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イジメ【ウザ・キモ・キショ対策】+全国体力調査【心と体の原動力になる遊び】【暑さ対策・落雷対策】

「うざい」「きもい」「きしょい」の低年齢化


若者言葉の低年齢化にも、対応を論議しなければならなくなりました。


さて、「うざい」「きしょい」「きもい」などは、ゲームからではなく、若者言葉として生まれた新語です。

平成以降の言葉ですから、私も最初は意味がわかりませんでした。                                            

「うざい」「きしょい」「きもい」は次のような感じだそうです。                              


『うざい』

うざいとは『うざったい』の略‥「うっとうしい」「わずらわしい」「うるさい」「面倒くさい」「じゃま」といった意味‥

『うざ』や『うぜー(うぜえ)』という言い方も‥


『きしょい』
きしょいとは『気色悪い』の略‥『きしょー』が使われることが多い‥                                    

『きもい』は『きしょい』よりも意味合いは弱い‥


『きもい』
きもいとは『気持ち悪い』の略‥見た目で使われることが多い‥

『きしょい』は『きもい』より意味合いは強い‥


気になるのは、これらの言葉がだんだん低年齢化していることです。

親や先生のいない所、子どもどうしの会話の中で、これらの言葉は確実に浸透しています。

微妙な意味の違いを理解していなくても、小学生たちは使いこなしていると思われます。

以前の「アホ」「バカ」以上に、言われた子を深く傷つける「陰湿でエグい言葉」が低年齢化しているのでは‥。

そして、それを言われないために、大人が思う以上に気をつかって学校生活を送る子どもたちのストレスは‥。


あるスクール・カウンセラーの方によれば、
『「うざい」「きしょい」「きもい」

と言って、子どもがコンタクトを取ってきた時に、

「何言ってるんだ!」

としかっても、言った子に大人の真意は伝わりません。むしろ、

「うざいって?」「きしょいって?」「きもいって?」

と聞いて、その中身を解きほぐしてあげることが大事な関わり方の入り口になるでしょう』                                  
とのことです。


子どもが平然と言っているのか、怒りで興奮して言っているのかという状況によっても対応は変わってくると思います。

親同士で、先生同士で、大人同士で、子どもたちの日常会話に浸透している『ウザ・キモ・キショ』対策について、もう論議されましたか。

「アホ・ボケ・カス」対策ほど単純には対応できませんし、「いじめ対策」としての優先順位は『ウザ・キモ・キショ』対策のほうが先です。


尊敬する園長先生にも、Eメールでコメントをもらいました。                         
『どんな子が、どんな場で、どんな時に、どんな言い方をしたのか…その前後の状況によりますよね。
でも、「うざい・きもい・きしょい」の次は、どんな言葉を子どもたちは、続けて口にするのでしょうね…?                               
目くじらをたてても子どもの心には伝わらないので、その子のどんな気持ちを相手に伝えたいのか?について、こちらがつかむことが「始めの1歩」です。
つかめないようなら、そりぁ、なんとかかんとか、その子に入っていくでしょうね。

ニコニコしながら「どうした?」って…。
その子に対して前々から、教師(親)としてぶつかることで、関係をつくる必要があるという場合は、そのチャンス。

「どうしたんや?その言い方は?」

とぶつかってみることでしょうね。』

以上です。


全国体力調査結果から見えてくること


全国体力調査の結果(小学校)を受けて、単なる体力づくりの強化だけでは、もったいない!と思いました。どの子にとっても、心とからだは一体のものですから。
第一に、女子の運動離れが著しいということですから、女子が「楽しく感じる集団遊び」を取り入れる必要性を感じます。
第二に、まとまりにくいクラスでは、大変なのは承知の上で、なおさら、昼休みにも、せめて週1回は、「群れる遊びを組織する」ことを先生がしてあげる必要があります。
それが、からだを動かしたくなる心の「呼び水」になるはずです。
子どもたちの運動離れに歯止めをかけるには、体を動かして遊ぶことが「楽しい」と思い、群れて遊ぶことを「もっとしたい」と思い、どの子もそのことに「喜びを感じる」心を取り戻すことが欠かせません。
例えば、「だるまさんがころんだ」や「おにごっこ」は体育の準備運動代わりに楽しく、お手軽にできます。「じんとり」や「ガチョン」はルールを覚えるまではたいへんですが、全員が覚えてしまったら、子どもたちもメッチャはまります。


