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詩【親子で読みたい詩,谷川俊太郎さんの詩,相田みつをさんの詩,絵本の紹介】→詩「教室で小中学生と音読したい詩」(126編)一覧へも移動できます

詩「教室で小中学生と音読したい詩」(126編)一覧のURLを変更しました。以下のとおりです。
https://sg2takaboo.exblog.jp/28401221/
もし、よかったら上記URLをクリックしてご覧ください。126編の詩の題名と紹介文の一覧ですが…。

次の詩は、子育て(幼少期~思春期)における「親の役割のポイント」を教えてくれる詩です。

この詩は、詩集「一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある」水内喜久雄・編(PHP研究所)に50編載っている詩の1つです。

私も手元に1冊置いてありますが、本書を直接読まれることをオススメします。

『ピンチの時のお願い』       小林育子


ここまでは、「親子で読んで…」と言うより、「親自身が、自分のためにも子どものためにも、読み味わってほしい詩」だと言えるでしょう。

お子さんが眠った後にでも…。


次の詩は、かつて小学校1年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です。

親子でいっしょに声を出して読むと、楽しいですよ。

あいうえお・ん            つるみまさお


次の歌は、岐阜県中津川市の笠木透さんの作詞で、高石友也&ザ・ナターシャー・セブンがかつてLPレコードの中に収録した歌です。

詩を読む感じで、音読するだけでも楽しいですよ。

あいうえおとも おともだち    かさぎ とおる


私が次の歌を聞いたのは、高石友也&ザ・ナターシャー・セブンのLPレコードです。

クラスの子どもたちと、朝の会で歌っていました。

昭和30年代に移動パン屋さんが流していた曲です。

歌詞を口ずさむだけでも楽しいイメージがふくらんできます。

音読向きの詩であるとも言えます。

おなかがへってくるかも知れませんよ。

パン売りのロバさん        作詞 矢野りょう    


次の詩は、かつて小学校1年生の教科書(東京書籍)にのっていた詩です。
親子でいっしょに声を出して読むと、楽しいですよ。

おさるが ふねを かきました   まど みちお


谷川俊太郎さんの詩は、リズムもあるし、内容も、音読するのが楽しくなります。

うんとこしょ            たにかわしゅんたろう

おならうた              たにかわしゅんたろう

したもじり              たにかわしゅんたろう

わるくち                谷川俊太郎                          

つるつるとざらざら        谷川俊太郎

もしも                 谷川俊太郎


詩人・谷川俊太郎さんは、するどい指摘もされています。
「赤ちゃんは親から『よしよし』『いい子いい子』とあやされることで、言葉というものを幸せに習い始めた。

ところが、子どもは成長してくると、いつのまにか『早く』『やめなさい』とかの叱る言葉・管理する言葉に囲まれている。

身の周りにあるのは知識・情報だけで、ハウツーはあっても『知恵』はない。

生きていくための知恵は、自分の中から湧いて出てくるもの、知恵は『体ぐるみ』のものなのに」
だから、谷川俊太郎さんの詩は音読するのが楽しいというか、自分の体の内から発する音としての豊かな言葉に、出会えわせてくださっているのでしょうか。
とにかく声に出して読んでみてください。

かっぱ              たにかわしゅんたろう

きつつき             たにかわしゅんたろう

たね               たにかわしゅんたろう

ないないづくし          たにかわしゅんたろう

けんか               たにかわしゅんたろう


次の詩は、小学校1年生の教科書(日本書籍)にのっていた詩です。

いるか              たにかわしゅんたろう


次の詩は、小学校3年生の教科書(教育出版)にのっていた詩です。

ことば遊び歌           谷川しゅんたろう

 ののはな

 ことこ


次の詩は、小学校3年生の教科書(学校図書)にのっていた詩です。

こわれたすいどう         谷川しゅんたろう


次の詩は、小学校6年生の教科書(光村図書)にのっていた詩です(今ものっているかな)。

生きる               谷川 俊太郎


あいうえおうた          谷川俊太郎

「谷川俊太郎少年詩集『どきん』」詩の散歩道シリーズ(理論社)より

本書を読まれることをオススメします。


ひみつ              たにかわ しゅんたろう

うんこ              たにかわ しゅんたろう

「教室で読みたい詩12ヶ月」水内喜久雄・編著(民衆社)より  

この本には、たくさんの詩がのっています。3巻あります。珠玉の詩集です。
本書を直接読まれることをオススメします。


いついまいかいや!        谷川俊太郎

「谷川俊太郎少年詩集『どきん』」詩の散歩道シリーズ(理論社)より

本書を読まれることをオススメします。


うそ               谷川俊太郎

「いま中学生と読みたい101の詩」木坂涼&水内喜久雄・編(民衆社)より

素晴らしい詩集です。本書を読まれることをオススメします。


くんぽんわん           谷川俊太郎

って               谷川俊太郎

たいこ              谷川俊太郎

カロンセのうた          谷川俊太郎

この絵本「いちねんせい」には、全部で22編の谷川俊太郎さんの詩が載っています。
どの詩にも、和田誠さんのとても楽しい挿絵も書いてあります。
つい買ってしまいました。
本書をお子さんといっしょに直接読まれることをオススメします。



