2011年 06月 03日
子どもを虐待から守ろう!子どもが幸せを感じる4条件【愛される,ほめられる,役に立つ,必要とされる】
「日本理化学工業」と言えば、チョークを作っている工場で、知的障害者を積極的に雇用している会社だということは、以前、テレビで見た記憶はありました。
今日、養護学校高等部の進路説明会で、最初に校長先生のあいさつがありました。
校長先生は、知的障害者雇用を導入された日本理化学工業の大山泰弘会長の著書を持っておられました。
そして、次のような話をしてくださいました。
「大山泰弘さんは、ある時、禅寺の住職に質問をして、人の幸せは物やお金ではないことを教えられたそうです。
大山さんは、その教えを、会社の敷地内に立てた「働く幸せの像」に刻まれました。
『導師は 人間の究極の幸せは、
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
人から必要とされること、
の四つと言われました。
働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのだ。
私は、その愛までも得られると思う。大山泰弘』・・・」
もしも、これが学校・園のクラスなら、
担任に愛されること、
担任や級友にほめられること、
担任やクラスの役に立つこと、
担任やクラスの仲間から必要とされること、
が、子どもたちの幸せです。これが担任+クラスのみんななら、チョー幸せです。
どうか、クラスの子1人ひとりを頼りにし、スモールステップを与え、ほめてやってください。
もしも、これが家庭なら、
親に愛されること、
親にほめられること、
親の役に立つこと、
親から必要とされること、
が、わが子の幸せです。これが親+家族みんななら、チョー幸せです。
どうか、わが子を頼りにして、お手伝いを頼み、家事を一緒にして、ほめてやってください。
以上のことを日々くり返すことで、親子(子どもと担任)の信頼関係が深まるだけにとどまらず、どの子の内側にもきっとある「心の種火『自信と安心と意欲と勇気』」を、徐々にはぐくんでいきます。大人だって同様にしてもらえたら、「心の種火」に灯がともるはずです。それは、例えば、職場における先生方ご自身にも当てはまるのではないでしょうか。
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