今回は、学級集団が機能しにくくなったクラスの担任代理に入ったら、たいてい取り入れた「集団遊び」を紹介します。
どの学年のギクシャクしていたクラスでも、子どもたちが気に入ってくれた遊びです。
体育の時間に教えましたから、体力づくりも兼ねていると言っておきましょう。
体育館が空いていたら、朝一番に予約してキープします。
名前は「シッポ取り合戦」です。


準備物は、タフロープ(1mに切る。両端はばらけないように、それぞれの端に結び目をつくる。ちょうど中間点も目印にするため、結び目をつくる。これで、左端、真ん中、右端の3か所に結び目ができる。子どもたちにさせてもよい)が、人数分とプラスアルファあればOKです。
これが、シッポになります。両チームで色分けしておくと、わかりやすいです。
あとは長縄を1~2本。(捕虜の入る場所に使う)(バスケ用の丸い円を利用してもよい)
笛(先生が吹くためです)と黒板(対戦チームをわかりやすくする)


ルールは単純です。
体操服のズボンの後ろに、シッポを入れて、50cmだけ見えるようにします。
そのため真ん中に結び目をつくったのです。
あまり、ズボンの中に突っ込みすぎると、ズボンも一緒に下がると恥ずかしいぞ!と教えておけば、どの子もズルはしません。


2チームに分けます。
生活班6つを2チームに分けます。
合戦の様子を見て5~10分で笛を吹き、班の組み合わせを替えていけば文句は出ません。
例えば、1回戦は1・2・3班対4・5・6班です。
最初は両サイドの壁ぎわに分かれます。壁ぎわが陣地になります。


相手のシッポを、相手の体にさわらないで、抜き取ったら、自分たちの捕虜にできます。相手の体にさわって取ったのは無効です。(もめたら、じゃんけんです)
捕虜になった人は、両チームの中間に長縄で円を作っておいた所に入ります。
体育館でするなら、バスケ用の丸い円を捕虜が入る場所に利用しました。
そして、シッポを手に持って、味方の助けを呼びます。
味方にタッチしてもらったら、自分の陣地へ堂々と帰ってから、シッポをつけます。
そして、また相手のシッポを取りに行きます。


せっかくの捕虜を逃がさないためには、捕虜を守らなければなりません。
タッチしに来る相手チームの子のシッポを取ればどんどん捕虜が増えます。
お互いにシッポを取るのが同時なら、2人とも相手チームの捕虜になります。
どちらかのチームが全員捕虜になるまでは、しません。
様子を見て5~10分で笛を吹き、捕虜の多いほうのチームの勝ちです。


すぐにチームの組み合わせを替えて、2回戦です。
すばやく指示します。
間を開けません。
黒板に何班はどっちかを書くのもいいです。
例えば、1・3・5班対2・4・6班です。
こうして、3回戦、4回戦‥というふうに、何度も対戦します。
勝った負けたを言ってる暇を与えません。
すると、取ったり、取られたり、助けてもらったりという動きそのものが楽しくなります。


ねらいは、どの子も楽しく敏捷性を養うことです。
シッポを取られても、味方に助けてもらえます。
ですから、どの子も攻めやすいので、運動嫌いの子でも気楽に参加できます。
それでも、陣地の壁にひっついている子どももいます。
対策として、先生が壁にさわったら、壁から離れなければならないことにしました。
おまけのルールです。(10数える間、離れましょう、でもいいです)


