に愛知県小牧市立米野小学校の公開授業研究会へ参加した時、配布してくださった冊子に書いてあることを、先週に続けて、今日も紹介します。どの学校でも、どの学級でも、すぐに取り組みたい「つなぐこと」についてです。6つ書いてありました。


5,つなぐこと
(前略)私たち教師が気をつけなければならないのは、発言をしている子どもに気をとられて、発言を聴いている子どもたちがどのような状態にあるかを見逃している時があるということである。研究を進める中で、私たち教師は、活発に発言する子どもたちに授業の展開を頼ってしまっていることが多くあることに気づいた。(後略)


子どもと子ども 考えと考え 子どもと教材をつなぐ


◎教師が子どもたちの多様な考えや活動のからみ合いを瞬間的に見極める力を磨く。


◎子どもたちが考えを共有できるようにする。
・教師が子どもたちの学びに寄り添う。
・子どもたちから学ぶつもりで、同じ目線で授業に臨む。
・教材の本質にせまり、教材との出会いを大切にする。
・「うなずき」、「つぶやき」から考えを広げ、それをつなげていく。


◎国語の授業では、本文に戻しながら、つなげる。
・子どもたちの考えがまとまらなかったり、本文から外れていくような状況になったりした時は、音読などをして本文に戻し、考えを確認しながら、つなげていく。                                     
・本文に戻ることによって、子どもたちは自分たちで今までの意見をつなげたり深めたりして、ねらいに迫っていくことができる。


◎音読を多く取り入れる。
・本文につなげるとともに、新たな気づきを生んだり、場面を進めたりする。                                                                                    
・読み味わうことにつながる。
・読み取ったことを音読で表現する。


◎友だちの意見を真剣に受けとめ、自分の考えと、すり合わせる。                                                                                   
・じっくりと友だちの意見を聴いて、そこに自分の考えを加えながら発言する。                                    
・考えを再構築しながら発言する習慣を身につけさせる。


◎考えをつなぎ、学びを深めるために、グループ活動を有効に使う。                                                                              
・全体の中では、自分の思っていることをうまく、他の意見とつなぎ合わせることができなくても、グループの中ではそれができる子どももいる。
・そういった子どもの意見をグループの誰かが補ってくれることにより、偏りが減り、つながりに幅ができるようになる。
・グループの中でお互いの考えを聴き合い学び合うことを通して、温かい仲間づくりができる


以上、「つなぐこと」について、「子どもたちの学びの姿をとらえ、確かな教材研究の上に立ち、学びの価値を知らせ、安心して学べる空間をつくり出す」米野小学校がH19年度から心がけておられる基本的なこと(国語)の紹介でした。


温かい仲間づくり(学級づくり)」とは、先週、先々週の記事も含めて、何より、「聴くこと」「つなぐこと」を大切にした授業づくりがあってこそ、ということが、実際に米野小学校の各教室を参観して、なるほど!と実感したことです。


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by takaboo-54p125 | 2011-12-17 05:19 | 保育・教育