「役者が技術でなんとかなるのは最初の10分だけ」つかこうへいさんの言葉

以前、三谷幸喜さんが新聞の連載で、女優の吹石一恵さんについて、次のような文章を書いておられました。


『‥本番でもセリフは飛ばすわ、出番を間違えるわ、自由自在。初舞台だから大半のことは大目に見るつもりではいるが、初日のカーテンコールの時、決められた方向と逆に、1人だけ平然と去って行った時は、さすがに頭を抱えた。だがその度に、楽屋に戻ってきて落ち込む彼女は、とてもチャーミングだ。


舞台上で必死に演じる彼女を見ていたら、「役者が技術でなんとかなるのは最初の10分だけ」という、つかこうへいさんの言葉を思い出した。結局、観客は俳優の人間性を見るのである。その人がどんな風に生きてきたか、舞台で物を言うのは、そこなのである。舞台女優としての吹石一恵さんは、経験もないし、芝居だってまだまだ粗っぽい。それでも彼女は光り輝いている。「演じる」ことにひたむきな彼女の姿が、観る者の心をつかむのだろう


池袋の芸術劇場での千秋楽。3週間近い公演を終えた彼女は、さすがに慣れてきた様子だった。お客さんの前で深々とお辞儀をする姿には、長年舞台をやってきたような風格さえ漂っていた。と思ったら、袖に戻る時、ぞうりが脱げてしまうという、あり得ないハプニング。やはりあくまで吹石一恵は「新人大女優」なのです。』


私は、舞台が教室、本番・「演じる」が保育・授業、楽屋が職員室、吹石一恵さんが新米先生、俳優・女優が教職員、観客(観る者)・お客さんは子どもたち、などなど、ついつい学校・園に置き換えて、読んでしまいました。「教師も技術でなんとかなるのは最初の10分だけ」なのです。


あちこちの記事で紹介した具体策(じゃあ明日から、来学期から、何から始めたらいいのか)を、


イジメが起こりにくい教室の雰囲気づくり【教室を安心感あふれる空気に変える具体的な手立て①②③④】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898386/


イジメが起こりにくいクラスの空気づくり(担任の具体的な役割4月~3月)

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898387/


の2つにまとめました。よかったらご覧ください。あちこち重複してますけど、先生方が確かな手応えを感じておられる具体策です。



by takaboo-54p125 | 2011-06-10 05:01 | 保育・教育