トラブルが起こったら、全員を集めて、独自のルールを作ったらいいのです。
そして、何週間かやって、飽きてきたかなと感じたら、チーム数を2倍にします。
4チーム対戦でやるのです。
最初は、きょうだいチームを決めて、味方同士ということにしてもいいでしょう。
4チーム対戦は、あっという間に勝敗が決まります。
出席番号を黒板に書いて、チームをどんどん替えて対戦回数を増やします。
子どもたちは、へとへとになりますが、「またやりたい」と言います。
そして、体力は徐々にアップしていくのです。


このルールは、たたき台です。
クラスに応じて、お好きなようにルール変更して、楽しんでください。
先生は、トラブルから新たなルールを生み出すための、審判をするのがいいでしょう。


心と体の原動力になる遊びを!


さて、今回の全国体力調査の結果では、小中学生女子の運動離れ(二極化)が注目されています。この子どもたちは平成10年前後に生まれています。 その当時で印象に残っているのは、ある保育園か幼稚園で「どろんこ遊び」のビデオ上映をしようとしたら、お母さん方の「きたない」「よごれる」「あぶない」「汚れ物=洗濯物」などの理由による反対多数で、「どろんこ遊び」映写会が実現できなかったというエピソードです。親が「どろんこ遊び」の値打ちに気づけないのは、危機的状況と言えます。小中学校で体力づくりをがんばったらよいという発想では解決できない「いのち」の問題を、今回の結果が、私たちに突きつけていると思ったほうがいいでしょう。


平成10年以降と言えば、6年生が砂場遊びに熱中する姿を見かけるようになったのも覚えています。それは、砂場に砂山をつくり水を流す6年生理科の実験をした後、毎年恒例の光景になりました。昭和生まれの6年生には見られなかった現象で、あ然としました。9つ(9才)までに、「どろんこ遊び・砂場遊び」を充分やりきっていなかったのでは、と推測されます。


このように、運動したい、体をおもいっきり動かしたい、そういうことの喜びを幼少期に体験することのないまま、小学校に入学して来る子どもを感じるようになったのは、不確かな記憶ですが平成7~10年頃のように思います。保育園や幼稚園で、外遊びをいやがったら無理に誘わないようになった時期の子どもたちが、今回の全国体力調査を受けた小中学生になっています。たぶん、関係者には、今回の結果(傾向)は予測どおりだったのではないでしょうか。


幼児期における外遊びの大切さを、今回の結果から改めて思い知らされました。砂場遊び、どろんこ遊びには、たいていの子がその魅力にはまります。夢中になって遊ぶ楽しさを体感する原点でもあります。汚れ物が増えて洗濯が大変なのはわかりますが、その分だけ、わが子が体を動かすのを好きになることと比例すると思いましょう。わが家は田舎です。幼稚園の甥っ子が来た時に最もやりたがるのが、砂場どろんこ遊びです。そのスペースはちゃんと残してあります。うちの子も、3人とも、そこで砂場どろんこ遊びをして、大きくなりました。大事な場所です。


1990年代当時、滋賀大学教育学部で幼児教育を教えておられたのが小田豊教授(NHK「ともだちいっぱい」番組委員)でした。私は直接、教えていただいたわけではありません(受験に失敗しています)が、学ぶところの多い先生です。そんな小田先生の著書である「家庭のなかのカウンセリング・マインド親と子の『共育学』」(1990(H2)年:北大路書房:教育選書)の中で、「どろんこ遊び」について、ズバリ、次のように書いておられます。


遊びはいのちの原動力


「楽しそうに遊んでいる子ども」の姿に、彼らの楽しさ、喜び、満足感を見ることができるのです。つまり、「楽しそうに遊んでいる子ども」は「喜怒哀楽」という感性の世界が充実しているのです。人間が人間らしく生きるということ、そして生きる喜びを知ることに、この感性こそが深くかかわっっている。だから、文化や生きる意味として、人間はずっと感性を大切にしてきました。ところが、社会生活の変化のなかで、こうした感性の世界とのかかわり合いを軽視するようになってきたのです。すると、その先はどうなるのでしょう。人間らしさを失い、生きる喜びを知らない人間へと、子どもたちは向かってしまうのではありませんか。