【相田みつをさんの詩から学ぶ「子育ての助言」】


このタイトルは、『相田みつを美術館』の館長であり、詩人・相田みつをさんの長男でもある相田一人さんの講演の演題です。

お話の中でふれられた相田みつをさんの詩をいくつか紹介します。味わってみてください。

わけ合えば          相田みつを

ぐち             相田みつを

ただいるだけで        相田みつを

子どもへ一首         相田みつを
いのちのバトン        相田みつを

つまづいたおかげで      相田みつを

いのち            相田みつを

傍観者             相田みつを

外灯というのは         相田みつを

こころ            相田みつを

本気             相田みつを

七転八倒           相田みつを  (七転八起じゃありません)

見えないところで       相田みつを

枯れたすすき         相田みつを
 (無題)          相田みつを   うつくしいものを…(中略)…うつくしい

「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」相田みつを(ダイヤモンド社)、「育てたように子は育つ」相田みつを(小学館)を直接読まれることをオススメします。

相田みつをさんが、人の命より大事なものは、この世に何1つないのですと、損得ぬきで最も大切なことを、ズバリ言っておられます。


【子どもの本屋さんがすすめるロングセラー絵本】


新聞に「子どもの本屋さんがすすめるロングセラー・ランキング」がのってました。

販売部数のランキングでは、ありません。


東京の『クレヨンハウス』名古屋の『メルヘンハウス』など5つの子どもの本屋さんへの取材をもとに、

25年以上読まれ続けている本の中から選ばれた「これはおすすめ!」の絵本です。

部数も初版本が古い出版社の部数だけです。実際はもっと部数の多い絵本もあるでしょう。


①ぐりとぐら         (1967年・S42年)432万部

②三匹のやぎのがらがらどん  (1965年・S40年)236万部

③もこ もこもこ       (1977年・S52年) 82万部

④いない いない ばあ    (1967年・S42年)467万部

⑤しろくまちゃんのほっとけーき(1972年・S47年)224万部

⑥からすのパンやさん     (1973年・S48年)200万部

⑦ちいさいおうち       (1954年・S29年)183万部

⑧はらぺこあおむし      (1976年・S51年)514万部

⑨わたしのワンピース     (1969年・S44年)148万部

⑩おおおきなかぶ       (1966年・S41年)250万部


第2位に私も好きだった「三匹のやぎのがらがらどん」が入っていたのは、なんかうれしいですね。

素話のページには「やぎさんふとってデンガラドンのドン」というタイトルでのせてありますので、ごらんください。


次は読み物です。

①エルマーのぼうけん     (1963年・S38年)256万部

②長くつ下のピッピ      (1964年・S39年) 52万部

③大どろぼうホッツェンブロッツ(1966年・S41年)115万部

④星の王子さま        (1953年・S28年)560万部

⑤いやいやえん        (1962年・S37年)193万部

⑥ふらいぱんじいさん     (1969年・S44年)122万部

⑦モモ            (1976年・S51年)293万部

⑧ちいさいモモちゃん     (1964年・S39年)119万部

⑨魔女の宅急便        (1985年・S60年) 79万部

⑩くまの子ウーフ       (1969年・S44年)321万部


魔女の宅急便の原作は、初版から25年もたっているとは知りませんでした。

ジブリ映画が公開されたのが1989年(平成元年)ですから、映画も20年以上たつのですね。


『五味太郎さん「らくがき絵本」20年』

という記事が昨年2010年12月1日(水)朝日新聞の30面に載っていました。記事を少し紹介させてください。


『絵本作家・五味太郎さんの「らくがき絵本」(ブロンズ新社)が出版されて20年。

五味さんが途中まで描いた絵に、描き足したり、色を塗ったりして「自分の絵」に仕上げるこの絵本は、17カ国、18の言語に翻訳されている。

「書き込み式なので、まっさらな画用紙より描きやすい」とリハビリにも使われている。

丸皿の両脇にフォークとスプーン。

「ごちそうをかきましょう」と言葉が添えられている。

木なら、幹と枝だけ。

「食べ物や葉っぱは、描くのが一番楽しいところ。

だけど、そこは我慢して描かない。

一番いいところを譲っているわけ」五味さんが解説する。

…「らくがき絵本」は368ページ。再生紙を使った電話帳のような本だ。

…依頼を受けた五味さんも、「子どものために、ではなく、子どもから参加できる本をつくりたかった」と意気投合した。

続きは読者が描くので、著者名は五味太郎ではなく、「五味太郎50%」とした。


当初、「分厚すぎて売れない」と言われたが、版を重ねた。2000年、フランスでの出版を皮切りに、韓国、イギリス、アメリカ、スペイン、ドイツと海外にも広がり、累計360万部を越えた。

