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とっさにこんな対応ができますか?私には無理です(その1)

年末の大掃除で、昔、研修の時にもらったプリントが出てきました。

よほど残しておきたいと思わないかぎり、即日、ゴミ箱行きでした。

ですから、残しておくほどなので、おタカラかなと思いました。

ちらっと見て、思い出しました。

紹介します。


『授業中だった。元気者の女の子が急に立ち上がり、窓際へ行き、水の入った花瓶を持って、

「先生、水を替えてきます」

と言って歩き出した。

そして、自分の席の前に来た時、突然つまずいた。

そして、座席に座っていた大人しい女の子のスカートに、花瓶の水を全部こぼしてしまった。

水をこぼした元気者の彼女は、その子に必死に謝った。

花瓶の水をかけられた大人しい女の子は、黙って泣いていた。

だが、その子は水をかけられて泣いていたのではなかった。

その子はトイレをガマンしきれず、おしっこをもらしたので泣いていたのだ。

でも、みんなは知らなかった。


そのことに1人だけ気づいた後ろの席の彼女は、すぐ行動にうつした。

その子のスカートに、実は花瓶の水をわざとかけたのだった。

おしっこをもらしたことを周りのみんなに気づかれないようにするためだ。

元気者の彼女は自分を悪者にしてまで、その子をかばったのである。

周りのみんなからは

「授業中に何やってんだよ」

などと非難の声を浴びたが、ひと言もその事実を語らなかった。

先生も後になってから、おしっこをもらした子から、その話を聞いたそうだ。』


以上です。

これこそ0,1秒の瞬間的な対応ですね。

と言うより、柔軟で大胆かつ冷静な動きと言えます。

おもらし→花瓶の水→カモフラージュ、私には到底思いつきません。

いわゆる「とっさの危機管理対応」のお手本です。

それを子どもがやったというところに、驚かされました。

級友のおもらしのことを、ずぅっと絶対に話さないというところがステキです。


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by takaboo-54p125 | 2011-01-10 05:45 | 保育・教育