遊びに真剣に取り組んで、楽しさや充実感に浸っているとき、子どもは、自分の存在を全身でうけとめているのです。そして、こうした自己の存在感をたしかに子ども自身が感じることが、「いのち」や「生きる力」を伸ばしていく原動力になるのです。だから、遊びは、子どもにとって人間としての生活の始まりであり、同時に最大の権利であるといえるでしょう。


以上です。私も思います。幼児期の砂場遊び・どろんこ遊び・冒険ごっこなどの復権にこそ、体力だけでなく、子どもたちの「心とからだ=いのち」の未来がかかっているということを!


学校の「暑さ・熱中症対策」アイデア創意工夫いろいろ
8月には、埼玉県熊谷市で40℃を越え、京都府京田辺市では9月の国内観測史上最高の39,9℃を記録しました。ニュースでも、新聞でも、各小中学校のさまざまな工夫・対策が取り上げられていました。


『学習に集中できるのは、25~28℃とされ、文部科学省の基準では教室の温度を「30℃以下が望ましい」とする。しかし、全国約40万の公立小中学校の普通教室のうち、エアコンがあるのは10、2%(2007年7月調査)にとどまる』と書いてありました。
その文部科学省は当然エアコン完備でしょうね(官僚だけ完涼?)。


大阪府にある小学校では、緑のカーテン(ゴーヤやヘチマ)で教室の窓の外をおおって涼しそうな様子がニュースで映っていました。教室の室温が2℃下がるとのことでした。滋賀県下では、私が知っているだけでも、すでに以前から複数の高校などで取り組んでおられると聞いています。


大阪市にある小学校では、運動場に「ミスト散布器」付きのテント2つを設営し、テントの屋根のふちから霧状の水が噴き出すようにした様子がニュースに映っていました。これは、滋賀県東近江市の8月イベント「コトナリエ」でも、2カ所以上でしておられ、その下に行くと、霧が冷たくて気持ちよかったです。


滋賀県豊郷町にある小学校では、小規模校でも運動場の4隅にテントが設営してありました。運動会の練習では、4隅に集合する場合があるので、子どもたちの動きを想定した(子どものことを思う)よい対策ですね。


埼玉県熊谷市にある小学校では、児童が水でぬらしたタオルやバンダナを首に巻いて授業を受けると、8月30日の緊急職員会議で決めたそうです。とっさの柔軟な対応で、拍手ですね。この方法は、過去にも、自分でやっていた子を何人も見たことがあります。その子たちは、「首筋がぬれて気持ちいい」って、休み時間のたびに水道へタオルをぬらしに行っていました。


徳島県美馬市にある小学校では、校舎の南側全面に遮光ネットを張られて、少しは涼しくなったようです。なかなか大がかりです。ちょっと思いつかないですね。


京都市にある高校では、文化祭に備え、体育館の屋根に水を流す仕掛けを作ったとのことです。水飲み場からホースを屋根の上に延ばした簡単な作りだそうですが、おみごと!グッドアイデアです。


広島市にある中学校では、10日まで授業を5校時までに切り上げたとのことです。これだけ暑くては、授業にならないでしょう。批判されることのない、妥当な判断だと思います。


兵庫県西宮市にある小学校では、運動会を3週間延期にしたとのことです。炎天下での練習の負担は大きすぎると判断された、勇気ある決断です。運動会延期というのは、幼稚園や保育園の運動会の時期との関連などもあり、なかなかできないことだからです。