子どもたちが描いた絵を見ると、色使いなどにお国柄が表れている。

…「らくがき絵本」は阪神大震災で被災した子どもたちも支えた。

…「心にためこんだ思いを、早く発散させてあげることが必要だった。

火山の絵は、恐怖心やショックを引き出してくれた」…』(たくさん抜粋して、ごめんなさい)


震災で恐怖やショックを受けた子どもたちからも、脳卒中のリハビリ中の患者さんからも、

何かマイナスのものを解き放ち、プラスになるものを引き出し、さらにイメージの広がりへといざなってくれる「らくがき絵本」って、すごいんや~と思いました。

世の中の人は、みんな知っていたのかなぁ、私だけ知らなかったのかなぁ、と恥ずかしいような、くやしいような

…でも、先月、ぐうぜん知ることができて、素直によろこんでいます。


と思っていたら、なんと、実物を二男の本棚で発見しました。

わが家の、こんな所になんであるのかなぁ、と思いつつ、ペラペラッとめくってみました。いくつか紹介します。


「らくがきをしましょう。おじさんにみつからないように、さささっとかいてしまいましょう」と書いてありました。

大きな塀と、ほうきを持ったおじさん(こわそう)が書いてありました。


「きたないいろに、ぬりましょう」と書いてありました。ぞうきんと、上ぐつが書いてありました。


「ことばをかきましょう」と書いてありました。

ケンカをしている女の子と男の子が書いてあり、

その周りに10人ほどの友だち(いろんな表情とリアクション)が書いてあり、

全員にセリフを書ける「吹き出し」も書いてありました。

なかなかおもしろそうです。

【わが子のために、親自身が読んでほしい絵本】


『おこだでませんように』


先日、子どもより親が読んでほしい、という絵本を教えてもらいました。

一気に読みました。

涙がボロボロこぼれました。 

すぐれた児童文学の本で、泣けてきた経験はありますが、まさか、私が絵本で泣いてしまうとは

…子育て中の全ての保護者のみなさんに、ぜひ読んでほしい 

…ステキな親子でいるために、と思い、紹介します。


題名 「おこだでませんように」(「ま」という字は鏡文字になっていました)
作者 くすのき しげのり
発行 小学館
定価 1,500円


 作者の、くすのきしげのりさんの「あとがき」だけ紹介します。


「『おこだでませんように』そう書かれた小さな短冊(たなばた)を見た時、私は涙が出そうになりました。

短冊を書いた男の子は、いつも怒られているのでしょう。

この子が、楽しいと思ってしたことや、いいと思ってしたことも、

やりすぎてしまったり、その場にそぐわなかったり、あるいは大人の都合に合わないからと、

結果として怒られることになってしまうのかも知れません。


でも、この子は、だれよりもよくわかっているのです。

自分は怒られてばかりいるということを。

そして、思っているのです。

自分が怒られるようなことをしなければ、そこには、きっとお母さんの笑顔があり、ほめてくれる先生や、仲間に入れてくれる友だちがいるのだと。


そんな思いを持ちながら、それをお母さんや先生や友だちに言うのではなく、七夕さまの短冊に、1文字1文字けんめいに書いた『おこだでませんように』。

この子にとって、それは、まさに天に向けての祈りの言葉なのです。


子どもたち一人ひとりに、その時々でゆれうごく心があります。

そして、どの子の心の中にも、このお話の「ぼく」のような思いがあるのです。

どうか私たち大人こそが、とらわれのない素直なまなざしを持ち、子どもたちの心の中にある祈りのような思いに気づくことができますように。』


以上、作者の、くすのきしげのりさんの「あとがき」でした。
みなさんも、ぜひ一度、図書館へ行って、絵本『おこだでませんように』を手にとって読んでみてください。私は購入して手元に置いてあります。浜松市の幼稚園で紹介したら、講演終了後に本屋さんへ買いに走った保護者さんがおられて、びっくり!

とにかく読み終えた瞬間から、お子さんを見る目が「曇りなき眼(まなこ)」になるステキな親になれるかも~知らなかったお子さんの思いを発見できるとイイね^^


【追加】2024年1月26日の朝刊で紹介されてます

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by takaboo-54p125 | 2010-07-30 00:34 | 子どもと詩