2011年 07月 12日
キレない子どもに育てるため!今、親・教師にできること・してほしいこと1~7
キレない子どもに育てるスモール・ステップ
—親も!教師も!ステップ1~ステップ7ー
1学期末懇談会の季節になりました。ご活用ください。
ステップ1
☆「早起き早ね朝ごはん」の子は、教室で担任の話が聞けます。
起こす30分前にカーテン全開すると、早起きリズムになります。
☆「何となく自分はOKだ!自分も、すてたもんじゃない」と思える子に。
「どうせ僕(私)なんか・・」という子にさせないことです。(ステップ5)
☆親から「たより」にされない、「できが悪い」と言われる、「しかられて」ばかりだと、安心と意欲をうばい去り「どうせ・・」と言う子になります。
ステップ2
☆「ながら聞き」では、子どもの心は満たされません。
台所仕事の手を止め、しゃがみ、子どもと同じ高さの目線で聞きます。
☆子どもの話す時間と、親の話す時間の、どっちが長いかな?
(親の話す時間が長いと、口数の少ない子になります)
☆「そうなの!」とうなずきながら、子どもの言葉をくり返しましょう。
(子どもの言葉をくり返すと、子どもの口数が増えてきます)
ステップ3
☆宿題は、「しかる場」ではなく、「ほめる場」「認める場」です。
☆友だちと仲よくできる子の親は?(↓2事例)
(友人宅へ行く時、その家のルールを守れる子は、仲が長続きします)
(親が相手に謝り、頭を下げる姿を見せると、子どもの心が育ちます)
ステップ4
☆ついつい指示したくなりますが、それでは心が育ちません。問いかけて、答えは子どもに出させます。
☆親のズッコケ体験「アッハッハ」で子どもは安心できるのです。
☆親の失敗談を話すと、温かい家庭・しゃべりやすい家庭を育てます。
ステップ5
「言ってはいけない親の『ひと言』&言ってほしい親の『ひと言』」
×「ダメやな」「まだかいな」「はよせんか」「おそいやん」
×「できてへんやん」「なにしてたんや」「ほんまにやったんか」
×「こんなこともできひんのか」「めずらしいこともあるな」
×「○○とは、えらいちがいや」「後でや」「がんばらんかい」
×「さっき言うたやろ」「どこ聞いてんねん」(体罰は心に傷を残す)
子どもをへこます言葉(自分でダメな子やと思い込む)は言わない。
◎「おはよう」「がんばってるやん」「ありがとうな」
◎「ちょっと手伝って」→「助かったわぁ」「すごいやん」
◎「ちょっと助けて」→「うれしいわぁ」「ようやってくれたなあ」
ステップ6
☆子どもが失敗しないように、先回りするのは、ただのお世話です。それでは、判断力が育ちません。
☆しからなあかん時(人の心や体を傷つけた時)はしかります。それは、最後にほめるため。それは、最後に抱きしめるため。
ステップ7
☆習い事は、子どもが「行きたいかどうか」が基本です。
(週4日以上通う・・ストレス解消を学校で人にぶつける子が増える)
☆通信簿はほめる材料を見つけるチャンスです。
「わが子のよいところを10個、言えますか?」
☆よく働く子どもの親が、いつも意識していることは↓
(小遣いと手伝いは別。手伝い→10円×、働く喜びを体験◎)
(働くとは=はた[そば]にいる人を楽に=いっしょに働いて楽しい)
☆ゲームをやめない時の、親子のステキな会話の例です。
親「何時までしたいの?」→やめない子「○時まで」
親「もう○時やで。どうするん?」→やめない子「○時半まで」
親「もう○時半やで。約束2回も破ったら、お母さん悲しいな」
プラス・アルファ
将来、わが子が「1人前の社会人」になるために、今、親がすべきことをいくつか・・。
◎自分の子さえよければ、他の子はいいと思わないこと(自己チューな子になります)
◎自分の子は、子ども集団の中で日々、社会性を身につけている事実を知ること
◎「無理・できない・ダメ」連発マイナス思考の親にならないこと(子も真似をします)
◎特定の個人の人柄のせいにしないこと(人のせいにする無責任な子になります)
◎特定の個人に責任を押しつけないこと(自分のことをたなに上げる子になります)
◎今の親集団みんなで、少しずつ苦労を分かち合うこと(各自が、できる範囲で)
◎朝は、わが子に「登校班長さんの言うこと聞くんだよ」と言って送り出すこと
(年上の登校班長さんの指示が守れる子になると、ルールの守れる子に)
◎「おはよう」「ごめん」「ありがとう」を言ってよかった喜びを体験させること
(これらがちゃんと言える大人=人間関係をむすべる社会人に育っていける)
◎遅れる時・休む時は、同じ登校班の子の家に連絡すること(必ず!です)
◎子どもを『ほめる』ということは、子どもを評価することではありません。子どものがんばり、成長を見つけて、その喜びを伝えていくということです。
◎子どもを『しかる』ということは、子どもに腹を立てることでも、どなることでもありません。子どもが、自分も他人も大切にできるように、1つずつ教えていき、最後に必ずほめるということです。
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