埼玉県幸手市では、扇風機を教室の天井に4台ずつ設置したそうです。費用は628台分で約3100万円とのことです。これだけの予算を出せる自治体は少ないでしょうね。先にも紹介しました同じ埼玉県の 「全国一暑い」熊谷市では、H17、18年度で、全46校の教室に扇風機を設置しています。さすがは熊谷市、対策も早かったですね。


大阪府池田市では、伊丹空港近くの3割の小中学校は騒音対策のエアコンがあり、他の小中学校では教室に扇風機1台でした。それで、この8月末の緊急暑さ対策で、各教室に2台ずつ使えるようにと、机やいすなどの備品購入費を使って、1台5250円の業務用扇風機を250台購入したそうです。計算すると約131万円ですか?池田市、やりますね。


鳥取市では、H20年度から、中学校で扇風機の導入を進め、45%の教室で設置を済ませました。日本海側はフェーン現象対策で取りかかりが早いのでしょうか。


同じ鳥取県米子市にある小学校では、家電業者の在庫がないために、学校だよりで窮状を伝えたところ保護者から反応があり、各家庭の扇風機を借りることで何とか各教室1台ずつは確保できるそうです。おそらく、ほとんどの小学校では、この方法で急場をしのいでおられるのではないでしょうか。


以上、一律に「こうしましょう」ということではなくて、各小中学校が先生方のアイデアを出し合って、それぞれ自分の学校に合った創意工夫をすることにこそ、大きな意義があると思い、紹介しました。先生方の知恵の結集が、組織的な学校づくりになっていくからです。


私の子どもが卒業した小学校では、運動会当日の早朝、各地域のお父さんたちが軽トラックに自治会のテントを乗せて運びこみ、運動場に全地域のテントを設営します。出動人数の少ない地域があれば、他の地域のお父さんたちが手伝います。ルールではありませんが、お互いに助け合う伝統みたいに受け継がれています。そう言えば、地蔵盆の時に、「7時に出発しようか」と相談をしてはりました。


以前は、新幹線のそばの小中学校には騒音補償で教室だけはエアコンがついていました。心配なのは、オープンスペースの小学校で、もし全館エアコン導入なんかして、廊下も含めて全館で毎日(夏も冬も)エアコンを使い続けたら、電気代がすごい金額(1台あたり数万円?)になり、その分だけ他の予算が削られるのではないかということです。人口15万人の埼玉県深谷市(小中学校28校)の試算、エアコンなら年間電気代は一千万円以上だそうです。(金額公表は控えます)


万が一、教職員数が減らされたら、たいへんです。エアコンを導入するなら、オープンスペースをあきらめるのが、エコであり、ほんまの環境教育(限りある電力資源を大事に使うこと)なのでは、と思うのですが、どうでしょうか。オープンスペースを優先するなら、扇風機が妥当ではないでしょうか。税収減・緊縮予算のご時世ですから。ザ・ブルーハーツも、歌っていました。「なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ、なるべくいっぱい集めよう、そんな気持ちわかるでしょう・・・・」


追加(水分補給について、以下の文を読んで、なるほどと思ったので、紹介します)


『 普通に生活していても、毎日汗や尿などで成人では平均約2.0~2.6リットルもの水が失われます。それなら1日2.0~2.6リットルも水を飲まなければいけないのかというと、そんなことはありません。水分は食事からもとれるし、食べ物の代謝のときに体の中で作られる水分もあるので、バランスのよい食事をしていれば、成人の平均で1日1.3~1.5リットル程度の水を飲めばよいのです。
 一度に飲む量はコップ1杯(150~200ml)程度が適当です。一気飲みをしても効果は上がりません。夏場は、のどがかわく前に、というこまめなペースがいいでしょう。
冷房で除湿をしていると水分をたくさん失うので、油断大敵です。外回りで汗をかく人は、脱水症状を起こさないよう積極的に水分補給をしなければなりません。お風呂上がりはビールで水分補給するから、ビールをおいしく飲むため入浴前も水分はがまんしておこうという考えはまちがっています。アルコールには利尿作用があるので、水分補給にはなりません。入浴中は汗をかくし、お風呂にも利尿作用があるため、入浴前後の水分補給は大切です。
 私たちの体の約60%は水分でできています。水は体そのものを構成しているだけでなく、栄養分の運搬や老廃物の排泄、体温調節など、大切な働きをしています。体内の水分量は常に一定に保たれている必要がありますが、水分をためておくことはできないため、尿をはじめ汗や排泄などで失った水分は、こまめに補給する必要があります。』以上です。


