2011年 06月 07日
水泳:クロールのポイント[長いきょりを泳がせたい時](教師の助言)
水泳は、いかに脱力できるかが浮力につながりますから、自分の泳ぎ方をイメージできるようにしてあげることです。クロールを泳ぐためにも、まず大事なのは、け伸び&伏し浮きにおける脱力です。そのことは、平泳ぎのところで書きましたから省略します。
クロール:うでの動作のポイント(教師の助言)
「親指から水に入れよう。4本の指は軽くつけて、親指は離してもいいよ」
「遠くの水をつかんで、おなかの下まで引っぱってきて、太ももの方へ速く押すイメージで。前半は、あわ(空気)をかかないように、後半は速く、力強く」
「体(顔~胸)の下の水を、うで全体で後ろへ押すイメージで、かこう」
「前の方の遠くから、後ろの方の遠くまでを、しっかりとかく、大きな泳ぎをしよう」
「水着の下の太ももの外側に、親指がさわるぐらいまで、かき切ってから、手をぬこう。かき終わった時、手のひらは上を向いていて、手のひらと、ひじを、いっしょに水からぬこう」
「うでを前へ運ぶ時は、ひじを高く上げて、ひじから先は力をぬこう。そうすると、指先は水面近くでダラ~ンとなり、手のひらは後ろを向いていて疲れないよ」
クロール:息つぎのポイント(教師の助言)
「うでをかき終わって、手のひらと、ひじを、水からぬいた時に、肩が上がります。その瞬間に、顔も斜め後ろを向いて、息つぎを、素早く、力強くしよう」
「肩が上がる動きと同時に頭(顔)も回したら、あごを引く息つぎができるよ。そうすると、足がしずみません。息つぎをするのが一瞬遅れると、あごが上がって、足腰がしずみ、体が立ってしまうよ」
「息つぎの瞬間、、自分の顔より後ろのほうに、ひじが見えたらOK。息つぎで、ひじが顔の上(横)に見えたら、息つぎのタイミングがワンテンポ遅すぎるんだよ。このタイミングが遅すぎると、誰でも、あごが上がってしまいます」
クロール:足の動作のポイント(教師の助言:長いきょりの場合)
「バタ足は、自然に動く程度で、足首で水を打つつもりでやろう」
「ひざをピーンと伸ばしたままだと、すぐ疲れます。ひざを曲げすぎると、空気をけって進みません。足のかかとが、わずかに水面に出るぐらいでいいよ」
「太ももも動かしながら、ひざをやわらかく使うイメージです。両足の親指同士がこすれるか、こすれないか、という感じでキックしよう」
あとは、忘れました。手の動き、足の動き、手と息つぎのタイミングなどを、陸上(プールサイド)でイメージさせて、やらせてみるのも効果的です。
関連ページ
水泳で長い距離を泳げるようになるポイント:平泳ぎ・クロール【子どもがイメージしやすい教師の助言】
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