2011年 01月 06日
元気が出るキーワードは「支え合って、つながること」、これが出発点(前半)
すごいなと頭が下がる1月3日2面の朝日新聞記事の紹介(個人の名前などは抜粋)です。
『‥北海道釧路市で芽生えている。
「ウチみたい」
「こんな家族だったらいいのに」
コミュニティーハウス「冬月荘」に集まる子どもたちが口をそろえる。
2階建ての冬月荘は、民間企業の旧社員寮。同市のNPO法人「地域生活支援ネットワーク」が買い取り、07年に開いた。
翌年、生活保護世帯の中学3年生を対象にした市の勉強会が始まった。
ここには「○○してあげる」という発想はない。
コーディネーターは、4年前まで板金塗装の仕事をしていた。
教育や福祉と無縁の世界。
世間が「かわいそうな子どもたち」「がんばるNPO」という先入観を持ってかかわることに違和感を抱いた。
12月上旬の午後、20畳の和室に、制服やジャージ姿の生徒6人が集まった。
アイドルの話をしながら、数学や英語に取り組む。
ふざける生徒に「ちゃんとしなよ~」と優しくいなす声。
誰も責めない。
勉強会は口コミで広がり、今は生活保護世帯に参加者を限定していない。
勉強を教える10~60代のチューター役は、地域の住民や大学生のほかに、アルバイトと生活保護で暮らす2階の住人たちも加わる。
今までなら「支援される側」と固定されていた人が、支援する役割も持っているのだ。
人を育む家族に、その境界線がないのと同じように。
チューターの1人で元生活保護受給者の男性は、
「子どもたちに分かりやすく教えるために、どうすればいいか考える。
それが楽しい。
存在価値をお互いに認めあえる」
「誰でも主役になれる場」だという。
あるべき姿を押しつけず、子どもと大人がどうしたいかを話し合い、築いた。‥』
太字は、なんかヒントになりそうな気がしたところです。
(後半へ続く)
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