水分補給のお願い(保護者向け依頼文の例)


今年2011年は熱中症で救急搬送される人が例年より多いそうです。
今、地元の集団登校(小学校)の付き添いをしていて、気になることがあります。                        
それは、子どもたちの水筒のサイズが、意外に小さい子が少なくないことです。                                            
かつて、スポ少でも、学校でも、次のような文書を配布しました。体温上昇を防ぐには、血液の温度上昇を防ぐために、こまめな水分補給が欠かせません。
子どもたちの熱中症予防のため、参考になれば、幸いです。


あるスポーツ少年団の場合


                 平成  年5月  日
保護者のみなさま
                 スポーツ少年団育成会会長 


   練習や試合における、子どもたちの水分補給について(おねがい)


 初夏の候、平素は育成会の活動にご協力いただき、まことにありがとうございます。


先日は、練習試合に行って、3試合しました。ジュニアの試合も2試合ありました。途中で子どもたちの水筒がからになり、スポーツドリンクを10リットル、買いに走りました。1試合(試合前の練習も含めて)あたり500ミリリットルほど水分補給している子が多かったです。


5月~10月は、2~3時間の練習中にかく汗の量が、約1,5~2リットルほどになるそうです。脱水やけがを防ぐために、少なくても20~30分に100~200ミリリットルずつ、水分を補給しなければならないと言われています。(いずれも個人差あり)


体から水分や電解質が失われると、筋肉に血液が供給されにくくなり、足がつったり、ねんざ、つき指もしやすくなります。


つきましては、下記のとおり、子どもたちにスポーツドリンクやお茶を持たせてください。また、おうちでも、監督のご指導と同じように、水分補給の大切さを子どもたちに話してやってくださいますよう、お願いいたします。


               記


水曜日の練習(2時間)    少なくても1リットル できれば1,5リットル


土曜日の練習(3時間)    少なくても1,5リットル できれば2リットル


練習試合や公式試合(1日)少なくても1,5リットル できれば2リットル


ある小学校の場合


                  平成  年7月  日
保護者のみなさま


                      ○○ 小学校
        校 長 ○○
    2学期からの子どもたちの水分補給について(おねがい)


 盛夏の候、平素は、本校の教育全般にかかわり多大なるご支援・ご協力をたまわり、まことにありがとうございます。
夏休みが終わって2学期が始まりますと、運動会に向けて、日に2~3時間練習をする場合もあります。
5月~10月は、2~3時間の練習中にかく汗の量が、約1リットル以上になります。体から水分や電解質が失われると、筋肉に血液が供給されにくくなり、足がつったり、ねんざ、つき指もしやすくなります。熱中症や脱水やけがを防ぐために、少なくても休み時間になるたびに100~200ミリリットルずつ、水分を補給しなければならないと言われています。(いずれも個人差あり)


1学期は、ペットボトルのお茶を冷凍庫でこおらせて持ってきて、こおらせたペットボトルのお茶の氷をくだくために、机やかべをガンガンたたく子がいました。お茶を500ミリリットル持ってきた子は、午前中で全部のんでしまって午後は友だちにわけてもらっている子もいました。つきましては、下記のとおり、子どもたちにお茶を持たせてください。おうちでも、水分補給の大切さを、子どもたちに話してやってくださるようお願いいたします。


               記


☆水とうのお茶は、できれば1~1,5リットル程度は持たせてください。
(どの子も500ミリリットルのペットボトル1本では、たりません。ただし個人差があるので、お子さんに聞いてあげてください。足りなくて、友だちにわけてもらうことがないようにしましょう。) 
☆ペットボトルのお茶を、冷凍庫でこおらせるのは、おやめください。いざ、飲みたい時に、なかなかとけないので、必要な量を飲めないからです。(そうなると、子どもたちは、棚や机をペットボトルでたたき始め、困った状況になります)


以上、7月12日追加分です。


カミナリ落雷対策                                    「ゴロッと鳴ったら即避難」or「ピカッと光れば即避難」


秋分の日、千葉県いすみ市で行われていた、江戸時代から続く伝統的な地域の行事の終わり頃(場所:小学校グランド)、落雷で34人もの人がケガをされたことは、保幼小関係者にとっても衝撃的なニュースだったと思います。ケガをされた方々の一日も早いご回復を祈りつつ、これは他人事ではないと感じました。


今までから、雷がゴロゴロ鳴り始めたらプールから子どもを上がらせて体育館等へ一時避難ということは、している学校・園が多かったとは思います。今回、新聞では「いきなり」ということですから、今後は雷に対する一定の危機管理マニュアルも必要になるでしょう。ゴルフに行かれる方から聞いたのは、ピカッと光ったり、ゴロッと鳴ったら、すぐプレーを中断して、一時避難するとのことです。


本気で次のどちらがよいか、今、考え中です(前ぶれとしては、音より光が速いから・・・・)。「ピカッと光れば即避難」と「ゴロッと鳴ったら即避難」のどっちがいいのでしょう?どっちであれ、学校や園に子どもたちがいる間は、すぐ指示が出せます。


念のため少し調べてみました。『稲光りを感じてから雷鳴の音が聞こえるまでの間に若干のタイムラグがありますが、この時の現在地から落雷点までの距離は、光ってから音が鳴るまでが3秒間なら、およそ1kmと想定して計算します。かなり離れていると推測されるような場合でも、雷雲の移動速度は時速10~40kmほどありますので、近づくのはあっという間です。早めに避難するよう心がけましょう。』と書いてありました。参考になさってください。


問題は、徒歩や自転車で引率中はどうしたらいいか、ということですね。緊急避難場所も複数箇所、あらかじめ想定してお願いしておくことぐらいでしょうか。秋分の日の朝は、たまたま自宅周辺でも雷がゴロゴロ鳴っていました。まだ遠いなとは思いつつ、雨と遠雷の中、カッパを着て、自転車で練習試合に行くわが子の無事を、やっぱり親ですから、思わず祈ってしまいました。


以前、自宅の横の電柱に落雷がありました。その時は、わが家の電話(インタホン連動型)がおシャカになりました。そんな痛い目(思わぬ出費)にあったこともあり、パソコン・ルーター・無線ラン親機・プリンターは、4個口(スイッチも4個)の雷サージ付ガードタップ(1500円ぐらい)につないでいます。テレビ・電話・洗濯機・冷蔵庫などは、コンセントに差し込んだ雷サージ付タップ(200~300円)に、それぞれ差し込んでいます。うちは電話をやられましたが、ご近所には落雷で洗濯機をやられたおうちも、パソコンをやられたおうちもありました。局地的豪雨と同じで、この頃の落雷は予測できない怖さを感じます。気休めかもしれませんが、3000円ほどの、ささやかな落雷対策の紹介でした。


昔は「地震・雷・火事・親父」と、こわいものの順番を示す言葉として言われてましたが、今は「地震・雷・火事・不審者」が【重要】『四大危機管理対策』ということになるのでしょう。それとも、「地震・津波・竜巻・雷・火事・不審者+暴走車」でしょうか。


関連ページ


あったかいクラスの空気をつくる【担任のしなやかな役割4月~3月】

http://sg2takaboo.exblog.jp/24898387/



by takaboo-54p125 | 2010-09-25 05:25 | 保育・教育